第三幕

 
シーン１　ブリーフィング
 

日の出を待たず、ストームナイトは行動を開始する。
ショックトルーパーに見咎められぬよう用心しながら実験施設内へ移動し、
ランバートン博士に子細を告げる。
 

ＧＭ：では、分担と配置を決めてください。

エリオット：そういえば、僕たちは、どこにいればいいんですかね？

ティル：え、実験で使うパーツと称して、中に入れちゃうんじゃないの、この２人？

三太夫：麻袋の中に詰めて、持って入りましょう。

海優：・・・扱い酷いよなー、最初っから最後まで。

エリオット：ある意味、ハッチを降りて金網の所に隠れとくのが、一番怪しまれないんですけどね。

ＧＭ：そう。ここは誰も開けるなと言われてるので、確認されることは基本的にない。

シュア：そこでいいじゃん。問題になったらパッと開けて、飛び出してくれば。

三太夫：こっちが上で戦っている間に、卵を密かに運び出してもらうのもアリかなぁ。

シグマ：かなり危険な任務ではあるが。

三太夫：子どもと女性の方が、もしかすると卵が心を開いてくれるかもしれないし。

ＧＭ：そうすると残り４人が、ショックトルーパースタイルで、実験の立会いだね。

エリオット：あ！　始まる前に、図面が、見たい！

シュア：そうだよ、お前ナイル者だもんな。

ＧＭ：それは博士に頼んでくれ。

エリオット：「お初にお目にかかります、博士。地震発生装置の設計図を見せてください」

ＧＭ：「見ても判らぬと思うが」と言いながら、見せてくれるね。とりあえず〈マッドサイエンス〉で判定だな。

エリオット：（コロコロ）やる気。＋９で達成値２１。

ＧＭ：何を知りたい？

エリオット：どのような原理で、揺れを起こしているのか。卵に電極？

ＧＭ：非常に簡単なんですが、卵に対して外的衝撃を与えることで、地震が引き起こされる。馬に鞭くれて走らせてるようなモンです。

海優：毎度のことやけど、ムチャクチャや。

ＧＭ：さて、方針が決まったということで、覚悟はよろしいかな。

シュア：うっす。
 

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