TORGマスターレポート

『Dawn Before Long』

 

Epilogue

 
 というか、後書きです。
 

 最後まで読んでくださってありがとうございました。おそらく皆様「こんなの夜明け前じゃねぇー!」と思われたことでしょう(笑)。私も記憶を掘り起こしてレポを書きつつ、基本ルール所収のシナリオからの逸脱ぶりに目眩を覚えました。

 当初は、メイドさんが出てくる予定なんてこれっぽっちもなかったのです。館には老執事がひとりいて、中庭の惨状を目撃したストームナイトの背後から「知りすぎてしまいましたね?」と現れ、本性を現して戦闘になる筈でした。獣頭のデーモンは強力な冷気で攻撃してくる(当たれば致命傷もの)ので、誰かが囮になっている隙に残りのメンバーが「地獄のマシン」を逆回転させ、とっとと逃げるか、余力があれば倒せばいい。そんな展開を想定していました。

 しかし、場札にされた2枚のロマンスカードが、シナリオを根底から覆してしまい・・・あとは、お読みいただいた通りです。
 

 プレイヤーの皆さんには本当に感謝しています。

隠密行動がキラリと光ったリック。「地獄のマシン」を止めたという意味では一番の功労者である筈なのに、何故か影が薄くなってしまいました。

いつの間にか全員に姉御と呼ばれていたメアリィ。アブリー卿に魅了された直後、「パーティアタックって楽しいー!」と晴れやかな笑顔で言い放ったのが印象的でした。

まさに鋼の肉体って感じで、パーティ中最強を誇ったシンバ。メイドさんを出した直後、こちらの思惑通りにラブコメを演じてもらえて嬉しかったです。

本当に、一途にキャスリーンのことを想っていた亮。GMの予想を遙かに超えるこのラストシーンは、貴方なしでは絶対にあり得ませんでした
 

 今回こうしてレポを書きながら、一番怖かった&悔しかったのは、自分の記憶が日に日に薄れていくことでした。コンベンション会場で録音しても、きっと他の卓の声がうるさくてマトモに聞けっこない、と思いこんで、録音を取らなかったのが猛烈に悔やまれます・・・。プレイヤーの皆さん、記憶違いで変になっている箇所があってもどうか見逃してくださいね。(若しくはこっそりメールください)

 そうそう、大郷とセバスチャンには、当サイトの三部作リプレイから出張してきてもらいました。忍者の頭である大郷は、日本語版公式シナリオ『力の遺品』の登場人物ですから、ご存知の方も多いと思います。
 

 最後になりましたが、このレポの第二幕は、オンリーコン当日に体調不良で涙をのんだ、「メイドTORG」の偉大なる先駆者、見世物小屋ほうむぺいじの@蘇芳さんへ捧げさせていただきます。(見世物小屋さんのリプレイに影響受けていることを、ご本人に指摘されちゃったからなぁ・苦笑)
 

2002.11.09 オンリーコンベンション「初心者GM」 しゃあみ 
 


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