Eternal Smile > Hazard from Space 『天より来りしもの』 あとがき すみません、初めに思いの丈を叫ばせていただきました。 ・己の命と引き換えに何せ、GMを務めてくださった、天秤座の童虎さんのモットーは、「戦闘は全滅上等のセメント勝負」。さらに、スタースフィアの出てくるシナリオは初めてだったので(私は普段、日本語版のみで遊んでおり、スタースフィアのような未訳レルムは、GMが持ち込まない限り、接する機会がないのです)、敵の強さや能力に、全く見当がつきません。 敵が未知の存在であること、意思疎通が不可能であることが、これほどきついとは思いませんでした。 そんな状況で、“自己犠牲”が手元にやってきたのです。「全ての人々を守りたい」ディアンを演じる私としては、場に出しておく以外の選択肢は取れませんでした。 どんな敵でも倒す、究極の切り札。 ・そして限界突破人類の未来と、キャラの生存を賭け、精神的に極限状態でのプレイが続きました。 相当いっぱいいっぱいだったので、ラストバトルで、ディアンは殆ど攻撃しかしていません(苦笑)。因みに、携帯電話や黒い石など、電磁波を発する物を〈トリック〉などに使用すれば、レギュオンは釣られやすかったそうです。ちゃんとGMが教えてくれていたにも関わらず、頭の中から完全に抜け落ちていました。 何とか全員無事でマザー種を倒したものの、もはや一刻の猶予もありませんでした。種子が打ち上げられてしまえば、全ての努力が無に帰します。爆発を止めるために“自己犠牲”を使うのは簡単。でもそれは、持てる力を出し尽くしてからにしたい! 必死で未来を掴もうとするディアンと、私は、一心同体でした。 147は、私の出目としては最大値です。勿論、カードを沢山使ったからこそ出せた数値ですが、20を3回出して振り足したのは、ディアンを死なせてたまるかという、意地の表れだと思います。まさに「ダイス目は気合いで何とかなる」。なお、後でGMからは、「しゃあみさんがあんなダイスの振り方するの初めて見た」と言われました(笑)。 本文中では語られませんでしたが、最後の一撃には“偉業”カードが使われているので、種を切り離した瞬間の映像は、全世界に配信されています(そのための伏線として、私は情報将校のグレンに「戦いを最後まで見届けろ」と頼みました)。以前『地球の長い午後』でも、マッコイが似たような呼び掛けを行っているので、全世界へ向けた偉業はこれで二度目。そろそろ、スティリーを抜いたりするシナリオもできるかな・・・。 ・オマケの裏話リリアンがアニタちゃんからもらった、あの錆びた金槌は、実はGMオリジナルのエタニティ・シャード(ポシビリティが込められたアイテム)で、本当にゴルディオンハンマーになります。「勇気ある熱いセリフを口にすると、黄金に輝き、勝手に巨大化する」のだとか。《耐久力》が高すぎて破壊が困難な、ツリーレギュオンとその種も、これで殴れば一撃で粉微塵。GMは、世界を救ってハッピーエンド、となるための道筋を、ちゃんと用意してくれていたわけです。
そんなGMの思惑など露知らず、力ずくで無理を押し通したストームナイトたち。私はこの結末を誇りに思います。GMからも、「予定していた最良エンドを超えた」という、お褒めの言葉をいただきました。皆様が、ほんのちょっとでも、「あ、カッコいいな」と思ってくだされば嬉しいです。 ・次回予告 遂にディアンの過去が暴かれる時がやってまいりました。彼の人格構成に多大なる影響を与えた、ひとつ年上のお姉さん(!)の登場です。勿論、元祖ヒロインである、ジェシカも再登場。リプレイのタイトルはズバリ、『トライアングラー』。正直言って、ディアンのあまりの優柔不断さに、石を投げつけられそうで怖いです。でも、一生懸命悩んで結論を出したので、しっかりと物語の形にして、皆様に見ていただこうと思っています。 ・最後にディアンから、というよりは私から、改めてお礼を言います。 ディが全幅の信頼を置く相棒、マキシム。 みんな、ありがとう。 2010.08.28(仮面ライダーWの最終回を待ち望みながら) しゃあみ・拝 "Eternal Smile" Since 2002.02.02 E-mail:charmy_s@mac.com |