Daydream訪問記・Vol.2(前編)

―しゃあみの日記特別編―

【プレイレポートへ】
 

 この訪問記は、私しゃあみが久しぶりにテーブルトークカフェ・Daydreamを訪れた際の出来事をまとめたものです。


 
―1年ぶりの店内は―

 2003年12月6日。

 実家へ帰る途中、Daydreamへ寄り道しました。目的は店頭で販売している同人誌『TRPG120%』Vol.5と、雑誌『ロール&ロール』Vol.3を購入すること。後者は売り切れの可能性もありますが、その時は新宿か秋葉原のイエローサブマリンへ足を運べばいいのです。
 上野駅から延々歩き、13時頃お店に到着。エレベーターのドアが開くと、受付にいたのはエプロンをした男性の店員さんでした。記憶していたより、物販スペースの品揃えがはるかに充実していて驚きます。ガラスケースの中にはダイスが箱に入って売っていて、その隣に菓子パンやスナックが並んでいます。
 さて、まずは目的を果たさなければ。店員さんに『TRPG120%』を買いに来たことを告げ、奥から出してもらいます。また、『ロール&ロール』の方は店頭在庫のみだそうです。売り切れてなくてよかったー。

 ここで、店内が結構騒がしいことに気づきました。ロールカーテンで区切られた4つのテーブルは、ほぼ満席。「どこもゲーム中みたいですね。今から入れる卓なんて、ありませんよね?」ダメモトで尋ねてみたところ、「いや、実は私がこれからクトゥルフの卓を立てようと思っていて、そこにプレイヤーさんが2人います。あとひとりくらい来ないかなーって待ってたんですよ」。そして店の奥からかかる、「店長ー」という声。あっ、この方が店長さんなのね。
 『クトゥルフの呼び声』・・・触手もとい食指が動きます。最初は買い物だけして実家へ帰るつもりでしたが、久しぶりに遊べるチャンスを逃すのはあまりに勿体無い気がしました。「今からゲームを始めて、何時頃までかかりますか?」「そうですね、4時くらいには終わりますよ」お。16時に終わるのなら、金銭的にも体力的にもそんなに厳しくはなさそう。「4時までですね。じゃあ、参加します!」
 先に本のお金を払おうとしたら、「後でまとめてお会計する方が、スタンプをまとめて押せるんでお得ですよ」と店長さんが一言。こういう細かいフォローっていいですね。
 

―『クトゥルフの呼び声』キャラメイク編―

 「急遽参加させていただきます。よろしくお願いします」あいさつして着席。「お2人はもうキャラができているので、ちゃっちゃと作っちゃってください」店長さん=KP(クトゥルフにおけるGMの呼称)がさらりと言います。ちゃっちゃと、と言われましても、私クトゥルフのプレイ経験って数えるほどしかないですけど・・・。促されるがままにダイスを振り、能力値を決定します。出た数字を入れ替え可能ということでしたので、DEX(回避能力に直結、生き残りのため)とPOW(SANこと正気度に直結、発狂は怖いので)を高めに。
 「他のお2人はどういう系統の技能を取ってるんですか?」取っ掛かりを掴むべく尋ねると、ひとりは23歳のプログラマー(コンピュータによる情報収集、マーシャルアーツ技能持ち)、もうひとりは30歳の保険勧誘員(説得、言いくるめ、信用など対人交渉系に特化)という答えが返ってきました。そして、2人とも図書館技能を取っていないようです。ふむ・・・大学生にするのが妥当な線かしら。
 迷ったあげく、性別は女性にしました。名前は黒木杏樹(くろき・あんじゅ)。ニット帽がトレードマーク、サークル活動に熱をあげ勉学は疎か、という、いかにもな大学生キャラ。プログラマーや保険勧誘員との接点って殆どなさそうだけど、大丈夫かなぁ。

プレイレポート(長いので別ページ)
 

―女性に優しい! まとめにかえて―

 突然ですが私は妊婦です。したがって冷えは大敵です。また、お腹が大きくなるにつれて、和式のお手洗いにしゃがむのが厳しくなってきています。
 そんな、何かと不自由な私にとって、Daydreamの設備とサービスはとても有り難かったです。まず、室内に暖房が効いている割に足元が寒かったため、着ていた上着を膝に掛けていたら、店長さんがすぐに気づいて膝掛けを2枚貸してくださいました。お手洗いも洋式で、とても広くてゆったりできました。公共施設だとなかなかこうはいきません。お金を払って遊びに行くだけの価値はある――そう思いました。
 


Review Vol.1

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