TORG三題噺シナリオ3
Last Updated:2003.02.15
当サイトでは、キリ番を踏んでくださったお礼として、3つのお題に基づいてシナリオを創り、進呈させていただくことにしました。見事2,000ヒットをゲットされたmコロさんから戴いたお題は、
の3つ。・・・大学芋? ちょっと待て、これをどうシナリオにしろっちゅーねん! かなり悩んだ結果、こういう具合に落ち着きました。 なお、以下のシナリオはフィクションであり、実在の人物、国家、団体等とは無関係であることを、ここに宣言いたします。 →実際のプレイ風景 : 2003.01.12 はじめに イスラエル――アメリカの支援を受けてナイル帝国軍へ抗っている国家。 ナイルの軍勢を率いるは、若き野心家ネテル総督。武勲にこだわる戦争野郎。
ストーリー第一幕 ストームナイトは、イスラエル西部、対ナイル帝国戦線の最前線で傭兵をしています。 原因の調査を始めるとすぐ、この地域のリアリティがナイル帝国のものに変化したことが判ります。導き出される結論は1つ。エルサレムを占領しようとするナイル軍が、イスラエル軍の最新鋭兵器を無効化するために「リアリティ爆弾」を使ったのです。爆弾の効果で周辺一帯のリアリティが変化した結果、ポシビリティを持たぬ者、オーズは再度の変身に耐えきれず燃え尽きてしまったのでした。 たった一発の爆弾で、壊滅寸前にまで追い込まれたイスラエル軍。今攻め込まれたらひとたまりもありません。 出発の準備が整った頃、トンネルの辺りで謎の機械が発見されたという報告があります。イスラエル軍の司令官は、通りがかったついでにその機械のことも調べるようストームナイトに言います。 第二幕 転送された直後、ストームナイトは細い廊下にいます。頭上には何故か、「立ち止まるな」「火気厳禁」の電光掲示があります。これらの注意を無視すると、壁が機械音と共に動き始め、両側から迫ってきます。大急ぎで走り抜けないとぺしゃんこにされてしまいます。 これだけ続けて危険な目に遭えば、いかに歴戦のストームナイトでも、自分たちが何処にいるのかを気にし始めることでしょう。そんな最中、スピーカーから聞き覚えのない声がします。「見事に引っかかったな。そこが貴様らストーマーの墓場だ!」声の主――ナイル帝国のマッドサイエンティストは、ストームナイトが罠にはまったことを自慢げに告げます。なんと、この転送装置自体が、マッドサイエンスの粋を集めて作られたブービートラップだったのです! しかし、脱出の望みは残されています。マッドサイエンティストをうまく尋問(あるいは挑発)すれば、ここの構造や脱出法について聞き出すことが可能です。曰く、ストームナイトが今いる場所は、マッドサイエンティストが改造したペットの体内であり、刺激を与えてクシャミをさせれば、外へ出られるとか・・・。これまで通ってきた道は、小腸(蠕動運動)及び胃袋(油のプール)だと思われます。因みに「火気厳禁」という注意書きは、内側から装置が破壊される(ペットが殺される)ことを恐れてマッドサイエンティストがつけた物だそうです。 頭部へ向かって移動している途中に、隠し扉があります。扉の奥の部屋にはガラスでできた巨大な蒸留装置が置かれています。装置の中では、沸騰する液体に合わせてぼろぼろの布が踊っており、赤と青に輝く奇妙な液体が抽出されています。ストームナイトには、その布が沢山のポシビリティを秘めた歴史的遺物「エタニティ・シャード」の一つであると判ります。そして、ナイル帝国がこの布から抽出した物質を用いて「リアリティ爆弾」を製造していることも・・・。蒸留装置を止め、布を持ち出す方が賢明でしょう。 少し進むと再び広い部屋に出ます。位置的には喉のようです。壁際にはいかにも怪しげな巨大レバーが一つ。それに近付こうとすると、突如アラーム音が鳴り響き、天井から水飴のようなものが降り注ぎます。加えて明らかに室温が上昇し始めます。溶かされてしまう前に、何とか水飴から抜け出してレバーを下げなくてはなりません。 第三幕 ストームナイトが目を覚ますと、そこは見知らぬ建物の中です。どうやら転送装置の罠から無事脱出できたようです。 おわりに(GM向け) このシナリオにおける「大学芋」とは、ストームナイト自身のことです(笑)。GMは、煮えたぎる油のプールや水飴の罠を、幾分オーバーなくらいに強調してください。さもないとプレイヤーには気づいてもらえません。普段の鬱憤を晴らすかのごとく、みんなを危機に追いやって、ぎゃあぎゃあ楽しんでくれたらいいなと思います。 |
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