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TORGリプレイ

『CONNECT』

第一幕

 
シーン4 Malice and good will

 
GM:お待たせしました。ディアンのシーンです。あなたはアイルのパラディンなので、本国勤めでございます。

ディ:まだオレは、修行中の身だから、トルウィンの指示で、色々と覚えているのだろう。

GM:アーディネイ女王の副官の、トルウィン・タンクレッドは、「良い心掛けだ」と言って、色々教えてくれますよ。「まぁ、ゆっくりやればいい。初めからバリバリ書き仕事ができるとは、こちらも思っていない。ただ、これは処理しておけ」と言って、あなたに、小切手がいっぱい貼られた束が渡されます。

ディ:?

GM/トルウィン:「先日のサーカス列車の件に感動して、世界中の篤志家たちが、多額の寄付をしてきた」

ディ:「寄付?」

GM:アホみたいにゼロがついてます。

ソウジ:!

GM/トルウィン:「残念ながら、貧乏人が全財産を払っても自分ひとり救えないが、金持ちがちょっと財布を振るだけで、多くの人が助かる。サーカスというのはそういうところだと私は聞いている」

ディ:「この金は・・・」

GM/トルウィン:「ああ、お前にだ」

ディ:「オレに?」

GM/トルウィン:「代表してお前宛、ということになっている」ドラえもん募金、ドラえもんさんへ、ぐらいの感覚(笑)。

裕人:ドラえもんさんへ!

GM:「ある程度好きに使って構わないぞ。どうしても必要になった時に言え」軍事費には全然足りないけど、個人が贅沢三昧する分には、何代か食えるくらいありますね。

ディ:・・・・・。

GM/トルウィン:「お前の領地扱いになっている、孤児院に入金する形になるから、決裁をしておけ」

ディ:「決、裁?」

GM:「ああ、判子のことだ。それに判だけ押してくれればいい」ちょっとめんどくさいけど、何枚か渡されて。

ディ:加減がわかんなくて、ハンコがものすごい濃さで押されるのが何枚もあります。

アン:『うん、ちゃんと押せてるな。昔みたいに机ごと壊していた頃から比べたらすごい進化だ』(笑)

GM/トルウィン:「こうやって少しずつ覚えていけばいい。できることが増えれば、お前のやりたいことができる。その分責任は課されるが、お前が手に入れた、お前の力だ」

ディ:「オレの力、と言って、いいのか」

GM/トルウィン:「ああ」

ディ:「トルウィン。許可が欲しい。オレが次に仲間に会った時、仲間が困っていたら、オレはこの金を自由に使っていいか?」

GM/トルウィン:「勿論だ。いつでも使え」

ディ:「ありがとう」

GM:そうすると、伝令が来るわけですね。「ディアン卿。メールが届いています」

ディ:「めいる?・・・ああ、魔法の手紙だな!」

ソウジ:ハハハハハ!

GM:「そうですそうです。あの、裕人さんという方から」

ディ:「ユウトから? 見せてくれ!」

GM:「はい」見ると、写メが添付されてて、裕人くんを、誰かが写メで撮ってる感じの、隠し撮りっぽいのが。

裕人:あれ?

ディ:え?

 
『返してもらいますね』
 

アンソウジ:ん?

ディ:返してもらいますね、って書いてあるの?

GM:で、ロンドンとわかるところで、裕人くんを隠し撮りしたんだろうなって感じの写メが、幾つもついてる。

裕人:楽しそうにパンフレットを読んでたりとか、何かを覗き込んでたりとか。

ディ:確認するように言います。「おかしい。このユウトの魔法の絵は、誰か、他の者が書いているように見える」

GM/トルウィン:「ちょっと見せてもらっていいか。・・・ああ、よく言って挑戦状、悪く言えば脅迫状だな」

ディ:「脅迫状・・・?」

GM/トルウィン:「この文面からは、悪意しか感じない。お前がかつて話していた、ユウトという少年は彼か。返してもらう、の意味がわからないが、お前に向けて、こうしてくる、ということは・・・」

一同:・・・・・。

ディ:「トルウィン! ロンドンへ行く!」って言って、駆け出して、馬に乗って、そのまま行っちゃいます。

GM:では、走り出したところで、シーン終了になります。

ディ:やーめーてー!

裕人:どこで撮られたんだろう。

 
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