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TORGリプレイ

『CONNECT』

あとがき

 
 ディアンのプレイヤー、しゃあみです。リプレイ『CONNECT』、完成まで恐ろしく時間が掛かってしまいました。具体的には、現役大学生のプレイヤーさんが、社会人になってしまうくらい(!)。

 この『CONNECT』は、当サイトに掲載しているリプレイ・プレイレポートの中で、最も詳しくオーロシュを取り上げた作品です。怖いシチュエーション、ゾッとする演出も随所に見られますが、それ以上に「感情を揺さぶる」演出がてんこ盛りです。
 裕人とサバシーナの会話なんて、もう・・・。全部が全部、エモい、という感想しか出てこない・・・。語彙が消失する・・・。
 あの時の空気感を、できる限り再現したいと思いながら編集しました。皆様の心にも「何か」が届いたなら、とても嬉しいです。
 

 裕人がヴァンパイアであると判った時、ディアンが最も恐れたのは、「真実を知ること」でした。
 

 邪悪な存在から、人々を守る。聖騎士としてではなく、オレ自身が、そう生き抜くと心に誓っている。
 もしも、ユウトが堕落した存在であるなら、オレはユウトを討たなければならない。
 

 ディアンは、「裕人は自分の仲間でありストームナイトである」ことを、信じたい気持ちでいっぱいでした。だから、巽工作機で暗躍する優美を、裕人の妹であることは気にせずに「邪悪なヴァンパイア」と呼び、邪悪な存在を倒すために力を貸してくれ、と裕人に頼んだのです。
 

 ユウトが頷いてくれるなら、信じることができる。
 ヴァンパイアの力を使おうとも、ユウトは、オレの仲間、ストームナイトだ。
 

 一方で、裕人も自分が何者であるか思い悩んでいました。「ヴァンパイアである以前に、俺はストームナイト」という答えは、これ以上ないベストアンサーでしたし、ディアンもそれを聞いて、心の底からホッとしました。
 

 最終決戦での、克服チェック。ここまでのロールプレイの積み重ねが台無しになったらどうしよう、と恐れつつ、でもここで逃げちゃダメだ、と腹をくくってダイスを振りました。出目が気持ちに応えてくれて良かったです!
 おかげでバロン・インサイディアの出番が減ってしまいましたけどね。でも、彼の“ロマンス”は、まだ継続中なので、きっと次の話でも意味ありげに現れてアン姐さんにナイストスを上げてから、美学を貫いて去っていくことでしょう(笑)。

 ディアンの背中を押してくれた、ソウジとアン。2人とも、本当に素敵なストームナイトでした。
 ソウジは真面目っぷりが一周回って面白い、社畜くん、という設定ですが、誰よりも熱い正義の心・・・いや違うな、現実を打破しようとする気概を持っていると感じました。潜入中であることも忘れて啖呵を切るところは、今作屈指の名場面です。
 アン姐さんは、失った思い出を胸にしまって、強く美しく生きている女性。バロンの告白に対する返答には、卓の一同から「カッコいい・・・」の呟きが漏れました。惚れます。
 

 初めて会った時の裕人は、ディアンにとって、完全な庇護対象でした。でもエピローグでの彼は、何の心配も要らない、立派なストームナイトでした。ラストシーンで手を差し出された時には、胸に込み上げるものがありました。
 

 ユウトの未来に、幸福があらんことを。
 

 最後までお読みいただきありがとうございます。次の場所では、あの強力関が番付に戻ってきます! 前作『Be Alive』で明かされた衝撃の事実に、GMが様々な素材を足して作り上げた、極上のちゃんこ! 果たしてそのお味は?!

 TORG『Be Strong』。ごっつぁんです!

2019.08.24(次回予告、ノリノリで書きました) しゃあみ・拝
 


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