第二幕

シーン３　創造主
 

セバス：ＧＭ、とりあえずね、オカルトの資料とか漁って、〈手掛かり分析〉。（コロコロ）はーい、１７出ました。

ＧＭ：おおー。資料に当たると、やっぱり、エデンになぞらえた話なのは間違いないな、ってのが判ります。BABELの事件で、エデンから持ち出された生命の樹っていう概念に基づいて、ウィルスとか、カインとかアベルとかが造り出されたっていうのがあり、それを守護するケルビムがやって来たわけだから、あぁこれは組織の組み直しをしてるんだろうな、というのが大体見えます。第二話ん時に、「誰が」、カインとかアベルを造り出したのかってことは謎だったんですけど、多分その、造った奴が動いてる今回は。

セバス：プロジェクトマネージャーが直々に出てきちゃってるんだね。あららー。

ＧＭ：そう、今回で、残党をかき集めて、やり直そうと。

マッコイ：つまり台所事情は何処も苦しいわけだ。

ＧＭ：はい。要するにトップがいて、中がなくて、残り全部実行部隊っていう。あと足りない分は、外注です（笑）。金輪さんとかにすがって。

セバス：じゃあ、ケルビムの楯の話って何かあります？　あんなワケのわからん楯は見たことない。

ＧＭ：アイルの魔法の産物なのは間違いない、とは思う。原理的にも。多分オカルトっぽい味付けもされてるんだろうという不安な要素が。あの楯自立してたからなあ、やだなぁ、っていう（笑）。あとケルビムと呼ばれてるものは、確か２体いた筈なんですよ。要するに門番はこう左右にいるので。

マッコイ：あぁ、まだいるのか・・・。

マキシム：あんな奴が２体もいたらたまんねぇよ。
 

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