Eternal Smile > Limited War 『Limited War』第一幕
GM:フリオさん。ご要望があれば、本音エリスさんが一緒にいますけど、どうですか? 勇人:エリスちゃんはね、プロのアイドル(*4)。アーティスト寄りのアイドルですね。 フリオ:それは、いても別に、おかしくないシチュエーションだとは思う。 GM:お忍びで見に来ていて、マネージャーは、彼女の気が済んだら連れて帰るかな、という感じです。 神崎:場所はニッポンですか? GM:はい、ニッポンです。名古屋空港辺りから飛ぶイメージです。 勇人:ネットニュースとかでも流れてるので、撮り鉄ならぬ、飛行機好きな人が来て、カメラ構えて。 神崎:人は大勢いるだろうね。だって、社長が乗るってことは、テスト飛行はもう完璧に終わらせてて、要はお披露目だろうと思うから。 勇人:そうですそうです。タラップ上がる時に、僕は、手とか振っちゃったりする(笑)。 GM:きゃー、と黄色い声が上がる。(キャラシートのイラストを見て)すごい、書生風の美形ですね。 神崎:俺たちは、彼を見送った後に、カフェテリアか何かに行って、雑談をしています。 GM:皆さんの席から、パブリックビューイングのスクリーンが見えます。10数分経った頃です。〈手掛かり分析〉を振ってください。ない場合は《知覚》です。 フリオ:《知覚》。そんなものを要求するか。よっと!(コロコロ)ほら来た。 神崎:(コロコロ)お、19。 勇人:素晴らしい。いい目ですね。 神崎:ここは完璧に気づきたいので、まず、“ひらめき”を使います。これで《知覚》に+3。出目19で、+6ですから、“アクション”使いましょう。さらに+3されて、9プラス、俺の《知覚》は11になってるんで、20です。 GM:フリオさんは? フリオ:・・・ニッポンのエスプレッソは不味いな(笑)。 神崎:俺、マルセルとの付き合いの関係上で、タバコ吸い始めたんで、演出として、フランスのタバコに火を付けて、フーってやって、「いや、よかったよかった。今回も無事そうだ」って言った時に。 勇人:ああー、いいですねー。 GM:あなたは気づきます。タバコの煙が、ほぼ真横に漂っていて、それと比べると、普通、飛行機は上昇している筈なのに、降下してるんです。 神崎:タバコをいきなりジュッて消した後に、すごい不思議そうな顔で、「フリオさん。下がってませんか?」 GM:そして、何者かが飛び降りたように、あなたには見え。 神崎:「今、何か飛び降りたような。あそこです」 GM:機体が、爆発します。 神崎:お!? 勇人:ダーン! 一同:・・・・・。 フリオ:それは当然、パブリックビューイングの会場に異変が。 GM:大変なことになるよ。 勇人:キャー! ウワーッ! GM:「おじさま!」って感じで、エリスがすがりつきます。 フリオ:「落ち着きなさい」と。 GM:神崎さんの携帯が震えます。 神崎:すぐ、取ります。「もしもし神崎ですけども」 GM:牧野芹奈(*5)の声です。『神崎さんですね?』 神崎:「ああ、牧野さんじゃないですか。ちょっと今、立て込んでるんで」 GM/芹奈:『今、テレビで、爆発したのを見てっ・・・!』 神崎:「落ち着いてください。情報が入ったら、あなたにも連絡をします。今はちょっと、勘弁してもらえませんか?」
神崎:「今、会場なんですが、フリオさんも一緒にいて、彼と一緒に対応しますので、少々お待ちください。もしかしたら、あなたにもお願いすることがあるかもしれません。その時は、嵐王寺の友人として、協力してもらえませんか?」 GM/芹奈:『・・・解りました。連絡をお待ちしています』 神崎:とだけ言って、手早く切った後、フリオさんに、「お連れの方(エリス)がちょっと取り乱してるみたいなので、あなたに任せます。俺は、墜落現場の方に先に向かいます」 フリオ:「ふむ」 神崎:と言って、ピッ、と口笛を吹くと、バンの後ろのドアがカチャッと開きまして(笑)。 勇人:ナポレオン、キター! GM:ここでもう一度、〈手掛かり分析〉を振っていただきたいのです。 神崎:ない場合は《知覚》ですね。うら!(コロコロ)2。“ドラマ”を使います。カードをなるべく回しておきたい。(コロコロ)よし、18。足して20。〈手掛かり分析〉15。 GM:えーと、こういう、センセーショナルなニュースの場合は当然かもしれないですけど、爆発の瞬間を何度も繰り返して、流している。しかも、何者かが飛び降りた瞬間は、敢えて映さないようにしてるんですね。 神崎:ほうー。 GM:なので、それに気づいたあなたは慧眼でしたし、飛び降りた存在がいることを隠そうとしているような、何らかの意図を感じます。 神崎:嵐王寺もストームナイトだから、そうそうやられるとは思わないけど、爆発した飛行機っつったら、一般的には、無理だろ、絶望的だろ、という認識なので。 勇人:まあ、そうですね。 神崎:愛車のバイク、浜アベンジャーにまたがって、浮かない顔でその場を去ります。 勇人:いいもの乗ってますねー。ドローン・ウルフがよく似合う。 GM:フリオさんは? フリオ:とりあえず、マネージャーにエリスを預けて、「貴女は戻りなさい。何か解ったら、貴女にも連絡するから」 GM/エリス:「おじさま。足は、あるんですか?」 フリオ:(肩をすくめる)うーん、ニッポンには、愛車は持って来ていないし。 GM/エリス:「よかったら、うちの車を使ってください」 フリオ:オウ。 GM/エリス:「私は、おじさまの足手まといにならないように、待ってますから」 フリオ:「それは有り難く使わせてもらおう。このお礼は、いずれ」 勇人:さすが。 GM:ということで、2人は山の方に向かいます。ここでシーンをチェンジします。全員、要らないカードがあれば、1枚まで交換していいです。 フリオ:1枚補充。“人物誤認”。 勇人:あ、“疑惑”。疑われるぞ。やったー。 "Eternal Smile" Since 2002.02.02 E-mail:charmy_s@mac.com |