Eternal Smile > Le Detour du Soleil 『太陽のまわり道』 第三幕 GM:では第三幕に入りたいと思います。皆さんは、光のペラ・アーディネイ女王の地球における暫定政府の所在地である、オックスフォードへやって来ました。因みにここはアイル純正エリア(*20)ですので、アイルの技術アクシオム15を超える物は、リアリティ・バブルを張らないと動かないです。 ユウイチ:飛行機も飛べないのか。じゃあ、近くの海か港に着陸したことにしましょう。一応、水陸両用ですから。 ライアン:わー、チップウェアが動きませーん。 メイ:はーい、何にも動きませーん。 ロン:(メイに)あなただけはピカピカ光ってますよ、今。アイルでは、魂の有り様がその人の姿を決めるんです。あなたの心は純粋なので、超美形になってますよ、はい。 メイ:ナイルヒーローはみんな光ってるわけですね。 ライアン:後光が差してますよ、もう。 ロン:俺ら薄暗ーくなってますけどね(笑)。 リリアン:違う違う、俺だけ間違って何故かショッキングピンクとかになってる(笑)。 GM:さて。アーディネイ女王はこれから、クライストチャーチ大学の大聖堂で、ソレイユに会ってくださるということです。 ロン:らしくもなく、ちょっとは敬虔な気持ちになっていよう。 GM:質問です。ソレイユちゃんを、エスコートしてあげる方はどなたですか。 ロン:する、するー。しますー。何で俺がやんの? みたいな顔をして。 ユウイチ:だって、好感持ってるんだもん。 メイ、ライアン:他にいないでしょ。 ロン:何か損した気分なんだよなー。微妙にブチブチ言いながら。 リリアン:「いいから、これ着なさい」って言って、正装を渡そうか。 ロン:「いい、いい、大丈夫! ヒトデ(*21)だってその辺歩いてるんだから、別に平気だよ平気!」(笑) リリアン:ねえねえ、ところでさ、建物の外で警戒しとくってあり? GM:外で? いいですよ。 リリアン:だって男の正装するのイヤなんだもん。 GM:そういう理由か!(笑) ライアン:あ、じゃあ俺も外にいよう。多分こいつって、神とか女王とか、そういう威厳は、否定するキャラだから。 ユウイチ:はい、行ってらっしゃい。 GM:了解。では謁見の場です。ソレイユは、顔を伏せて、ロンの隣にいます。他のお2人は? ユウイチ:それは普通に、紳士的に。 メイ:礼をしますよ。ロケットレンジャーとしての礼を。 ロン:こっちも、武道家の礼を。 GM/アーディネイ:「遠路はるばる、ご苦労様でした。そちらが、わたくしに会いたいと言っていた、少女ですね」 メイ:「さあ、ソレイユ」 ロン:じゃ、ちょっとソレイユを前に出して。 GM:アーディネイ女王が近づいてきます。目の高さを合わせるように跪いて、「あなたのお名前は?」と尋ねます。でもって、ライアン、“警戒”カード出てましたよね。 ライアン:出てるよー。 GM:さっき、ソレイユが農村の出身だという話を聞いた時、あなたには何となく気になったことがありました。 ライアン:ほう。 GM:かつてあなたは、こんな噂を耳にしました。少し前、パリに、ジャンヌ=ダルクの生まれ変わりと称する者が現れたそうです。しかしその者は、神と対話したという罪で捕らえられて、火あぶりになった。その際、教会と何らかの取引をしたらしい、というのです。多分、同じサイバー教皇領出身でも、リリアンはそこまでは知らないと思います。懐疑的なあなただからこそ知っていたのでしょう。 ライアン:・・・・・。あー、乗り込んじゃっていいかな? 大聖堂へ戻ります。 リリアン:「どうしたの?」 GM:そこで場面転換。アーディネイ女王が「あなたのお名前は?」と尋ねたところに、丁度入って来たと思ってください。 ライアン:じゃあ、ガーン! って扉を開けて。 ロン:派手だなー。 GM:ただ、ライアンが声を発するより先に、ソレイユの方が口を開きます。「わたくしの名は、ジャンヌ。私の使命は、イングランド国王を倒し、フランスを勝利に導くこと!」 一同:ああ、なるほど! リリアン:やっぱりそうか。 ロン:お前はいつの時代の話をしてるんだ、って感じですけど。 メイ:そ、それは止めなくちゃ! GM:では、ここからラウンド進行に移ります。ただし、ライアン以外の皆さんは、最初の1ラウンド、カードを場に出せません。 ロン:不意打ちという扱いですね。 NEXT → 凶悪な一撃。絶体絶命のピンチにストームナイトは…… "Eternal Smile" Since 2002.02.02 E-mail:charmy_s@mac.com |