Eternal Smile > L' aprés-midi long de la Terre
 

あとがき

 
　リプレイ『地球の長い午後』、いかがでしたでしょうか。
 

　ディは全然活躍できませんでしたけど、このセッションは、私にとって一、二を争うお気に入りです。
　全編を通して、とにかく大仕掛け。
　人工衛星が落下するという冒頭から、ぐぐっと物語に引き込まれました。
　世界中をゴッドネットが覆い、サイバー教皇領が同時に侵攻を開始した時には、一体どうすればいい？　と、言葉を失いました。
　ジャン・マルローの計画のスケールのでかさに、衝撃を受けました。
　それだけ用意周到に事を進めておきながら、マルロー退場、という幕引きには、きっと驚いて（あるいは笑って）いただけたのではないかと思います。
 

　今回のキーパーソンは、間違いなくリンちゃん。
　彼女が名前をつけ、個体として確立させたことで、ネットエンティティだったアルファは、生還を果たしました。ＧＭいわく、あの〈説得〉と命名イベントがなかったら、ゴッドネットが消滅する際、一緒に消滅していたとのことです。
　また、コピーマッコイの死亡フラグを指摘し、そのフラグを自らの手で成立させてしまうところは、見事としか言いようがありません（笑）。本物のマッコイには気の毒ですが、あれは爆笑ものでした。
 

　とはいえ、マッコイだって、ラストバトルで不覚を取ったところを除けば、死ぬほどカッコ良かったです。信じられないことに、例のモノローグは、原文から一字一句変えていません。あの奇跡のようなセリフを生で聞けたことを、嬉しく思います。
 

　大悟の攻守両面における力強さは、とても頼りになりました。ラストの三連続攻撃は特にすごかったです。あのダイス運を少し分けてほしかった！　そして、単に強いだけでなく、正義を愛するナイルヒーローをきちんと演じているところもナイスです。デス・ホークとの会話は、その噛み合わなさが、聞いていて面白かったです。
 

　最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます！
　さてさて、次回作ですが、昨年１０月、久しぶりに私がＧＭを担当したセッションのリプレイをお届けします。タイトルは『アル男の肖像』。笑いの絶えない、ハイテンションな短編になると思います。登場ＮＰＣはご想像にお任せします。多分あなたの予想は当たりアルよ！
 

2009.04.13　しゃあみ・拝
 

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