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TORGリプレイ

『天より来りしもの』

 

第四幕

 
シーン2 Decisive Battle

 
1ラウンド目

GM:ドラマチックシーン。ヒーロー先攻、敵側疾風。推奨行動は〈攻撃〉/〈防御〉です。

リリアン:マスター。僕、《敏捷度》11になってる。

ディ:オレと同じだね。マギー、リリアン、ディ、マキシム、ユウイチの順。

GM:ヒーロー側、まずマギーはどうしますか?

マギー:この場合、私は行動を遅らせて、待機する。

ユウイチ:じゃあ、リリアン、動いてくれ。

リリアン:そしたら、コンテナから、噴霧装置で、石灰の粉を散布ー。

GM:はい。周囲が真っ白になりますね。ええ。それだけです。

ユウイチ:マザー本体は、どうなってます?

GM:本体は、空中から白い粉が飛来した時点で、触手をバカーッと開いて。

マキシム:あれ、防御シールドは?

リリアン:展開できない。物が接触したら消える筈。要するに、電磁波が通らないから、おかしいな、って思ってる間にボコる。

GM:うん、さあ、どうでしょう。

ディ:マスター。攻撃をして大丈夫かどうか、“警戒”カードで教えてください。

GM:“警戒”ですか。奴の防御シールドは、何の反応も示していない。

ユウイチ:ってことは、今は・・・。

GM:少なくとも、口の周りの触手は開いてるね。

ディ:では、触手を攻撃します。

GM:触手ですか? 15m上の?

ディ:しまった、届かないか。どうしよう。

マキシム:俺は、普通に攻撃していいと思う。奴からすれば、足元だろうが上だろうが、攻撃されたって思えば、シールドを展開するだろうから。

マギー:あ、いい方法があるよ。何かを投げればいいじゃん!

ディ:了解。オレは1戦闘に1回、自分を疾風にできるので、1回目の行動で、手近な石を蹴っ飛ばして、シールドが張られるかどうか確かめてみます。

マギー:そしたら、ごそごそとヒップポーチを探って、「これを使えばいい! 後で返せ!」と言って、飴玉を出す。

リリアン:飴玉にすっごい食いついたらウケるよね(笑)。

GM:はい。飴玉を蹴っ飛ばしましたね。身体にぽーんとぶつかって終わり。

マギー:お!

ディ:シールドが展開していないことを確信した、でいいかな?

マギー:うん、いいと思うね。

リリアン:張ろうとしていないのか、それとも、さっきの仮説通り、電磁波を遮るものが漂ってれば、展開できないのか。

ユウイチ:張ってないなら、今やった方がいいよね。

マキシム:よし、一撃でいくか。見せ場宣言して、攻撃!

GM:マキシミリアンの攻撃ですね。どうぞ。

マキシム:「人間が滅びるか、奴が死ぬか、ここが一番の大勝負だ!」(コロコロ)14。当然、ポシ使って振り足し。

GM:打ち消しません。どうぞ。

マキシム:消さないんだ。(コロコロ)31。さらに“ヒーロー”を使って、(コロコロ)10扱いで、41。+12だから、〈白兵戦〉35。

GM:それは当たりますね。ダメージください。

マキシム:《筋力》が3上がってるから、23+3=26、26+12=38。“アドレナリン”と“だめ押し”があるから、44!

GM:44。うわー、すごい数値ですねー。ではあなたの前に、虹色の波紋が広がる。

一同:!!

マキシム:うわー、畜生ー!

リリアン:効かないのか!

ユウイチ:当たる直前じゃないと、反応がない、ってことか?

GM:さあ、どうでしょう?

ディ:すまないマキシミリアン。オレが先に攻撃するべきだった。

マキシム:いや。しょうがない。

ユウイチ:だったら、おれが撃って着火しようか? それで電磁シールド、一時的には消えるよね。

GM:うん。消えますね。目の前のひとりを巻き込んで。

リリアン:マキシムが死ぬわけない。死ねるような常識があるわけがない。

マキシム:おいおいおい(笑)。

ユウイチ:もしくは、しばらく漂ってると思うから、次のラウンドに賭けるか。

マキシム:俺は、ここは体勢を立て直して構わないと思う。がむしゃらに突っ込むよりは、次のラウンドで、最初に爆撃してもらって、シールドをなくしちゃった方が、有効だと思う。

ディ:了解。今と同じ場所を攻撃します。

GM:それは、部位攻撃扱いになるんで、マイナス8のペナルティがつきます。だけどこいつ、巨大なんで、地上にいるあなた方には、命中に+8のボーナスがつくんですな。

マギー:プラマイゼロだー。

ディ:(コロコロ)10!(コロコロ)30!(コロコロ)49。

マギー:よっしゃー!

リリアン:出たな、出目の暴走。1を貯め込んだだけあったぞ。

ディ:まずポシビリティを使います。

GM:打ち消します。

リリアン:さすがにピンチだからか。

GM:だって、最初の一撃は、間違いなくシールドで防げるけど、二撃目以降は通るんで。その程度の頭はあるぞ。

ディ:これは、見せ場宣言は無駄だね。向こうのポシを削りきるまでは。〈白兵戦〉達成値37。ダメージは31です。

GM:31は痛いなー。7抜け。転倒K2。

マギー:転んだ?!

ユウイチ:待て、あのサイズが?

GM:ポシビリティ使って転倒とKを打ち消す。

ディ:よし、行動を一回キャンセル・・・じゃないか、残念。

GM:ディの攻撃は、奴の干渉波の間をすり抜けて、身体に直撃! と思った瞬間、奴はたった一行動で、それをほんのかすり傷にした。一歩後ろに下がったのだ。

ディ:やっぱり、射撃も併用しないと、きついな。

GM:まだ終わってない方はどうぞ。

ユウイチ:この場合おれは、積極防御を宣言した方がいいかな。多分、奴さん、こっちを狙ってくるよ。宝石持ってるんだから。

マキシム:あ、そうかそうか。

マギー:そしたら、こっちも遅らせていたので、全力で近づいて、殴らせていただく。(コロコロ)うわー、この出目じゃ無理。

GM:では敵側の行動です。空中のユウイチに、電磁波を可視にまで圧縮したビームで攻撃。(コロコロ)あ、19しか出なかった。

ユウイチ:積極防御します。(コロコロ)5? ポシビリティ使います。(コロコロ)10扱いで15。カードも使えないから、+2で、〈航空機操縦〉28。

GM:こっちの命中は26で、コアーのボーナスが+3で、29。

リリアン:1差で当たりか。

GM:というわけで命中です。ダメージは、そんな大したことないんだ。たった36発。これは機体に入るんで、まず、36から機体の《耐久力》を引いてください。

ユウイチ:17差です。

GM:機体はオーズ扱いなんで、5レベル負傷KO15。

ユウイチ:それはポシで消すしかないね。

GM:あなたはジナットなんで、1ポシビリティで4パック消せますよ。

ディ:3レベル負傷とKOを消して、2レベル負傷15ショック。重傷で、ぎりぎり飛んでいられる。

ユウイチ:じゃあそうします。はい。

GM:そうすると、燃料をバリバリ噴出させながら、ホンットにぎりぎり、ボロボロになって飛んでる。

リリアン:まあ、なんていい着火剤(笑)。

GM:2発目どうしようかな。結構ダメージ与えたよなー。こんなチャンス見逃すほど、甘くないもんなー。というわけで攻撃。

マギー:ええーっ?!

マキシム:やべっ、落ちる。

リリアン:持たせろ!

GM:(コロコロ)10、振り足し。(コロコロ)20、振り足し。(コロコロ)31。+10ですね。命中が33。

ディ:ユウイチ。さっきの“敵方失敗”を。

ユウイチ:でもまだ、手札だよ。

リリアン:見せ場宣言で出すしかないでしょ。

マキシム:うん、そうすれば何とかなる。

ユウイチ:解った。“敵方失敗”出して、流します。

GM:では、2発目のビームは、あなたの目の前を、ホンットにぎりぎり通り過ぎて、影響でまた機体がバシバシ言ってます。

リリアン:「さっさと避けなさいよこのスカポンタン!」

ユウイチ:「アラホラサッサーイ!」(笑)

GM:しまった。せっかくのチャンスを潰してしまった。2回攻撃したのに。ちぇっ。

ディ:マスター。名誉の法則で活力を与えます。

マギー:うん、今活力をもらっとくと、ユウイチが、嬉しいかも。

ディ:ユウイチの機体のショックは全快する。あと、カードが全員1枚ずつ増えます。

GM:少なくとも、飛行機のフレームまでダメージが入って、燃料がバリバリ流れ出てる状況なんだけど、エンジンが止まるってことはなくなるね。どんな言葉で活力を与えるのかな?

ディ:2発目が当たらなかったのは見えたんだよね。「さすがだユウイチ! お前の、ドラゴンを操る腕は!」

GM:はい、オッケーです。

 
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