限りなく今に近い未来………
　今夜、あるいは明朝、さもなければ来週……ほんの少しだけ未来の物語

 
 
予告編 by Gamemaster (PDF) 
 
 

Prologue

 
ＧＭ：ではまず、各キャラクターの簡単な自己紹介から。

リック：リック・シュレーディンガー。キャラクタークラスはアイルの盗賊なんですけども、本人はトレジャーハンターと名乗っております。盗賊と呼ばれるのは、大嫌いです。年齢は２０歳。トレードマークは、頭に巻いている青いバンダナ。

シンディ：キャラクターは、１９歳女、シンディ。コアアースの聖職者で、プロテスタントです。打たれ弱いので、守ってください。〈手掛かり分析〉が得意です。

シオン：キャラクター名シオン。サイバー教皇領のテンプル騎士です。カトリックの人です。堅いです。

ＧＭ：頭が？　鎧が？（笑）

シオン：両方堅い。年齢は２０歳です。

ディアン：バーバリアン戦士のディアン・オブロー。２８歳。方向性としては、〈白兵戦〉と〈名誉〉。７レベルになったので、霊体斬れます。

ＧＭ：アイル人は、〈名誉〉レベルが上がっていくと、どんどん人間離れしていきますからねー。

シグマ：秘密工作員のシグマです。表向きは新聞記者ということで飛び回っていますが。

シンディ：秘密工作員ってニッポンテックの人ですか？

シグマ：いや、コアアース。年齢は３０代。シグマというのもコードネーム。

シュア：シュア・スカイウォーカー。１６歳のレルムランナーです。ジャンプ系ツンツン頭主人公タイプ。前回チャリンコで〈白兵戦〉やって、〈地上車操縦〉にちょっと開眼しました。便利系キャラ。よろしくお願いしまーす。

ＧＭ：では最後。

セバスチャン（以下セバス）：キャラクター名は、サー・ガストン・セバスチャンという、ヴィクトリア人の執事です。歳は６５歳です。一応調査系というか、そうですね、〈威圧〉５レベルってぐらいしか特徴はないです。

シュア：いや、〈オカルト〉あるじゃん。

ＧＭ：ひとりで、〈オカルト〉〈看破〉〈推理〉のオーロシュ三大技能を持ってるキャラ。

シオン：それは重要だ。守り抜くよー（笑）。
 

【ＣＡＳＴ】

 
ＧＭ：ゲームを開始する前に、ちょっと、システム的なことを説明します。今回マスターは、登場人物の情報が書かれた、「ＮＰＣカード」を１０枚用意しました。これは、調査をしてシナリオを進めていくと、どんどん開示されていきます。このカードが１０枚出きったということは、情報がほぼ全て出揃ったことを意味します。

セバス：ほぉー。

ＧＭ：最後の２枚は、結構難しいと思うんですが。これが全部出たなら、いわゆる大団円への道が開かれたと思ってください。全部出ていない時は、何かしら見落としがあると考えられます。まぁ、コンプリート目指して頑張ってください。

シュア：頑張る。

ＧＭ：今回のシナリオは、調査、説得、戦闘、この３本が柱になってます。調査及び説得がうまくいかないと、戦闘難易度がガンガン上がっていきます。

ディアン：調査と説得。苦手だ。

シュア：そこはまぁ、分業で（笑）。

ＧＭ：第一幕、皆さんは３パーティに分かれます。幕の終わりで合流する予定ですが。

１パーティ目。出発地点はアイルで、即座にコアアースに移動します。おそらくアイル出身のキャラクターがいた方がいいでしょう。関連する相手は、アイルの元騎士見習いの少女。

２パーティ目。アメリカロサンゼルスの、テレビ局のプロデューサー、ジェイク・ノリという男に依頼されて、とある番組制作のお手伝い（注：荒事あり）を請け負った人々。コアアース出身の人、及び悪徳系の技能がある人にお勧めです。

リック：悪徳系（苦笑）。

ＧＭ：３つ目が、ロサンゼルス市警察からの依頼になります。関係者は、ロサンゼルス市警のロバート・ウッドヘッド警部。調査系です。あ、そうそう。アイル組にはもう１人登場人物がいます。車椅子の女。

一同：・・・・・。

ＧＭ：というわけで、今から３分間時間を取ります。アイル組、テレビ局組、警察組の３つに分かれてください。パーティ分けが決まったらＮＰＣカードを配ります。
 

話し合いの結果、組分けは以下の通りとなった。
１パーティ目（アイル組）：リック、シンディ、ディアン
２パーティ目（テレビ局組）：シュア、シグマ
３パーティ目（ロス市警組）：シオン、セバス
 

ＧＭ：ではまず、ロサンゼルス組からスタートしましょう。
 

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