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TORGリプレイ

『Limited War』

あとがき

 
 勇人のプレイヤーであるありまさんには、これまで大変お世話になってきました。リクエストに応えてシナリオを当て書きしていただいたことも、一度や二度ではありません。

 ありまさんの持ちキャラを主人公にしたシナリオを作って、恩返ししたい。

 そんなある日、私はトーグオンリーコンベンションで企業戦争卓に入り、初めて「企業戦争」ルールをプレイしました。
 今までにないプレイ感覚でした。多少の面倒くささはあるけど、みんなで協力して会社を盛り立てていくところに、企業戦争ならではの楽しさがあると思いました。
 

 よし、企業戦争を体験できるシナリオにしよう!
 せっかくだから、影の薄いニッポンテックの世界法則、「復讐の法則」も使ってみよう! 

 さらに、『ビギニングアイドル』を、混ぜちゃおう!
 TORG meets ビギドル、「最後はライブ(株主総会)で決着だ!」
 

 とはいえ、ストームナイトにアイドル活動をしてもらうわけではありません。株主総会の場で、ライバルと繰り広げる論戦を、「演目名」「指定特技」という形で可視化しておけば、作戦立案や演出が楽かな、と思ったので(あと、ぶっちゃけ、アドリブの論戦でありまさんに勝てる気がしないので(笑))、セットリストを使うことにしました。

 脇を固めるプレイヤーさんには、勇人と面識のあるキャラの持ち込みをリクエストしました。神崎さんもフリオさんも、ビジネスは門外漢でしたが、神崎さんは産業スパイという素晴らしいアイデアで物語を膨らませてくれました。フリオさんはキャラをリスペックして子会社の社長に扮してくれました。ドクターのプレイヤーさんとは初めてご一緒しましたが、ツボを押さえたキャラメイクにうならされました。確かに、飛行機が墜落するってトレーラーに書かれてれば、霧化(物理無効)のコミックパワーを取りますよね。〈催眠術〉の使い方もお見事。
 

 肝心のセッションはといいますと、率直に言って事故りました。その場でダイスで企業のデータを決めたところ、自社もライバルも債務超過。さらに、身売りした時に得られる現金が多すぎて、緊迫感が皆無になってしまったのです。せめてライバル企業だけでも作っておけば、ゲームとしての適正難易度が保てた気がします。ダメダメのマスタリングを、様々なネタ振りでフォローしてくれたプレイヤーの皆様に感謝です。

 なお、勇人のキャラクタークラスは「財閥の総帥」ですから、株主総会での論戦に勝ち、総帥の座に返り咲くことが、暗黙のノルマとして課せられていました。プレッシャーの掛かる中、期待通りの大活躍! さすが主人公! また、復讐という裏テーマについての、フリオさんとの語らいは、このセッション屈指の名シーンだと思います。
 

 勇人は、今後どのようなビジネスに興味を持つのでしょうか。
 今後も貧乏くじばかり引かされることになるのでしょうか。
 PCまたはNPCとして、共演できる日を楽しみに待っています!

 最後になりましたが、本リプレイを、企業戦争ルールに日本一詳しいGM、COBRAさんに捧げます。

2017.10.11(オンリーコンで待ってるよー) しゃあみ・拝
 


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