Eternal Smile > RELIVE 『RELIVE』 第二幕 「例の件は、どうなりました?」 茶室の外、木々の緑のその先は、スモッグが立ちこめる汚れた空。 GM:第二幕開始です。雪さんが、消息を絶ったのは、オレゴン州辺りだと聞いています。今は、完全にリビングランド勢力下です。プレイヤー情報なんですけども、この辺は、ニッポンテックが、こっそりスティリーを植えて、ニッポンテックのレルムにしていた地域でした。そこをリビングランドに取り返された、という風に、認識してもらって構いません。 ディオルド:了解。 GM:既に皆さんは、装備品とかを整えて、リビングランドに突入しています。で、彼女が通っていたという大学の辺りに、避難民が逃げ込んでいるらしい、という情報を途中で仕入れて、そこまでやって来たところです。ということで、車を運転しているマッコイ、迷ったりしないかどうか、〈サバイバル〉で振ってください。 マッコイ:技能持ってなーい。 GM:では、〈サバイバル〉持ってる人が振ってください。 ディ:持ってる。(コロコロ)3(笑)。 マッコイ:《知力》で振ってもいい? GM:いいよー。 マッコイ:(コロコロ)19。+6。えー、達成値14。 ディオルド:お、いいね。私は13。 GM:14が一番高いですね。今度は〈地上車操縦〉。一応今の《知力》判定の成功度を、僕の方で加味します。 マッコイ:(コロコロ)9。−1だから、達成値15。 GM:そうすると、並みいる霧も何とやら、迷うこともなく、ですね。 マッコイ:あれ、俺は今、すごく大事なことに気がついた。確か今乗ってる車って、5人乗りだろ。(ひとりずつ指差して)1、2、3、4、5・・・。 ディ:ということは、連れてくる時、雪が乗れないってこと? 大悟:いや、俺はバイクだから。 GM:ああ、バイクの人も〈サバイバル〉振ってください(笑)。 大悟:〈サバイバル〉は持ってないから《知力》か。(コロコロ)10、振り足し。(コロコロ)17。達成値13。 GM:はい。それなら何とか、マッコイの車の後を、ついて行きますね。
GM:あなたたちが近づいてくるのを発見したスタレンジャーが、空からふわふわふわふわーと寄ってきて、同じスピードで、車と一緒に飛びながら、トントン、トントン(窓を叩く)。 マッコイ:トントンと叩き返して、「よっ」(片手を上げる) GM/スタレンジャー:「・・・よっ」 一同:あれー?(笑) GM:ではスタレンジャーは戻っていって、民兵らしい人とやり取りをして、その人が「ストップストップ」と言って、車の方に寄ってきて、「今、スタレンジャーから聞いたんだが」 マッコイ:「救援物資と人捜しだ」 GM:「ああ、レルムランナーの方ですか。ありがとうございます」って言って、通してもらえます。で、通るとですね、もう、既に人々がいい感じで群がっていて、物資ー、物資ー、という風に。 マッコイ:「(手を叩き)あー、順番だ、順番に渡すから、落ち着きなさい!」 GM:向こうの人たちも判ってるらしくて、「子どもや、病人がいる家庭からだー」と、仕切ったりして。 ディ:オレも、降りて、手伝う。 GM/避難民:「ああ、ありがとうございます」 シオン:マスター。病人のいるテントに移動して、奇跡使おうと思います。 GM:そうすっと、ここの、キリスト教圏の人たちがですね、あなたを見て、「失礼ですが、あの、ご宗派の方は?」 シオン:「私は、カトリックだよ」 GM/司祭:「ああ、すみません、ちょっと、それっぽくなかったものですから(笑)。失礼しました、はい」 シオン:「まあ、言わんとしていることは、判らないでもないがな」 GM/司祭:「お互い、救おうとする人に対して、奇跡かけて血を吐かれるのは、二度と見たくないです」(笑) シオン:「神のご威光は、どの人間にも、あまねく届くものなのだよ」 GM/司祭:「ありがとうございます。ありがとうございます」 シオン:プレイヤー的には、そんな世間知らずのお嬢さんは、絶対看護婦としてヒーヒー言ってる筈だと思って、テントに来てるんだけど。 GM:なるほど。そうすっとですね、ヒーヒー言ってる人はいますけど、雪さんはいませんね。 シオン:じゃあ、そこで聞き込みを。 GM:解りました。他に何かする人は? 大悟:こういうトコでも、必ず、裏街みたいのはあるよね。 GM:勿論ですよ。 大悟:じゃあ私は、裏街道辺りを回ってですね、チンピラ叩きのめしながら、話を聞く。 GM:ああ、いいですねー。ちょっと待っててくださいね。 マッコイ:ではマスター、現地のスタッフに救援物資渡すついでに、雪さんのことを伝えて、いるかどうか。 GM:「こういう人いる?」って感じで、写真とか見せるわけですね。(コロコロ)そうすっと、周りの人たちは「ん? 知らなーい」みたいな感じが多いですね。 大悟:ニッポンテックの人っているの? GM:結構いるみたいです。ざっと見た感じ、2、3割ぐらいが、日本人です。かなり多いですよ。 ディオルド:これはコアアース的思考なんだが、名簿を調べれば、どこにいるか判るんじゃないのか? マッコイ:よし、大学の学生課に行ってみよう。 GM:学籍名簿を見せてもらって探す、ということですね。〈手掛かり分析〉で。 マッコイ:(コロコロ)5かよ。ポシ使います。(コロコロ)達成値18。 GM:ではそうすっとですね、かなりの量があったんですけど、素晴らしい検索能力で、時間を一気に短縮して、あ、この人だ、と見つけられます。ちゃんと名前は「三崎雪」で登録されていて、一年生。 マッコイ:学部とかもじゃあ、判るわけですね。 GM:はい。とりあえず、学生課の人に聞き込みすると、「お見かけしたことはあります」と。ただ、「今どこにいるか」と訊くと、「詳しくは存じてないんですけど」 マッコイ:「日本人が集まっているところはどこかな? 案内してほしい」 GM:今、正直学校は休校状態で、完全に難民キャンプとして活動しているだけなので、そういったことは判らないそうです。 マッコイ:テントを片っ端から覗いていくしかないかー。「解った、ありがとう」 GM:2人、〈発見〉。 マッコイ:(コロコロ)7かよ、まわんねぇなー。 ディオルド:(コロコロ)とりあえず達成値12。 GM:そうすると、雪の名前ですが、留学生っていう棚から探したから早かったのもあるんだけど、見つけやすいところに、この資料が置いてあったなー、と思います。 マッコイ:「そういえば、我々より先に、何か調べ物をしに来た連中はいたかな?」 GM:そうすると、この部屋を管理してる人がですね、「えーと・・・あれ?(帳簿をめくって)あれ?」という風に言っています。「あなたたちが来る前・・・人がいた筈なんだけど、書いてない」 マッコイ:記憶を消された? GM:不思議がっています。 ディオルド:書類を改ざんした痕跡みたいのは感じられますか? GM:ないですね。 ディオルド:ナイルの催眠術かな? GM:かも。その辺は、充分ありえる話なんで。はい。 シオン:魔法的なもので記憶を失わせられるっていう可能性は? GM:それはちょっとはっきりとは判らないです。彼は、「あまりお役に立てずに、すみません」と謝ります。 マッコイ:こんだけ判れば大丈夫大丈夫。動いてるとしたら、あの辺だろうから(笑)。 GM:ということで、他の人に移ります。 "Eternal Smile" Since 2002.02.02 E-mail:charmy_s@mac.com |