Eternal Smile > CONNECT 『CONNECT』 限りなく今に近い未来……… Prologue 裕人:はい。 GM:で、常に吸血衝動に襲われていて、何かある度に、お腹減ったなー、この人の血を吸ったら美味しそうだなー、と思うわけですね。ゲーム的に言うと、本来、一日に生き血ひとり分吸わないと生きていけません。それ以外で誤魔化すんだったら、もっと別の生き物の血をいっぱい吸わなきゃいけない。 ディアン(以下ディ):人間の血は吸ってないんでしたよね。まだ一度も。 GM:ずーーーっと我慢してます。 ソウジ:血以外吸えないの? 嗜好品としてもダメなんだ。 GM:ジュースとか紅茶とかを飲むと、ドブのような味がするはずです。 裕人:まさに、東京喰種(グール)。 アン:人間時の記憶がある分、逆に辛い。 GM:というのがあるので、ひとつの場所に長くいられない。家族とも連絡を絶っていて、たまに、ストームナイト的な活動をしています。 裕人:そういえば、放浪年数を決めておかないと。 GM:だいたいどのぐらい放浪した? 裕人:最低でも1年以上は経ってることは確実です。2年にします。 GM:わかりました。その間に、裕人くんは、ディアン・オブローという、有名なストームナイトに出会います。 裕人:あっ、テレビの人だ! カシャ、カシャッ(携帯のシャッター音)。 GM:最初こんな感じでした。ディアンは彼を見て、可愛らしいなー、でもなんか寂しそうだなー、守ってあげたいなーって思って、優しくしてたんですけど、彼は、人に優しくされるのが怖いんですよ。 裕人:近づき過ぎたら。 GM:やっちゃうかもしれないから。でも、初めて彼は、ディアンに、連絡先を渡しました。 ソウジ:へぇー。 裕人:面白いことに、ヴァンパイアの霧化する能力とか、人間の頃より《敏捷度》が上がってるのとかを、全部、パルクールっていう、フランス発祥のアクションなんだよ、ってことにして、ディアンさんはそれを信じている(笑)。 GM:僕、パルクールやってて、街中をバンバン、忍者みたいに飛ぶんですよー。アクション映画とかで観たことないですか? ディ:そうか。すごいな、パルクールは。 ソウジ:ちょっと心配になってくるぐらいの純粋さだ。 GM:そんな裕人くんも、リンクが切れると、ヴァンパイアじゃなくなって、その場所の人になります。 裕人:やったー! GM:って言って街に出ると思う。だって、その時だけは、お腹はすっげぇ減ってるけど、人を襲ったりしないから。 裕人:人混みの中、たーのしいー! ソウジ:どういう条件で切れるんですか? GM:ゲーム的に言うと、特殊能力とか、その場所にはないものを使った時に、20面サイコロ振って1、です。 【CAST】
ディ:・・・・・。 GM:ディアンはアイルの聖騎士なので、邪悪は滅ぼさなきゃいけないんですよ。 ソウジ:なるほど。真実を知った時、二人がどうなるのか。 アン:邪悪な奴は、外見でわかるんだっけ。 GM:アイルに行くと、魂の有り様が、わかります。そして、今まで彼をアイルに行かせたことはありません。この日のために取っておいたのだ! 裕人:うわー、怖いー。 GM:で、社畜は・・・(笑)。 ディ:社畜って言うなー! ソウジ:せめて名前を呼んでほしいな。最近自分は、労働組合(ユニオン)を立ち上げようと頑張ってて、会社と仲が悪い。 GM:クラスは企業忍者だったよね。企業忍者の権利を! 休みを! ディ:組合忍者?(笑) ソウジ:我らにも人権を! GM:あなたは、とある新興企業が、宇宙開発をしようとしていて、その関係で雇われることになります。企業忍者が雇われるってことは、「隠してあるものを持ってこい」か、「持ってこれないならぶっ潰せ」のどっちかなんですけど(笑)。 ソウジ:なるほど。 GM:アンさんは、百発百中の凄腕のスナイパーで、未亡人。 裕人:なんてオイシい設定なんですか。 アン:ディアンに酒飲ませたことバレたら、怒られる。 GM:大丈夫大丈夫。酒飲んじゃいけない、って戒律はないから。 ディ:疲れてるみたいだな、ほら、って言って、差し出されたのを水だと思って飲んだ。ありがとう。ごくっ。パタン。 アン:こっちは確信犯だけどね(笑)。 GM:サーカス列車と別れた後、あなたは傭兵稼業に戻り、色んなご縁もできたし、ストームナイトとして活動しようとしていた矢先に、とある事件が起き、ということになります。引っ張られる形か、首を突っ込む形か、どっちがやりやすいですかね。 アン:引っ張られる方かな。ある程度の距離になったら、自分で動くし。あとは、撃つ必要のある悪党がいれば、すごいわかりやすい。 GM:了解了解。ではスナイパーとして雇われて、迎撃任務に当たる、という形になります。 "Eternal Smile" Since 2002.02.02 E-mail:charmy_s@mac.com |