Eternal Smile > Pandora 『Pandora』 第二幕
勇人:電話を場に置きます。 マルセル:芹奈が? 黙ってよう、っと(笑)。 GM/芹奈:『神崎さん。マルセル。聞こえていますか?』 神崎:「ああ、聞こえてますよ。あなたの夫とも会いました」 GM/芹奈:『無事で何よりです。でも、行き先も言わずに出発してしまうのは、あんまりだと思いますけど』 神崎:「色々、気を遣っていただいたのは有難いんですが、あの件に関しては、俺自身が、片付けたいことだったんで」 マルセル:口を挟もう。「それに、ひと仕事終えたきみを、また引きずり出すことは、俺にはできない」 GM:きゃー。きみって言った、きみって言った! マキシム:多分、俺は気づかないな。 勇人:完全にダメな感じですね(笑)。 マキシム:うん。鈍いんだ。基本鈍い。 マルセル:「現状、だいぶ真相には近づいている。このままいけば、最終的に、きみの夫の力や、ランオウジのバックアップを受けて、全てを終わらせることができるだろう」 GM/芹奈:『だからと言って、真っ正面から取り返しに行こうとするのは無謀だと思います。あなたたちは4人だけでしょう。そんな少人数で、どうやって切り抜けるつもり?』 勇人:「まあ、何とかなりますよ」 GM/芹奈:『ひとつ、聞いていただけます?』 勇人:「ええ」 GM/芹奈:『現地の人たちを味方につけるの。私たちストームナイトには、現実を変える力があります。私たちの行動で、周りの人たちの心に火を着けてあげればいいんです』 勇人:「ぷっ。相変わらず大胆なことをおっしゃる」 神崎:具体的に言うと? GM:ルール的な説明をします。偉業を起こして、周りの皆さんを味方につけてください。 神崎:ふーん、なるほど! 解りやすいなー。 GM/芹奈:『あとは、そうね、私だったら、建物の中と外の、2ヶ所で騒ぎを起こそうとするかもしれないわ。ハッキングして、魂を身体に戻す。そして、外でも襲ぎを起こして、タイミングを合わせて脱出してもらう』 勇人:「ではその方向で、作戦を考えてみましょう」 GM:しばらく間があって、『克己(かつみ)。いるでしょ?』 マキシム:「なんだ?」 GM/芹奈:『約束を果たしてくれてありがとう。これから先も、気をつけてね』 マキシム:「まあな。そうだ、さっき神崎と手合わせしたんだが、なかなか面白い奴だった」 GM/芹奈:『は?!』(笑) 勇人:あー。気を遣って言わなかったのに。 GM/芹奈:『貴方は、何を、言っているの? ちょっと、ねえ誰か、説明して?』 マルセル:「解った。俺が説明しよう。到着した、ランス駅のホームで、2人が、友情を深め合うため、手合わせを行ったんだ」(笑) 勇人:「あ、握手のことですよ? 手を合わせて、握手をしたって話ですよ。握手」 GM:たっぷり5秒ほど沈黙して、『嵐王寺総帥。くれぐれもよろしくお願いします』 勇人:「ええ。非常に今、『ただほど高い物はない』という言葉を、噛みしめて、いいお味だな、と(笑)、思ってるところですよ、はい」 神崎:「幸いにして、俺もひとつアイデアがあるんだけど、いいかな。中に入る理由があるんだ」と言って、腕をめくると、俺、軽傷を治してないんですよ。「怪我した腕を、治してもらうという、理由がね」 マキシム:ああー。 勇人:「なるほど。それは面白い。いいですね」 GM/芹奈:『随分と危険じゃない?』 神崎:「神の救護院がどういう状況なのか、何となく話は聞いているが、患者に対していきなり危害を加えるということはないだろう。それに、この傷は本物だ。何せ、あなたの夫から受けた傷だからな」 GM/芹奈:『・・・・・』 勇人:「握手の力が強すぎてですね(笑)。ちょっとギュッとやったもんで、痕がね」 マキシム:フォローなのか、これ? GM/芹奈:『マルセル。男ってどうしてこんなに馬鹿なの?』 マルセル:ふーっ(ため息)。「馬鹿な男にその質問をしても、きちんとした答えは返せないさ」 神崎:巧いなー。 勇人:えーと、無粋とはいえ、敢えてフォローしますと、男が馬鹿なのではなくて、馬鹿の中に男が含まれているだけであって。ね? マルセル:「さて、このランスにこれ以上滞在するのは危険だと判断する」 勇人:「ありがとうございました。作戦が決まりましたらまたご連絡します」 GM/芹奈:『はい』 マルセル:最後に、声を掛けます。「芹奈」 GM/芹奈:『なに?』 マルセル:「・・・安心した」とだけ言って通信を閉じます(笑)。 GM:きゃー。愛されてるなー。 "Eternal Smile" Since 2002.02.02 E-mail:charmy_s@mac.com |