Eternal Smile > Open Mind
 

 
TORGリプレイ

『Open Mind』

 

 限りなく今に近い未来………
 今夜、あるいは明朝、さもなければ来週……ほんの少しだけ未来の物語
 


Prologue

 
ゲームマスター(以下GM):では、始めさせていただきたいと思います。キャラクターの紹介をお願いします。

ジョシュア:コアアースの秘密工作員で、名前がジョシュア・ジョースターです。元々は海軍の軍人だったんですけど、MI6という、英国の秘密情報部に異動になりまして、色々な事件を解決しているうちに、ポシビリティ戦争が起きてしまい、情報部のボスに、『この事態を何とかしろ、ジョースター』と。なので完全に任務で動きます(*1)。あとは、“正体”カードが出て、本名が変更されない限りは、本名で普通に、秘密工作員の行動をします。

イリス:イリス・オネスト。13歳の魔女(*2)でございます。元々はフランスにいたんですけども、侵略によって、両親と散り散りバラバラになりまして、色々あって、アイルに流れ着きまして、両親を助ける力が欲しいな、ということで、お勉強をしまして、なんとか、一人前というか、作戦行動に連れてってもらえるようになりました。主な魔法ですけれども。

GM:これ、超重要。

イリス:一応、攻撃手段として、【コンジャード・ファイアボール】(火球創造)はあるのですが、むしろそれより重要なのが、【ステルス・ウォーク】(忍び足)に、【アウェイ・サイト】(遠見)。

ジョシュア:ああー、いいですね。

イリス:あと、【パスファインダー】。抜け道の発見とか。

GM:(すごい読みだなぁ)

イリス:あとは、動物さんと話せたりとか。因みに、教皇領で、魔女として追われた経験から、非常にビビリでございます。

裕人:キャラクター名、相島裕人(あいじま・ゆうと)と申します。ニッポン人の男子なんですけど、インドネシアに旅行に行ってたら、いきなりそこが、オーロシュに変わり、吸血鬼になってしまった、という過去を持っています。それ以来、家族とは距離を取り、ひとりで色んなところを彷徨って、旅をしています。制服を着てるんですけど、いつの制服だかはよく解りません。見た目は18歳です。

GM:外見18歳。

裕人:身長175センチぐらい。黒髪、黒い眼で、吸血鬼の力を使った瞬間は、眼が赤くなります。今どき男子なんで、携帯とかPSPとか持ってます。人とは距離をいっぱい取ってます。つい最近、やっと、アイルの騎士さん(*3)と、仲良くなれたから、時々携帯をいじって、連絡が来るのを、そわそわしながら待っています。

ジョシュア:むしろ、アイルの騎士さんが携帯電話を持ってること自体がびっくりですね。

GM:オレはケイタイを持っていないので、殆ど連絡できない。やばい。絶対しょげてるよ。

裕人:しょげてますよ。

イリス:いや、ある日突然、伝書鳩が飛んでくるかもしれないじゃないか。

ジョシュア:その場合、どうやってこっちのメールを受信したかが知りたいですね。

GM:イギリスのロンドンは、地球のテクノロジーが働く場所なんですよ。因みに、偶然ですが、今回のスタート地点は、ロンドンの大英博物館前です。

裕人:うわーい! 絶対会いに来た!(笑)

イリス:な、なんと。

GM:(来ちゃったの?!)では最後、お願いします。

宗元:ワシは、矢士田宗元(やしだ・そうげん)。元々、結構上のヤクザの子どもで、親が死んで、兄貴が組を継いだ時に、金に溺れて。

GM:金輪に売ったんですね。自分の組を。

宗元:そうそう。それで家を脱走して、野良ヤクザみたいな感じで、個人的にダチになった奴らとつるんでたんですけど、ダチのひとりが、『最近ニッポンにも、訳のわからん力が働いてるんじゃないか』って疑いを持ったんです。でも自分は酒の席で、「いや、んなわけないだろ」みたいに笑い飛ばしちゃったんですよ。後日、そいつは殺されてしまう。

GM:知りすぎた感。

宗元:あの時、ワシが協力していれば! って。

一同:ああー(頷く)。

宗元:なので、あいつの言ったことは本当なんだろう、って思って、真実を暴くために、色々なところで暴れています(*4)。ダチの無念のため、とか理由はいくつかあるんですけど、半分が贖罪。一番許せなかったのは自分や! みたいな。

GM:普段、周りの人からは、何と呼ばれていますか?

宗元:組の関係者は多分、兄貴と呼んでて、普通の人は、まぁ、好きに呼んだらえぇ、みたいな感じかな。性格的には、砕けた口調だけど、熱いものを持ってる人間です。

GM:ジョシュア、イリス、裕人、宗元。この4人ですね。よろしくお願いします!
 

【CAST】

 ジョシュア・ジョースター(45)秘密工作員/コアアース
 イリス・オネスト(13)魔女/アイル
 相島裕人(18)悩める吸血鬼/オーロシュ
 矢士田宗元(34)ヤクザのチンピラ/ニッポンテック

 
GM:今回、導入用に、どなたかおひとり、「シナリオヒロインと過去に会ったことがある」設定にしたいと思います。欲しい人?

イリス:・・・もらっとこうか。

ジョシュア:俺だと、ロリ疑惑かけられちゃうからね(笑)。

宗元:ワシもやけど。あ、年齢言うの忘れた。34。身長が187センチで、体重が85キロ。

GM:でけぇ。

ジョシュア:自分が、183、75です。

GM:では、プロローグを読み上げます。
 

 イリス・オネストは、その時、飛行機に乗り遅れそうだった。
 周りに注意を払わず走り、角を曲がったところで、少女と正面からぶつかった。
 手を差し出したが、少女は動かない。もしかして怪我をさせてしまったのだろうか?
 慌てふためいていると、少女はこちらを見た。

 青く美しい瞳だった。

 少女はイリスの手に視線を落としながら、こう言った。
「あなたのその優しさは、あなたの強さ。
 いずれあなたは、大きな戦いに身を投じることになります」
 言葉の意味を測りかねていると、少女はミステリアスに微笑み、そっと手を離した。
「また、お会いしましょう」

 それから間もなく、地球は戦火に包まれた。

 イリスは、可能性の力を操り、地球を救うために戦う者たちの姿を、メディアで見た。
 やがてイリス自身も力に目覚め、かつて少女が予言した通りに、侵略者と戦い始めた。
 ポシビリティ戦争の行方を左右するヒーロー、「ストームナイト」として。
 

 TORG - the Next Generation『Open Mind』

 限りなく今に近い未来………
 今夜、あるいは明朝、さもなければ来週……ほんの少しだけ未来の物語
 

 
NEXT → ロンドンで客人を待つ4人。そこに現れたのは……
 


back to Replay Library

back to Eternal Smile


"Eternal Smile" Since 2002.02.02
Copyright (C) 2002-2020 Charmy. All Rights Reserved.

E-mail:charmy_s@mac.com