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TORGリプレイ

『CONNECT』

第四幕

 
シーン2 Cause we are the family(承前)

 
2ラウンド目

GM:悪役先攻、高揚。ヒーロー後攻、疾風。推奨行動〈間合い〉/〈威嚇〉。振り足しです。やったー。ぶん殴るぞー。

ディ:積極防御します。

裕人:“敵方失敗”、持ってますよね。

GM:あー、僕が聞きたくないセリフー。確かに、この話の流れだとディを殴るのか。

ディ:オレ以外を殴らせないために〈挑発〉したんだもん。

GM:そうだねー。そんだけ積み上げてますからねー。「憎いのはお前。お前。お前がいるから帰ってこない。あんなに優しいお兄ちゃんだったのに!」

アン:これ、もし裕人が改宗してたらさ、優美の意識が戻っても、『お兄ちゃんはあの宗教のせいで変わってしまった!』

ディ:ってなるね。危なかったー!

GM:それはそれで、ま、いっか、だけど。これが例えば、ケタ・カルズって、リビングランドの宗教だったら、死せるもの要らない、って言って脱ぎ始めたりする(*18)から、さすがに妹泣くと思いますけど。「お兄ちゃんが裸族にー!」(笑)

裕人:「生きるってすげー!」

アン:ケタ・カルズは泣くね。

裕人:泣いてどうぞ。

GM:さー、人間以上の力を見せてやるぜ!(コロコロ)ポシビリティを使います。

ディ:打ち消します。

GM:〈格闘〉30でぶん殴る。

ディ:積極防御。(コロコロ)ポシビリティで振り足します。(コロコロ)シールド防御で+4して、35。

GM:止めてるし!

ソウジ:硬っ!

GM:演出的には、シールドで流してもらっていいですか。あなたの魂を打ち砕くことはできずに、バキン! と弾かれます。

裕人:わー、強ーい。

GM:悪役側行動終わり。ヒーロー側です。

ソウジ:さっきと同じように、攻撃しましょう。(コロコロ)19。ポシビリティを使います。

GM:どうぞ。

ソウジ:(コロコロ)29。+9なんで、命中30。

GM:当たるー。あとは、特攻・急所攻撃を足していいよ。命中が下がる代わりにダメージが上がる急所攻撃と、回避が下がる代わりに命中とダメージが上がる特攻を組み合わせると、ダメージ+5。

ソウジ:+9に、合掌斬を加えて+13、さらに+5で、32点。「闇の者よ! 己の間違いを悟るがいい!」

GM:15差。3レベルKO5。ポシビリティで、2レベル負傷とKO消して、1レベル残って、重傷入った。

ディ:よし!

ソウジ:“リーダーシップ”を使って、“ヒーロー”と“ドラマ”を渡します。「今だ、裕人くん! 決めるんだ!」

裕人:わー、場札になったー。

アン:その前にぶち抜くか。(コロコロ)11。ポシビリティ使う。

GM:どうぞ。『何発撃っても無駄だと言っただろう!』

アン:(コロコロ)28。+9だから〈銃器戦闘〉26。

GM:当たります。フルバーストで、ダメージ+3していいッスよ。

アン:22+9+3で、34。

GM:34?! 因みに、基本値参考例、34は距離にするとニューヨーク・ロンドン間だから、ここから撃ってニューヨークまで届く!(笑)

裕人:わー、すげー。

ソウジ:アンさん、火力がおかしい。

GM:ポシビリティで消して、それでも致命傷なので、行動不能になります! でも再生能力があるので、放っとくと治ります。

アン:まあ、放っとかないけどね(裕人を見る)。

裕人:いきまーす。〈間合い〉。(コロコロ)19、(コロコロ)9。ポシビリティ使う。

GM:さすがに消す。

裕人:見せ場宣言! “ヒーロー”使います。(コロコロ)20!

GM:うわ、強ぇ!(拍手)

裕人:48に、(コロコロ)14。

ディ:60超えた!

アン:振り足しはあと3枚。“ドラマ”2枚と、“ヒーロー”。

裕人:“ドラマ”。(コロコロ)17、79。もう1枚。(コロコロ)89。“ヒーロー”。(コロコロ)15、104。“計画”で“ヒーロー”を回収。(コロコロ)13、117で、“偉業”を使います!

ディ:117のボーナスは、+27。

裕人:〈間合い〉22+27で、49です。

GM:49?! 数値にすると60億だから、この偉業は60億人の心に届きます。ほぼ地球の全人口が、これを見て射抜かれる! すごい! ってことで、演出してもらっていいですか。
 

 強力無比なヘルファイア・ライフルの一撃によって、
 優美の肉体は、窓を突き破って屋外と投げ出される。
「あ、あ・・・!」
 何かを求めるように、虚空へと伸ばした彼女の手を・・・裕人が空中で掴む。
 

裕人:「やっぱり、まだまだだね」

GM:・・・使いますか?

裕人:使い、ます! “モノローグ”!

GM:ではその言葉を、みんなは静かに聞いている。アニサオナも静かになります。

一同:・・・・・。

裕人:まず、ちゃんと謝ろう。「優美。2年前、何も言わずに行っちゃって、ごめんね」

GM/優美:「うん。許す!(笑)もう中学生だもん、私」

裕人:「そっか。中学生になったのか。俺が行った時は、まだ小学生だったのに。大きくなったね(頭をクシャクシャ)」

GM/優美:「うん!」

ソウジ:お兄ちゃんだなぁ。

裕人:「優美。もうちょっと待ってな」って言って、そのままスッ、と抱きつきます。

GM:中から声がします。『やめろ! やめろ!』

裕人:「アニサオナ。お前も、2年間放っといて、ごめんね」

GM/アニサオナ:『やめ、ろ・・・! 優しい言葉を、掛けるな!』

裕人:「優しい言葉を掛けられるのは、俺ぐらいしかいないんじゃない?」

GM:途切れるような声で言います。『何故・・・だ・・・』
 

裕人「だって、家族だもん」
 

ディ:(ため息)

ソウジ:ああー。

GM:そして、抱きしめられて、彼は、安らぐように消えていきます。『ずっと・・・家族・・・欲し、かった・・・。俺、だけ、の・・・』

裕人:「そう。お前だけの家族。2年間放っといてごめんね。もう、眠りな」
 

 回想(*19)・・・
 あの時、自分はストームナイトだと宣言して馬車を降りようとした裕人に、
 サバシーナは、まるで血を吸うかのようにそっと、祝福のキスをした。
「お前の未来に、幸福があらんことを。
 そして、あの子の真の死は、愛する家族に抱きしめられて果てることだよ
 

一同:ああー。
 

「そっか。そうだね。そうしないと、悲しくて、また生き返っちゃうかもしれないし」
 そして裕人は、裕人にしかできないやり方で、アニサオナを永眠させたのだった。

 
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