第三幕
マッコイはレルムランナーらしく救援物資をレジスタンスへ届ける
リーダーのジャンが開口一番
「Yetzilah(イェツラ)って翻訳ソフト使ってるか?」
オカルティストセバスが閃く:Yetzilah=“セフィロトの樹”のこと?
カバラの秘法・・・ユダヤ教口伝
23の球(セフィラ)を繋ぐ10の道を順々に辿っていくと神になれる
ソフトを解析したレジスタンスの技術者いわく
・Yetzilahには23個の不可視属性ファイルが用いられている
(=読み込む度に23個のファイルを辿っている)
・「去來《いざ》我等降《くだ》り
彼處《かしこ》にて彼等の言語《ことば》を淆《みだ》し
互《たがひ》に言語《ことば》を通ずることを得ざらしめん」
この文を目にした人間が数多く変死している
──創世記、バベルの塔にまつわる一節
アッシュ「バベルってのは、混乱ってことさ」
昔昔、皆同じ言葉を喋っていた頃、人々は天にも届く塔を作ろうとした
それを知った神々は、何故だか判らないけれど、人々の言葉を乱し
塔を建設できなくした
「セフィロトの樹は生命の樹、生命の樹はエデンから持ち出されたもの」
Yetzilahの仕組みを読み解いたということは・・・
ディアン「何か(体調に)おかしいところはないか?」
問うたところで技術者が炎上!
慌てて[ヒーリング]を使おうとしたディの手をアッシュが凄い力で掴んで止める
瞬く間に灰と化す男(涙)
・・・その時ストームナイトは、この様が超越に耐えられなかった人間の最期で
あることをはっきりと悟る
拳を握り締めてうつむくアッシュに
マッコイ「アッシュ、その怒りを忘れるな」
「・・・こんなのを見たくないから逃げてきたのに」
「見たくないから、ということは、お前はこの元凶であるプリストと
一度は対決したんだな。お前は一体何者だ?」
「何で・・・何で俺がやらなきゃいけないんだ?!」
「別にお前がやらなきゃいかんとは言っていない。ただ、知っていることを話せと
言っている」
ディ「アッシュは俺を、助けてくれた。今度は俺が、アッシュの助けになる番だ」
「・・・あいつと闘うの? 勝てるわけがない。あいつは死なないんだ。
必ずあいつはここに来る。俺が“あの力”を使ったから」
「あそこで残ったのは、俺とあいつだけだったけど、実を言うと
あいつのことはよく判らない。最後に別れたのは、エデンだった」(!)
マッコイ「プリストは死なない、と言ったな。
人が永遠に生きていくことは大変なことだ。
あいつはそれに飽きているかもしれない。そこに付けこむ隙はある」
突然、傍らのサイバーデッキが自動的に起動する
電源をオフにしても画面は明るいまま
そこから手が伸びてきてジャンの腕を掴む! ゴッドネットを経由して顕現?
ディスプレイをマッコイが射撃で破壊
響くプリストの声──『君たちに告解の機会を与えよう。
おのが内なる声を告げるなら、君たちの未来は開かれる。
現実的な話をしよう。その少年を引き渡してくれないか。・・・連絡を待つ」
この行為はテロリストによるレジスタンスへの挑戦状に等しい
ではテロリストはサイバー教皇領とも敵対しているのか?
調べるためにレジスタンスのメンバーがジャックイン
その頃──アヴィニオンの大聖堂にて
ジャン・マルロー教皇「例の、我が教会を離反せし異端者どもはどうなっている?」
司祭が回答:足取りつかめず、
これと接触したストームナイトの一団を捕捉しようとしたが失敗
「隠し立てのない報告、真に結構。
ですが、無能というのは最大の刑罰の対象であることを知りなさい」
即座に司祭は磔にされ、ゴッドネットの煉獄へ落とされる
「増援の人選は任せます」
Yetzilahはユーザーの変身を誘発させることができるらしい
しかもウィルス的性質を持つので全世界のPCがこれに感染している恐れあり
アッシュへ質問:全世界のPCにYetzilahを削除するよう要求するワクチンプログラムは作れるか?
アッシュ「・・・爺さんの力を借りれば、多分」
呪術は解らないのでオカルティストのセバスに原理を紐解いてもらいたいと
伝え、素直に頭を下げる(!)
ディアンの疑問「何故、プリストはアッシュを得ようとする?」
→Yetzilahへの対抗手段を作れる能力を持つから
アッシュ「あと、俺たちは似ているからだよ、きっと。
研究者は言ってたよ。『あぁ、こいつらはアベルとカインだ』」
いわく、エデンを追放されたアダムとイブには、二人の息子がいた
兄のカインと弟のアベルである
神はアベルの供え物は受け取ったがカインの供え物は受け取らなかった
妬んだカインはアベルを野原に誘い出し石で打ち殺した
何故だか判らないけれど、神はカインを罰することなく、
決して傷つけてはならないとする徴(しるし)を与えて野に放った
徴=ダークネスデバイス?
全世界のオーズからポシビリティを吸収・蓄積して
デバイスとしての機能を持たせようとしている?
三日三晩寝ずのYetzilah解析&プログラミング開始
頑張ろうとしているアッシュ 一方悩めるセバスが仲間へ相談
Yetzilahに用いられている呪術原理「セフィロトの樹」は別名「生命の樹」
すなわち、逆さにすれば(全て逆に書き換えれば)死へ直行
しかし、そんなことをすれば技術者たちも(当然自分も)
ただでは済まない
→“アイデア”カード:このプログラムを送信すると同時に
偉業を伝播すればオーズを助けられるかも・・・
水晶玉を通じてアーディネイ女王と話す
「Yetzilahを破壊する作戦には非常に大きなリスクを伴う。
今なら作戦中止を命ずることもできます、いかがなさいますか?」
最悪の事態が起きた時、自分たちに行動を命じた責任を取るべき
であることを覚えておいてくれ、とマッコイ
『・・・最大限尽力いたします、少しだけ時間をください』
アッシュ「やるだけのことはやる」
セバス「それでいい。生き残ることが一番大事なんだ」
アッシュの横顔を見て、コードネーム“アベル”が脳裏に浮かぶ
カインがアベルを殺せるならば、逆もまた真なり
しかしアベル(アッシュ)をカイン(プリスト)と闘わせる動機はない
→“アイデア”2枚目(笑)
アッシュの力(血に宿る力)を何かに込めて殴ればプリストにも有効
頼んでアッシュから血をもらう
アーディネイ女王からの返答
『何とか政府の皆さんと話をしてきました。理解はなかなかされませんでしたが、
ワクチンソフトができたならそれを配布する許可を得ました。
そして今回の件で人の生命が失われた場合・・・
その責任は私が取る、と明言してきました。
直接剣を交えることはないにせよ、我々はこの戦に勝利せねばなりません』
――アッシュ登場、マッコイが女王に紹介
『私は大人なのに、子供の貴方を助けてあげられなくて御免なさい。
己の運命に立ち向かうことを決めた貴方の勇気は、
一人の騎士として認めるに値します。
・・・アッシュ。貴方を、ストームナイトに任じます』
即席の騎士叙任式
剣士二人が見届け人となり刀礼の儀を執り行う
マキシム「いい男になったじゃねぇか、アッシュ」
ディアン「俺、ディアン・オブローは、アッシュの見届け人として、
アッシュを信じ、戦いの終わった後、大人の責任において、
平和を取り戻すことを誓う」
マッコイ「(新品のサイバーデッキを示して)これが要るだろ? いいモンだ。
いい働きをすれば代金はチャラにしてやる」
「施しは受けねぇぞ」
プリストとの闘いは長引けば長引くほどこちらが不利
オーズから掠め取ったポシビリティを“徴”に有していると思われるから
最悪、こちらが変身させられてしまう恐れすらある
唯一の対抗手段がアッシュの血に宿る力
→銃弾と剣にエンチャント(魔力付与)するため
真夜中にそれらを皆の部屋まで借りに行くセバス(怖!)
〈オカルト〉1振ってリンク切って気絶(笑)
→稲光の中「まだ終わっていない!」不死者の如く起き上がり儀式完遂
そして寝る(笑)
→Act 4
→back to Act 2
→back to Eternal Smile
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