TORGプレイレポート

『Keynumber is THE "6"

 
 

Epilogue

 
 こうして、TORGとなり世界を支配しようとした
 金輪龍一の陰謀は潰え去った。
 そして、数日後。
 


 トルウィン・タンクレッドが深々と頭を垂れる。

「金輪龍一のあまりの力の前に、私は忠誠心や〈名誉〉を買い取られ、邪悪に染まってしまいました。〈名誉〉を取り戻すまで会う機会はないでしょう。では、さようなら」

稼頭姫:「あっ、言い忘れていたわ。私が金輪龍一を買い取った以上、貴女の〈名誉〉は私が返してあげる。それが不服だと言うならば、貴女の望むようになさい」

「ありがとうございます。では、差し出がましく言わせてもらいます。不服です」(笑)
 


 トルウィンと入れ違いに現れたのは、驚くべき人物であった。

「やあ、久しぶりだな」

カケル:「何ぃ! Dr.メビウス、お前は死んだはず・・・」

「さすが阿笠、素晴らしい〈説得〉だった。心が震えたぞ」

カケル:「俺の疑問に答えてくれ」

「稼頭姫。お前のマネー・ウォー、恐ろしい威力だった」

カケル:本気で無視されてねぇ?(笑)

「アーウィン、アーディネイとトルウィンは頼むぞ。そして、カガリベカケル。答えてやろう。あの時買い取られたのは、悪のハイロードDr.メビウスとしての財産と名義。だがわしは違う。わしは正義の使者、デス・ホークだ!」

アーウィン:・・・ありゃ?

「悪のファラオはもう死んだ。わしはこれから、善なるヒーロー、デス・ホーク!」

カケル:めっちゃ悪人っぽいやんけ!

稼頭姫:「ちょっといい? 貴方のその名前、買い取らせてもらうわ(笑)。デス・ホークはやめて、ホーリー・ホークとでもしなさい」

「ホーリー・ホークか。そうか、いい名前だな。ホーリー・ホーク!」
 


 そこへ、テレビ局のレポーターが現れる。

「すみません、新ストームナイト・トゥデイです! 高名なストームナイトの皆さんに直接インタビューしたいと思います。では、アーウィンさん、どうぞ」

アーウィン:「あなたたちは救われました。あなたたちの財産はきっと、元に戻るでしょう」

「カガリベさん、どうぞ」

カケル:「いや、俺、今車のチューニングに忙しいから、じゃあな!」

「では、60億人説得の立役者、阿笠さん、どうぞ」

阿笠:「私にはこれ以上言う必要はないと思う」

「全てを語り尽くしたと言うのですか、さすがです! そして、金輪龍一、TORGを倒したという・・・TORGが何かは判りませんけど、伴稼頭姫さん、どうぞ」

稼頭姫:「財産ってのはね、一から築くことに意味があるのよ。金輪が集めた金になんて、興味がないわ。だから私は、皆さんに財産を還元します」

「皆さん聞きましたか! ここに、財産の還元が宣言されました!」
 


アーウィン:では私は最後に、空に向かって鳩をぱたぱたと羽ばたかせます(笑)。

カケル:まだ持ってたのか!

阿笠:というか、4年半もずっと一緒に寝てたのか?(笑)
 

限りなく今に近い未来………
今夜、あるいは明朝、さもなければ来週……ほんの少しだけ未来の物語
 

第5回トーグオンリーコンプレイレポート
『Keynumber is THE "6"』 Fin.

---Thanx for all players, readers, gamemaster, AND ATTRACTIVE NPCs !
 


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