Eternal Smile > The Two Letters 『二通の手紙 〜聖なる墮天使〜』 第二幕 GM:バザーは盛況ですね。子ども達が、お客さんを呼ぶために色々してますよ。例えば、絵の上手な子が似顔絵を描いたり、ちっちゃな子が「ばざーでーす、きてくださーい」と、呼び込みをしたりしてます。 メイ:涙ぐましい。 ジェローム:(メイに)初めに駅でチラシ配りをしているのを見た時には、むせび泣いていたと思うが、手伝わなくていいのか? メイ:そうですね。でも、今からそうやって、ちっちゃな子が教会の手伝いをしようっていうんだったら、その伸びゆく自立心をね、摘むわけにはいかない(笑)。 GM:さて、皆さんどうしますか? リン:じゃあ、不穏な人影を見てるんで、何か邪魔が入らないかどうか、バザー会場で警戒。 シグマ:うーん、迷うなぁ。教会の上の方に上がれるかな? GM:上がれますよ。 シグマ:じゃあ、バザー会場がよく見えるような高いところに立って。 GM:はいはい。崩れかけた足場の悪い尖塔に上って、下を見てるわけですね。 ジェローム:俺はシスター・アンジェをずっと傍で監視してます。 GM:常に視界の範囲にいるという感じでよろしいですか? ジェローム:そうです。 GM:そうすると、リンちゃんとシグマの2人。〈発見〉を振ってください。 リン:はい。(コロコロ)達成値9です。 シグマ:“警戒”使用。 GM:はいオッケー。9だと、向こうの方から車が来るのが判る。“警戒”カードだと、尖塔の上のかなり遠いところからに関わらず、大型のワゴン車が近づいていて、中に乗ってるのが、こないだのチンピラの奴らなのが、何故かよく判る。 シグマ:やれやれ。ジェロームに通信機で連絡。「外に変な奴が来た」 GM:ワゴン車はこう、教会に横付けで停まってですね、中からチンピラが2人降りてきて、後ろの扉をがしゃっと開けて、「先生、お願いします」「「コーホー」」 シグマ:なにーっ?(笑) GM:という声と共に、ガッチャガッチャと音が聞こえてきます。 ジェローム:『・・・おい、どうした? そっちの様子を教えてくれ』 シグマ:「変なものから変なヤツが出てきて、さらにもっと変なのが出てきた」 ジェローム:『あんたはナイルの人間ではなかったと思うんだが』(笑) シグマ:「しょうがないだろう。俺の知識では、あれは変なモンとしか言いようがない」 メイ:それこそストレートに、「ダー○・ベイダーみたいなヤツが」って言えば。 GM:いや、違いますよ。どう見ても侍です。 ジェローム:は? サムライ? GM:(にやにや)仮面でぴっちし顔を被って、背中にこういう旗指し物を差してます。『悪戦苦闘』と『他力本願』。 メイ:カッコ悪い旗印!(笑) シグマ:「そこで何をしてんだー?」と声を掛けましょう。 GM:あなたが声を掛けると、2体の侍はですね、手を挙げて、ババババババ! と撃つ。 一同:!! GM:要するに連中は、バザー会場に来ている、善男善女の方々に、銃をぶっ放しているわけですね! 今のところは、威嚇射撃のような感じですが。 メイ:そりゃあもう、銃声のした方に行くしかないです! シグマ:マスター。上からプラスチック爆薬を落としたいんですが。 メイ:ものすごいモン持ってますね。 シグマ:持ってるんですよ。デフォルトで。秘密工作員は。 GM:教会の尖塔からだと、30mくらい離れてますよ。〈投擲武器〉で届くのは、15mが限度。 シグマ:おっと、距離があるのか。 メイ:秘密工作員だと、「実はこんなこともあろうかと」って、カチッとスイッチを押すと、こいつらが立ってる地面がバーッ! と陥没するとか。 シグマ:〈マッドサイエンス〉技能はないんだ。残念ながら。 ジェローム:マスター。銃声を聞いて、きっとシスター・アンジェが走り出そうとすると思うので、左手を掴んで止めます。 GM:シスター・アンジェは「子ども達が! 町の人達が!」と、半狂乱になっていますよ。 ジェローム:「あんたが出て行ったところで、何も解決しない。奥に下がっていろ」 GM:と言って、そのまま走り出すわけですね。 ジェローム:勿論。 GM:オッケー。では戦闘シーンです。 NEXT → これ以上、乱入者の狼藉を許すわけにはいかない…… "Eternal Smile" Since 2002.02.02 E-mail:charmy_s@mac.com |