第三幕

 
シーン２　決戦（承前）
（ラウンド進行＝戦闘シーン  1/2/3/4）
 

 
３ラウンド目
 

ＧＭ：悪役先攻活力、ショック全快。〈防御〉と〈挑発〉が推奨行動です。

三太夫：ちょっと削ったのになぁ。

ＧＭ：では、プリムスは右手の剣で、君たちの間を狙って攻撃してきます。実はここからでも自爆スイッチを狙えるんだな。剣が鞭のように伸びて。

海優：うわ！　卑怯な。

ＧＭ：見えない位置にあるので多少ペナはつきますが（コロコロ）、このままだと当たるけど、どうする？

シュア：はい、“緊急行動”でカバーリング。「させるか！」

ＧＭ：自ら食らうということですか？　ダメージは２４点。

シュア：ポシ１点で消しまして、軽傷の５ショックで。

ＧＭ：身を挺したのは、無駄ではなかった。（シュアにカードを渡す）ヒーロー側です。

海優：「し、シュア！」

シュア：「だいじょぶ、大したことない」

ＧＭ：ダメージを受けたんだよね。すると、下の方で何か、ズズズという地鳴りのような音が。

海優：あかん。

エリオット：シュアがダメージ受けたところで？

シュア：影響あんのか？

三太夫：もしかして卵が自爆するとか・・・早いとこ倒さないとヤバいんじゃないか。

エリオット：それには誰かにカードをがーっと集めたいですね。

シグマ：今のところは厳しいぞ、ちょっと。

エリオット：やるだけやりましょう。プリムスの前に行って、動くのを邪魔しながら、殴ります。とぉ！（コロコロ）達成値１２。

ＧＭ：当たらない。

シグマ：〈挑発〉を続けます。「何だ、もうすぐ電池が切れそうやなー？」（笑）１９。ポシ使用。

ＧＭ：ポシは、消すだろうね。

シグマ：そうすると、もれなく〈挑発〉１９と言って突き刺さる。

ＧＭ：１９は効いてるね。「馬鹿な、このスーツの稼働時間は３分間だ！」（笑）

海優：「なるほど。３分間はお前はんは無敵、っちゅーワケなんやな。・・・ウチにくれへん？　そのスーツ」〈トリック〉です。

ＧＭ：なるほど。

海優：（コロコロ）１６。バブル張っているので、ニッポンテックの世界法則が使えて、達成値１７です。

ＧＭ：「女には無理だ！」と、苦々しく言っている（笑）。成功ですね。

海優：「ほうほう。それはどういう意味やろなー？」

ティル：〈挑発〉するか。「なんだ、大層な鎧着ている割にはやってることがセコいじゃないか」（コロコロ）ポシビリティ使っとこうかな。

ＧＭ：どうぞ。

シグマ：おっ、後がなくなってきたようだな。

ティル：達成値１４。

ＧＭ：「なんだと！」推奨行動成功です。

シュア：じゃ、撃っちまーす。（コロコロ）気にしないでくださーい（笑）。

海優：「もっとよく狙えや！」

シュア：「うわー、だってー」

三太夫：撃ちまーす。ガガガガガ（コロコロ）１８。ポシを使います。（コロコロ）うーんと、命中２１、ダメージ２６。

ＧＭ：かすっただけですね。

 
４ラウンド目
 

ＧＭ：悪役先攻ヒーロー疲労。ショックを２点食らってください。推奨行動は〈間合い〉と〈トリック〉。悪役側の行動ですが、プリムスの鎧の数箇所が、カカカッと開いて、そこにスピーカーがついてる。

三太夫：は？

ＧＭ：キーンという、高周波が発射されて、君たちの身体がビリビリビリと震えます。避けられません。ダメージ決定。（コロコロ）出目いくつ？

海優：４。

ＧＭ：（笑）ダメージ１０点ぐらい。

シュア：かきーん！

海優：弾いてまーす。

ティル：びりびりー。

ＧＭ：《耐久力》９の方はショック１点。８の方も１点。弱！　ウー・ハン総督、弱いです（笑）。そして、悪役側の行動の終わりで、卵がもう一度、地鳴りを起こします。

シュア：やべ。

エリオット：多分これ、ダメージが入ると、卵に行く。

海優：ウチもそう思う。

シュア：要するに今の攻撃をもう１回やられると、ヤバい！

ティル：そのスピーカーを潰せばいいんだ！

シュア：まぁね。ん、待てよ、今って・・・。

ＧＭ：（声を潜めて）今ね、今ね、装甲が開いてるからね、急所攻撃はいい感じです。

シュア：やっぱりか！

海優：さぁーて、急所攻撃いくかな。

エリオット：先に〈トリック〉をかけます。ピッピッピと光らせながら、「僕のセンサーが告げている。君のその鎧だが・・・（渋い声で）裏表逆だ！」

一同：（笑）

エリオット：（コロコロ）ああっ、低い。

シュア：通せ！　無理にでも押し通せ！

エリオット：ポシビリティ使います。（コロコロ）えー、達成値２０。

ＧＭ：「裏表ってどういう意味だ？！」（笑）次行こう次。

シュア：今相手技能なしで、アーマーも下がってるから、急所攻撃でボコりましょう。

シグマ：問題は急所攻撃が当たるかどうか。

三太夫：急所攻撃は命中−８。フルオート射撃だと−５。

ティル：え、私の武器はショートソード。

シュア：じゃあ、特攻って一言付け加えれば。

海優：特攻プラス急所攻撃だと、命中−５、ダメージ＋５か。

ティル：突貫しよう。えいっ（コロコロ）。５。

ＧＭ：今回は見送りますか？

ティル：いや、“奮起”してから見せ場宣言。「ここで食い止める、あとは任せた！」

シグマ：“計画”はないのかー。

海優：“計画”、ある！　“奮起”を回収。

ＧＭ：では“奮起”が使われましたので、全員要らない手札を捨てて、４枚まで補充してください。
 

一同は歓声を上げ、手札の整理を始める。
ティルが急所攻撃を決める際に役立つカード、
すなわち振り足しのできる“ドラマ”“ヒーロー”、
《筋力》を上げてダメージを増やす“アドレナリン”などを
ありったけかき集め、彼の場札と交換する。
 

エリオット：「そこです！　決めてください！」（“アクション”を交換）

ティル：「わかった！」今だ、必殺・・・。

三太夫：腕の筋肉が、ムキッとかなったりして（笑）。

海優：“アドレナリン”か。ホントにそんな感じやね。

ティル：まず、出目が５だったから、ポシビリティを使います。５足す、えいっ（コロコロ）。１６で今２１。ここで、“ヒーロー”を使って。

ＧＭ：それは消す。

ティル：しかし私はまだくじけない、もう１枚“ヒーロー”。

シュア：そう、そう、それがヒーローだ（笑）。

ティル：（コロコロ）さらに“ドラマ”。（コロコロ）４１。

ＧＭ：これでダイスは決まりだから。＋１２。

海優：で、“アクション”がつくから＋１５。

ＧＭ：命中が−５されるので、トータルで命中＋１０。ダメージが１５＋５で＋２０。

ティル：命中２２。ダメージは、“アドレナリン”２枚足して、合計３９。

ＧＭ：３９。装甲のない状態だと・・・無理だな。「馬鹿な、そんな剣でこの装甲がぁぁ！　ぐわぁーー！」と言いながら、プリムスはその場で、動かなくなりました。

一同：おぉー。

シュア：「ティル、ナイス！」じゃあ、出る支度を・・・。

ＧＭ：それと同時に、下から、激しい衝撃がドンと来て、振動が継続します。ズズズズズ・・・縦揺れ縦揺れ縦揺れ。

三太夫：これはもしかして、逃げた方がいい？

海優：すぐ下へ向かった方がえぇんちゃうか？

ＧＭ：降りるのはワンアクションでできます。降りる人はそう宣言してください。

海優、シュア、シグマ：降りる。

ＧＭ：３人降りた。因みに博士は状況確認のために一生懸命コンソールをいじっているけれども。

三太夫：では博士の手伝いをしましょう。一応科学者なんで。

シュア：シグマ、爺さんに緊急連絡して。

シグマ：連絡ー。

ＧＭ：リアクション返ってくるのは多分次のラウンド。

エリオット：少佐に言います。「装置が、本当に暴走しているようなので、兵士たちを避難させてください！」

ＧＭ：「解った」と言って、彼はそのまま飛び出して行きます。
 

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