TORG・ABCリプレイ
第一幕 GM:次のラウンド。ヒーロー先攻、悪役後攻。推奨行動は〈挑発〉/〈威圧〉になります。 蓮翔:マスター質問。そいつのこと、欲しい。 GM:はい? 蓮翔:〈説得〉して、おいらの飼い恐竜に、できる? GM:なるほど。このゲームの恐ろしいところは、高ければ可能(笑)。 蓮翔:えっ、どうやってやればいい? GM:えーとですね、相手がもし〈説得〉に抵抗するための技能を持っている場合、その技能基本値が難易度になります。今、〈間合い〉でも何でも、対人行動を掛けて、成功すると、一時的に技能を持ってないことになるんですね。素の能力値で、抵抗してねー、ってことになるんです。 蓮翔:ふーん。 GM:だから、他の人が崩してからの方が、成功しやすい。 リリアン:ならこっちが〈威圧〉するよ。 蓮翔:じゃ任せる。 リリアン:ここは、基本をやらしてもらおうかな。乗っていたシェルビー・コブラをばしっと降りて・・・。 GM:あいつ、車から降りたぞ? リリアン:だんっと仁王立ちして、こっち向かせといて、一言、「お手っ!」って叫ぶ(笑)。 マキシム:〈威圧〉なのか? GM:そ、それは何? 脅かしたいの? リリアン:いや、もう有無を言わさず、飼い犬へ命令するように、「お手っ!」 GM:あ、なるほどね。 リリアン:(コロコロ)ダメだ。“やり直し”カード使って。(コロコロ)うーむ。ポシビリティ1点燃焼させよう。(コロコロ)達成値20。 GM:20ですね。効いてるんですけど、足を振り上げて、このままだと潰されるぞ、っていう。 リリアン:いや、大丈夫。目の前指差してるから。ここに、「お手っ!」 GM:そんな、精密動作はできないね(笑)。 蓮翔:じゃあ、惚れた弱みなんで、「そうか、リリアン、こいつを欲しいのか!」って言って、俺も頑張る。「リリアンのためにな、ポチになってやってくれ!」と〈説得〉。 マキシム:ポチか(笑)。 蓮翔:(コロコロ)8、あーダメだ、−2になっちゃう。 GM:ちょっときついですね。ポシビリティを使うと、振り足しができます。 蓮翔:じゃポシ1点使う。(コロコロ)GM:で、ポシビリティで振り足した場合はどんなに低い目でも10とするので、最初の目8+10=18。ボーナス表の18っていうところを見てください。 蓮翔:+5。〈説得〉なので、16+5=21。 リリアン:ゴメン、そこに“援助”を飛ばしたいんだけど。 GM:いいですよ。何か一言。 リリアン:「そうよ、その通りなのよ!」 蓮翔:で、3足して24でしょ。俺も自分で“アクション”2枚出して6足す。30。 GM:30。プレイヤーズコールには足りない。 ディアン:“援助”が2枚ある。「泉もリリアンも、危ない!」と言って、前へ出て、背中にかばうようにしながら、言うことを聞けっていう目で恐竜を睨む。 GM:がたがたぶるぶる。明らかに解ってないですよ、ひとり(笑)。プレイヤーズコールなので、どうするですか。 リリアン:目の前30cmのところに足ドーンと降りてきてるんだけど、余裕しゃくしゃくで、仁王立ち。 GM:その足の速度が遅くなって、こう、あなたの鼻先をスーッと優しく降りていって、「ほだされたよ」みたいな目をして(笑)。 リリアン:お手したところで、なでなでしてやってる。 蓮翔:すげえ度胸だー。惚れ直したー。 GM:奥の方でエディーノスが、「お前、何やってるんだ。瞬殺されんじゃねぇ、馬鹿野郎」と、マスターの代弁をして(笑)。「ちったぁ暴れろよ。アクションシーンだろ、解ってんのか、この野郎」みたいな。くっそー。 蓮翔:「よかったなリリアン! ポチが手に入ったよ!」 リリアン:「そうねぇー。ポチっていうのが何語なのかは知らないけれど、まあいいわ」 GM:というわけで、ポチは皆さんの支配下に入りました。移動速度はないけど戦力は高いよー。 蓮翔:よっしゃ! マキシム:こいつらは・・・。「おい、そんなことより、あそこに何か見えるぞ」テントのことを伝える。 ディアン:すげえ正しい行動だー!(笑) GM:ただし、この3人には霧しか見えません。 ディアン:「向こうに、何か、いるのか?」 マキシム:「人影が見えた。エディーノス共は、あそこを守ってるみたいだ。俺はどうもあそこが、気になってな」 リリアン:「んー?」そう言ってる間に、ポチの頭の上にひょっこり乗ってるから。いつでも動ける状態になるんで。 マキシム:「とりあえず、こいつを連れて、一緒に行くか」 蓮翔:じゃあ、前進しますかね。 NEXT → ポチを従え、さらに前進するストームナイト。そこへ…… "Eternal Smile" Since 2002.02.02 E-mail:charmy_s@mac.com |