Eternal Smile > Le Detour du Soleil 『太陽のまわり道』 第一幕
GM/ソレイユ:「おにーさんって、つよかったんですね」(笑) ロン:最初は何だと思ってたんだ、と思いつつ。「武道家だからな」 GM/ソレイユ:「ブドウって、なんですか?」 ロン:「矛を止めると書いて武と読む。その道のことだ」・・・絶対理解できないと思うんだけど(笑)。 GM/ソレイユ:「むずかしすぎて、わかりません」 ユウイチ:「えーと、騎士道とかは解るかな? それと武器が違うだけで、その道の筋の人だ」 GM/ソレイユ:「もうすこし、かんたんにせつめいしてくださいよお、ミシェルおにーさん」 ライアン:ちょっと待て、ミシェル? メイ:来たー! ひょっとしてこれはアレか? ロン:「ミシェルお兄さん?」俺に向かって言ってます? GM:はい! ロン:「・・・誰?」(笑) ライアン:つまり、“人物誤認”! ユウイチ:「ロンさん。あなた、ミシェルという名を持ってるんですか?」 ロン:「ないないないない。アメリカ系中国人だけど、そんな名前はない」 GM:因みに、マックス・ボルテージは、まだ気を失ったままです。かなりの大怪我なんで、誰か何とかしてやってね。 ロン:何でお前がヒロイン属性なんだよ。こーいう時に気を失ってるとかさ。 GM:それはほら、ソレイユを庇って、とか、そういう風に考えましょうよ。 ユウイチ:え、ソレイユちゃん庇ったのは私だもん。ただのマヌケ? メイ:早く手当てをしないと! ユウイチ:では〈応急手当て〉しときましょう。「おい、マヌケ、生きてるか?」(コロコロ)達成値14。 GM:とりあえず出血は止まって、目を覚まします。 ユウイチ:包帯がなくなっちゃったんで、そこら辺に落っこってた、何かの布切れで巻いております。 リリアン:きちんと後で病院へ運ばないと、感染が怖いな。 GM/マックス:「うっ、うう・・・レルムランナーのキミ」 ユウイチ:「えっ? まあ、レルムランナーですね。でも、私はただの運送屋ですから・・・」 GM/マックス:「頼みがあるんだ。ソレイユちゃんを、イングランドまで連れて行ってあげてはくれないか?」 ライアン:「(横から)えー、金は幾ら払える?」 ユウイチ:「こっちも航空機を使う以上、お金が掛かっちゃうんだよね。特に燃料代って高いんだよね。航空燃料は最近値上がりしてるし」 GM/マックス:「解った! 僕の全財産5ロイヤル(*17)でどうだい?」(笑) メイ:ロケットレンジャーと同じ金額だ! ロン:よかったな。持ってるだけマシな方だ。 GM/マックス:「あの子の手を取った時、衝撃が走ったんだ。この子は何か、辛い宿命を背負っているに違いない。命に代えても守ってあげたい。そう思ったよ」 ユウイチ:それは置いといて、ソレイユちゃんの方を向いて、「キミのお家はどこ? イングランドだよね?」って確認してみよう。 GM/ソレイユ:「おうち、ですか? いいえ、フランスのドンレミィです」 ユウイチ:「ということは、イングランドに行きたい理由は? それによっては、私も行かせる行かせないを考えなきゃいけませんから」 GM/ソレイユ:「フランスを、すくうためだと、おねえさんがいっています」 一同:お姉さん? ライアン:お姉さん、とは? GM/ソレイユ:「はい。ソレイユにときどきよびかけてくるんです」 ロン:「呼び掛けてくる? 頭の中で声がする、そういうこと?」 リリアン:電波系? GM/ソレイユ:「『フランスを、すくうためには、じょおうへいかに、あわなければいけない』」 ライアン:えっと、この世界で女王陛下と呼び慣わされている人物は、アーディネイ女王以外、いない筈だよね? ロン:あとは、イギリスの女王様も、ご健在です。 ユウイチ:はて、どっちに会いに行ったらよいものか。 メイ:イングランドってのは、アイルの勢力下でしたっけ? GM:そうです。 メイ:イングランドに連れてってくれ、女王陛下に会わなければいけない、しかも、電波を送って来るとなると、ペラ・アーディネイ女王ってのが、妥当な線ですよね。 ライアン:電波って(苦笑)。 ロン:天啓とか、テレパシーってことにしておけば。 ユウイチ:しょうがないか。「連れて行くだけなら、私はいいんですけど、ただ護衛がいませんからねぇ」 メイ:「だったら!」ドンと胸を叩いて、「私が護衛を引き受けるわ! マックス・ボルテージが助けた女の子ですもの!」 GM/マックス:「ナイスだっ! うっ、ゴホゴホ」 ライアン:「えー、長生きしたければ、軽薄な喋り方をまず何とかしろ」(笑) ユウイチ:ゴメン、それは演出的に無視させてもらって、隣を見る。 メイ:えー? スルーされた! ユウイチ:「ロンさんぐらいの人が来てくれるんだったら、心強いんですけどねー」 ロン:取っ付き悪いよ。愛想ないよ。俺ニッポンテックだから。 GM/ソレイユ:「ロン、さん? ミシェルおにーさんではないのですか?」 ロン:「誰のことだそれ? 今は何だ、他人の空似が流行ってんのか?」(笑) ライアン:そうだな、確かにここにもいるし。 GM/ソレイユ:「きょうかいにつれていかれた、おにーさんですよ」 ライアン:えー、待て、教会? ロン:教会っつったら、サイバー教会だよな。 リリアン:ライアンと2人でこう視線を合わせて、ギラリ。 ライアン:ギラリ! リリアン:「どうやら、行くしかないようね」 ロン:頭を指差して、「・・・似てるのか?」(笑) メイ:弁髪のフランス人。 GM:「あれ、こんなのがついてるんですね」と言って引っ張る。 ロン:「痛い痛い痛い! やめやめやめやめ! 飾りじゃねぇから、それ」 GM:「あっ、すみません!」ぱっと離す。 リリアン:つまり、おさげがないだけで、あとは瓜二つってことね。 ロン:ビックリだな。よくフランスでそんなカッコで生きてられるな。連れて行かれたみたいだけどな。 メイ:カッコのせいだ、きっと!(笑) ライアン:この異端め! って、間違いなく言われるだろ。 ロン:どこどこ家の出とか、財産がある、とかそういう特別なことがあったりするのか? ユウイチ:訊いてみましょう。「キミは普通の家の子かな?」 GM/ソレイユ:「はい、うちはのうかです」 ライアン、ユウイチ:農家? リリアン:・・・・・(思案顔)。 ユウイチ:そうすると、家からお礼に農作物でも貰えれば、それなりの稼ぎには、なるかな。さらに、女王様にご面会して、うまく立ち回れば儲けになる。 ライアン:えー、教会が関わっているということを聞いた段階で、サイバー教皇領出身の2人は行く気満々ですが。 ロン:偉いなぁ、素晴らしい。 ライアン:だって教会はこの2人にとって、倒すべき敵だもん。 メイ:で、どうやらこの女の子は、教会の手に渡してはいけないっぽい。だったら。 ユウイチ:イングランドに行くべき、ってこと? ロン:まぁ、そうなるか。 ユウイチ:じゃあ、行きますか。どっちみち次の仕事決まってないし、燃料費が稼がれるかもしれないから。 ロン:「えー、金になんねぇのかー」みたいな顔をしてて、またおさげを引っ張られて、「痛ぇ、いてぇ、いてぇ!」とか言いながら(笑)、ついて行きます。 リリアン:悟空だ、悟空だ。 GM:はい、ここで第一幕終了です。ポシビリティを皆さんに1点ずつ差し上げます。“人物誤認”のサイドストーリーが起きているライアンとロンの2人は、2点どうぞ。 ロン:わーい。 NEXT → 地中海洋上、輸送機に迫るひとつの黒い影…… "Eternal Smile" Since 2002.02.02 E-mail:charmy_s@mac.com |