TORG プレイレポート

『EDEN』

 不運にも(ある意味幸運だったかもしれないが・・・)暴走機関車へ乗り合わせた客たちは、口々にストームナイトたちの活躍を褒め称える。4人は少々くすぐったく感じながら、皆からの感謝の声に送られてトンネルを後にする。
 マッコイの車の後部座席、ディアンとセバスチャンの間には、先程ナイルの悪漢に狙われていたジェシカが座っている。彼女は腕に抱えた小箱へ目を落とし、しばし物思いに耽る。
 (遂に私の手許へ「これ」が戻ってきた。あとは――)
 そんなジェシカを我に返らせたのは、ストームナイトが投げかけた質問であった。

 

第二幕

質問したいことはいろいろ
・マッコイ「何故、貴女がそれを持っている?」(小箱を持っている意味)
   →これは彼女の家に伝わってきた物
  ナイルに一度奪われたが幸運に恵まれて取り返し、ここまで逃げてきた
・セバス「貴女は、どこの出かな?」(端的に言うと、レルムを知りたい)
   →「・・・私は、南米の出です」この小箱は先祖代々伝わる物なので家に戻したい
・ディアン「何故、ナイルがそれを狙っていたのか、判るか?」
   →小さくかぶりを振る「そんなに価値のある物なのですか?」
    曰く、考古学者をしていた祖母の跡を継ごうと勉強していたところ
    ある日ひげの生えた中国人がやって来て奪っていった
    学術論文に“箱の中には大いなるものが眠っている”とあった(中を見たことはない)
・具体的にどうやって取り返した?
   →政府(南米連合)へ話をすると、情報提供と引き換えに援助を得ることができた
    つまり、コアアース政府筋の協力者が彼女をナイルまで連れてきた
もどかしさを感じる和歌とセバス うまく言えないが何かが引っかかる・・・

 

ジェシカは小箱をしっかりと抱いており、よく見ることができない
鍵穴がありやたら頑強そう、古代マヤ・アステカ文字で何か書かれている
 〈語学〉持ちのマッコイには辛うじて解読可
 “この箱を持ちし者は、大いなる力を”――ここまでしか読めない
小箱に描かれている意匠に気付くセバス 〈手掛かり分析〉&〈オカルト〉
 蛇と翼と太陽の紋章(翼持つ蛇が太陽を取り囲む)
 確かガイアの南米にも同じような神獣(荒ぶる神)の言い伝えが・・・
箱の中身を見せてくれないかというディアンの頼みをジェシカは断る
 「呪いか魔法かは判らないけれど、この箱に関わったことで多くの生命が失われています」
 だからストームナイトに触れて欲しくない

 

そしてジェシカが依頼「こんなこと頼める義理じゃないかもしれませんが・・・」
 カイロ空港で彼女を引き上げてくれる約束になっている人と合流したい
 交換条件を提示するディアン
 「俺たちはアーディネイ女王から、箱を奪い返すように頼まれている。
 だからジェシカしかその箱に触れないことを、女王の前で話してほしい」

 

マッコイの車のラジオから海賊放送(電波ジャック)が流れてくる
 スラング交じりの英語で間断ないマシンガントークを展開しているDJの正体は
 コアアースの文化に染まったエディーノス、ステッペン
 反ハイロードの機運を盛り上げようと、世界各地で海賊放送行脚をしているとの噂
 独特のトークで次々とニュースを読み上げる
 ――とある場所で亡命者等の受け入れ開始、さすがアーディネイ女王陛下!
 その後国営放送に切り替わる――ウー・ハン総督の命令によりカイロ市内が封鎖された(!)
突如スピーカーより激しい銃声が鳴り響く
 DJブースにショックトルーパー達が踏み込んだらしく
 けたたましい銃声をバックに逃走するステッペンの馬鹿笑いがフェードアウト
・・・そして嵐のような放送は何の前触れもなく終了

 

望遠鏡で眺めると人海戦術再び(笑) 巡回するショックトルーパーの数が並ではない
 これではカイロ空港へ向かう途中で見つかってしまうだろう
 ならば“人物誤認”だ! 以前何かの事件で戦ったミレイユという名のアマゾネスと
 和歌が似ていることにする
 変装達成値は21、そして和歌ちゃんはニッポンテッカー
 塗り直した車で市内へ入るのもハイウェイへ乗るのも楽勝(キャラ違うけど・笑)

だがしかしっ! ハイウェイ走行中1、2、たくさんのパトカー&竹槍バイクが追ってくる
 そして速度を上げたため逆に怪しまれる――チェイスの始まりだ!

 

パトカーの先頭車両が〈間合い〉を仕掛けようとするもマッコイのスピードについていけず
エンジンフロー→後続車両追突で障害物化(プレイヤーズコール)
 →ドラゴンの飾りが付いたティンダロス=装甲車はそれを踏みつぶして前進
「これからデートなのぉ、見逃してぇ!」〈トリック〉でリンク切りの和歌・・・

 『何言ってるアルか、キャラ違うアル!』(爆笑)

しかも馬に乗って本物のミレイユ登場「私の名を騙る愚か者よ、そのまま死ね!」
 ヒートソードで車の一部を易々と切断するほど怒っている
 バイクと一斉攻撃のハズが彼女だけ突出(車に追いつく速度の馬って一体・・・笑)
 攻撃をディアンがアドレナリン×2で受け流し反撃すると「男のくせにっ!」
「自分と仲間を見失うと、痛い目に遭う。止まった方がいい」
 &近距離から和歌のSMGを浴びてかなり深手「仕事に私情は禁物よ」
「どうしても決着をつけたいのか・・・?」こう言うディアンを後目に和歌がとどめの射撃
 ・・・千々にはじけ飛ぶ鎧 「はぁ〜あ、残業手当つくかしらね?」

マッコイの出目は終始爆発!
 緊急行動も併用してバイク以下をもの凄いスピードで引き離す そして検問強行突破

 

ジェシカに導かれるまま車で滑走路へ
 彼女は何かをいじっている(実は小型発信器)→サークルKのヘリコプターが着陸(!)
 黒く仕立ての良いスーツを着た東洋人が降りてくる
 姿は見えないが何かがいる気配・・・囲まれた?!(警戒カード持ちセバスとマッコイ)

「初めまして、皆さん。私は金輪産業対外諜報課の大郷(だいごう)と申します。
 ここまでジェシカ様を連れてきてくださったお礼をしようと思いまして」

大郷はジェシカの口をふさいで銃を突きつけストームナイトの動きを封じる
 ――と、ロープのような物が絡んで電撃が走る セバスだけ回避成功!
 GMのダイスがまわってショックダメージ30点(泣) 為す術なく気絶

 「相変わらず汚い手!・・・を・・・使う」「ジェシカを離・・・! せ・・・」

和歌とディアンの悪あがきを鼻で笑うと大郷はセバスへ向き直る
「ゆっくりお話をするために、ご招待差し上げようと思うのですが」「そちらの条件は?」
「ご同行願えますか? 新たな『楽園』へ、皆さんをご招待差し上げます」

 

【幕間】 知人が数枚、そしてさらにサイドストーリー
 ディアン:個人的利害

 


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