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TORGリプレイ

『Limited War』

第四幕

 
シーン3 凱歌

 
3ラウンド目

GM:第三演目は「勇人本人である証拠を提示せよ」。悪役先攻、〈挑発〉/〈威嚇〉、ヒーロー後攻。推奨行動〈トリック〉/〈威嚇〉。相手が推奨行動に成功すると、皆さんの場札を奪います。

神崎:“イニシアティブ掌握”を使いましょう。

GM:ここはニッポンテックなので、1を振ったらリンクが切れます。

神崎:(コロコロ)14。平気ですね。

GM:今のは見なかったことにして、引き直します。悪役活力、ヒーロー後攻。推奨行動は〈防御〉/〈挑発〉。

勇人:さっきよりは全然いいです。活力は、ショックとか回復しちゃうやつです。

GM:悪役側、飛鳥譲は〈トリック〉を使います。素性を訊かれたので、「僕は、曽祖父の代の、嵐王寺家の傍系だ。曽祖父は、愛している者がいたのに、政略結婚させられたんだ!」と、すごくお涙頂戴的に言います。

神崎:〈トリック〉ってことは、嘘ついてるってことじゃないか。

GM:勿論!(コロコロ)ポシビリティを使います。

勇人:消す。それはさすがにさせられない。

GM:〈トリック〉21。〈防御〉に成功すれば、推奨行動なのでカードがもらえます。因みに、勇人を行動済にしたくない場合は、他人の代わりに積極防御というルールがあります。他の人が、「惑わされるな」と口を出すことで、その人の〈トリック〉で代わりに受けることができます。失敗した場合は、勇人がペナルティを受けます。

イクイリ:であれば、僕、積極防御しようか?

勇人:ごめんなさい、お願いしてもいいですか?

GM:あ、ポシビリティ能力者は〈トリック〉に+3がつきます。

イクイリ:「そもそもあなた、傍系ということは、正当後継者って、嘘っすよね? 傍系っすよね?」と言って、話の筋を〈トリック〉ですり替える。(コロコロ)せっかくだから、ポシビリティ使おうか。

GM:どうぞ。

イクイリ:(コロコロ)10扱いだから、18で+5。〈トリック〉23。

GM:防御成功。勇人も行動できます。

勇人:「あなたは、いくつも許せないことをしたが、今、もうひとつ罪を重ねましたね。それは言ってはいけない嘘だ。我が曽祖父が、愛した人は、たったひとりだ!」

GM:・・・・・。

勇人:「我が社の筆頭株主である、嵐王寺真輝子さんに、質問させていただきたい。そのような事実は、ありますか?」

GM/真輝子:「ひどいでたらめですね」

勇人:「粉飾決算の件、謀殺の件、ビジネスプランの提示もなされない件、嵐王寺家に対する侮辱発言。そういった諸々を踏まえて、あなたは、CEOに相応しくない! さらに、僕が僕である証拠、それは・・・」

イクイリ:うなじにある星型のアザ(*25)。

フリオ:いやいやいや。

勇人:「彼女が持っています。アイルからお呼びした、ネクロマンサー!」

フリオ:ああ、控え室で確かに待ってる。

勇人:さも、このために用意した証人というツラをして(笑)。「魔法という、異界のテクノロジーではありますが、現状、世界に認知されている技術体系により、故人とされた骨が、僕のものでないことは証明されています。歯型等も合いませんし」

神崎:それが一番でかいね。

勇人:「何なら今ここで、僕の検査をしていただいて構いませんが? ニッポンでは、まだ、完全なるクローニング技術は実用化されていません」

GM:実はそれ、ウソなんだけどね。

勇人:はい。嘘です。金輪龍一がクローンを作ってるから(*26)。
 

 ギリギリと歯噛みする飛鳥譲をよそに、勇人は唯一の肉親、真輝子へ呼び掛ける。
「筆頭株主。私は、あなたの孫ですか?」
「ええ。わたくしがあなたを見間違うはずはありません」
 

勇人:「我が、嵐王寺コンツェルンに連なる者たちよ! よもや、いただくCEOを見失うことはあるまいね? 再び僕は帰ってきた! 君たちと共に、未来を掴むために!」

神崎:これで〈説得〉かな。

勇人:(コロコロ)10!(コロコロ)23。ポシビリティを使う。

GM:どうぞ。

勇人:(コロコロ)10!(コロコロ)19だから、52。

神崎:見せ場宣言! “リーダーシップ”使用。

勇人:ありがとうございます! “ドラマ”1枚使います。(コロコロ)12、64。

イクイリ:“偉業”、ここにあるから。

勇人:交換してください。

GM:2度目の偉業達成! すごーい!(拍手)

勇人:〈説得〉達成値は36です。

GM:36! 飛鳥譲の〈説得〉の値をはるかに上回っています。偉業ですし、最終演目までクリアできたことにしましょう。全会一致で、飛鳥譲はCEOの座から追放されます。

勇人:よぉっし! 勝った!

イクイリ:とりあえず勝利は確定したから、外に向かってみよう。

勇人:この状況で、敵が何もしてこないことを考えると、きっと神崎さんが食い止めてくれているんでしょう。ドクター。フリオさん。お願いします。

 
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