第四幕
夜が明ける――パリの街が朝陽に染まる
プリストはYetzilahを用いてこちらに接触してきた、
ということはYetzilahを起動すれば連絡が取れる
昨日ひとりでに動き出したサイバーウェアを操作して呼びかける・・・応答あり
場所と時間を指定「モンマルトル広場、１３時だ」
少しでもアベルとカインの逸話に近づけるため、丘の上を選ぶ
『今度こそ、諸君らの心の声を聞くことにしよう』プリストの不敵な科白
決戦の場に赴こうとした一行をレジスタンスが止める
「ちょっと待て！ 多分バレてる」今出ていったら教会の奴らに捕まりかねない
→プリストがサイバー教会を叩くかもしれない、
その隙に乗じて彼のところへ行けばいい
レジスタンスには包囲網から逃れるための脱出路確保を依頼
１ラウンド目
広場にいる黒い影（プリスト）はエネルギー兵器を無効化
［ワード・デンジャー］の奇跡により
どんなに強力なビーム攻撃を受けても無視して教会警察へ反撃している
２ラウンド目
車で広場へ突入！
途中で立ちはだかったサイバーレッグの司祭を吹っ飛ばす
（マッコイ間合い積極防御）
３ラウンド目
丘を駆け上がりプリストと対峙 「懺悔なさい」
マキシム「悪党のいうことは聞く耳持たん！」
アッシュ「俺は負けない。仲間がいるから。俺たちは、ストームナイトだ！」
「・・・それが答えですか」
プリストが指を鳴らすと影のようなもの×５が壁になる 煉獄に墜ちた者の魂
咄嗟にディアンが飛び出し、胸の辺りに剣を一閃
急所攻撃＋特攻で５体まとめて消滅させる
セバスのモノローグ
「さて、ここには風がないようだが、楽園でも作ろうとしたのかな？」
プリスト「楽園などこの世の何処にもない」
「そうじゃな、お前に楽園は語れぬ。何故ならお前は楽園を追放されたのだから。
私は知っておるぞ、貴様の真の名を！」
「・・・っ！ ならば、我に名を与えよ」
「お前は人類初の殺人者であり、二番目に神を誤解し、
神の意志をくみ取らなかった者、カインだ！
私が懺悔し、罪を語ったとしても、お前は罪を聞く者ではない！
むしろお前こそ、懺悔すべき者！ 今、己の罪を認めるがよい！
そして、神の意志を受け入れるのだ！
カインよ、お前は神の意志をどう受け取ったのだ！ 示せよ我が前に！」
茫然自失のプリスト：一瞬、子供のような表情になりつぶやく
「・・・僕には、聞こえなかった」そして身に迫る刃を受け入れる・・・
マッコイ「そいつは生き疲れたんだ、眠らせてやれ」
マキシムの一撃「罪深き者よ、神の許へ」
プリストの心臓と逆十字を真っ直ぐに貫き致命傷を負わせる
「お前は神だけでなく、人にも愛されたようだ。
ならばお前は、人として生きよ。・・・良い仲間に恵まれたな」
最期にプリストはまともな十字を切って「裁きを受けに行くとしよう」
ディアン「カイン！ 父なる神は、すべての罪を赦される！」
「それは人の世の理。俺は、神の国の理で裁かれる。
・・・お前たちに、祝福あれ。さらばだ」
アッシュは泣きながらソフトを送信するためリターンキーを押す
「みんなの上に、祝福を！」
真っ黒い画面に光が現れる
光は明滅を繰り返し、やがて連続した流れとなる
流れは網目状に分岐して画面を覆い尽くし、電子回路の形を取る
――世界中の至る所で、PCに向かう人々が画面の異変に気づく
やがて、世界中のPCに、次のメッセージが流れる
『我らの言葉は乱れども、神は人を許し、人は人を許す。
全ての人に、祝福を』
アヴィニオンにて
ウィルスが失われたことを悟ったジャン・マルローが杖を叩きつけ
「おのれストームナイトめぇ！」
せっかくウィルスを入手できるところだったのに！
腰が砕けて座り込んでしまうアッシュ
だがこれで終わりではない・・・サイバー教会の包囲網から脱出せねばならない
アッシュの目の前にディアンが無言で手を差し出す
アッシュは少しためらった後、その手を取って立ち上がる
セバス「アベルよ、カインは神の行為に怒りを感じてアベルを殺した。
神が何を考えていたか判るか？（首を左右に振るのを見て）
・・・そう、誰にも判りはしないんじゃよ、神なんて」
「・・・そうだ坊主、お前の名は？」ふとマッコイが言う
少年は一瞬の間を置いてはっきりと答える「アッシュ、だよ」
マキシムがプリストの遺体を抱えようとすると――灰となって崩れ去る
――舞い上がる一陣の風が、カインを空へと連れ去っていく――
限りなく今に近い未来………
今夜、あるいは明朝、さもなければ来週……ほんの少しだけ未来の物語
TORG 『BABEL』 Fin.
---Thanx for all players, readers, AND GREAT GAME MASTER !
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