限りなく今に近い未来………
今夜、あるいは明朝、さもなければ来週……ほんの少しだけ未来の物語

　ポシビリティ略奪者との戦争の最中、ストームナイトと呼ばれる者たちの活躍によって、地球には、共同で侵略者に立ち向かうための「世界政府」が誕生していた。
　その調停役として多大なる貢献をした、アイル女王ペラ・アーディネイ。彼女はストームナイトのよき庇護者である一方、世界政府の意向をストームナイトへ伝えて協力を仰ぐ、いわば窓口的役割を務めてもいる。
　ある日彼女は、４人のストームナイトへ、ひとつの小箱の奪回を依頼する。
　その４人とは――

【ＣＡＳＴ】

第一幕

刑務所――鳴り響くサイレン、回るライト「奴が逃げたぞ！　追え！」
　規則正しいショックトルーパーの足音・・・包囲を逃れようと息を切らして走る人物
　路地裏に身を隠し、包みを抱く腕に力をこめる
　フードから零れ落ちる一筋の金髪・・・そして爆発音
　地響きの中、彼女はただ一言呟く

　「・・・すべての、自由のために」

所変わってカイロ行き蒸気機関車の車内
　車掌の求めに応じて乗車券を差し出すエキゾチックな女性　その傍らにはひとつの包み
　彼女から数メートル離れた所で　黒服の男が通信機を取り出す「・・・発見しました」

同じ機関車の２両目、車掌が個室のドアをノックする
　中にはディアン、和歌、セバスチャンの姿
車掌が各人へ返した切符の半券には小さな文字で
　『私は連絡員です、あなた方より先に小箱を奪った人物が３両目に』
通信文に気付いた和歌とセバスが腰を上げたその時――
後方から微かな悲鳴、続いて爆発音！

愛車に搭載したニトロエンジンの調整に手間取り、遅れてやって来たマッコイ
見ると機関車の３両目が火を噴いている！
　線路を挟んで反対側にナイル正規軍の戦車が数台「死ね死ね死んでしまえ〜！」
　機関車の足を止めたくて発砲したのかもしれないが、速度緩まらず
　（つまり、機関車は燃え上がりながら暴走している・汗）
　さらに空には１、２、３、たくさん（笑）の機影
　マッコイはナイル軍が使っている周波数へ無線を合わせてみる・・・

『ハ〜ッハッハッハ！　この列車は、ワタシウー・ハンが乗っ取ったアルよ！』との車内放送
　『ウー・ハン様、間もなくこの列車はカイロ方面の線路に入り、地雷源へ突入します（！）。
　　ショックに備えてください』
だからといって１両目を切り離すのは危険――和歌ちゃんの直感
　移動できなくなったところで戦車や飛行機に来られてはどうしようもない
後方車両へ向かおうとする３人の目の前に黒服の男たちが立ちはだかる
　和歌が即座に飛び出し、合気道の投げ技「旋空投」で全員纏めてのす
　その脇を走り抜けるディアンとセバス

「嫌、離して！」「さぁ、その小箱を渡すのだ！」非常に判り易いやり取り（笑）
　ディアンが〈威嚇〉　３＋１０＋１０（出目走らねぇ〜！）、貫禄×２で達成値２８
　煙の向こうで相手が息を飲む隙に「こっちじゃ！」とセバス、「はいっ！」
　黒い神秘的な瞳の女性が走ってきてディの胸に飛び込む（おやくそく。）

一方マッコイはエンジン全開でかっ飛ばし機関車より先回り
　前方にカイロ市内方面と郊外方面に分岐するポイントを発見
　ポイントを銃で撃ち機関車の進行方向を変える！　車内の和歌へ通信
　それを受けて怒鳴る和歌「みんなつかまれ！」
　直後、機関車は急カーブを猛スピードで曲がる（片輪走行）！　全員どうにか転ばずに済む
機関車の急転回に対応できなかった戦車は直進し地雷源へ突っ込む・・・勿論大爆発！！

進行方向にトンネルが・・・その中へ入ってしまえば飛行機は追って来れない
　まず女性を連れて２両目へ移動し、３両目を〈重量挙げ〉で切り離す
歯噛みするウー・ハン＠１両目へ和歌が悠然と近づく
「随分無様なことになってるじゃない。ふふ・・・一時休戦っていうのはどう？」
　期待させておいて裏切る〈トリック〉　ウー・ハンの目前で連結を切り離す
　セバス「下がれ、こわっぱが！」
　ディアンが全力でブレーキをかけ、２両目は無事停止する

走るのが先頭車両だけになったのを見届け、無線に向けて怒鳴るマッコイ
「今ウー・ハン総督は忙しいので俺が代わりに指示をする！
　１両目にターゲットがいる、トンネルから出たところで全機攻撃せよ！！」『了解！』
無数のミサイルが飛び機関車に命中、またもや大爆発（ぱちぱち）
　乗客からも歓声があがる

怪我人の手当て等、こちらが手を貸さなくても大丈夫だというのでマッコイの車へ移動
「助けていただいて、ありがとうございます。私、ジェシカと言います」
小箱をしっかりと抱えた彼女の胸で、ペンダントが揺れる・・・

【幕間】　カード補充でサイドストーリー大豊作
　ディアン：ロマンス（！）、和歌：ロマンス（！！）、人物誤認

→Act 2

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