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あとがき

 
　ディのプレイヤー、しゃあみです。最後までお読みくださってありがとうございます。プレイから１年以上も経って、ようやく完結だなんて、遅すぎますね。反省。
 

・セッションの感想

　一言で言うと、

「ニッポンテックは名誉の騎士（バーバリアン）の天敵である」。

　もうこれ、太字二倍角にしたいくらいです。相棒のマキシムがニッポンへ来たがらなかった理由がよく解ります。よもや〈説得〉によるパーティ分断と〈トリック〉で絶体絶命の危機に陥るとは。いや、対策を練っていなかった自分が悪いんですけどね。

　１年経った今でも、ディアン・オブローというキャラクターをこれからも使っていいかどうか、実は迷っています。ＰＣではなく、ＮＰＣの“敵方失敗”カードで助かったことが、どうしてもしっくりこないのです。私がＧＭなら、こういった救済措置は多分講じません。死亡、もしくは引退させるべきなんじゃないか・・・。
　と、ＧＭを務めてくださった、お強敵だち（おともだち）のありまさんに伝えたら、彼の返事は「いいの！　助かったんだから。ヒーローは一度負けたところから立ち上がらなきゃいけないの！」あぁ、彼らしい。ひょっとしたら、１００％引っかかると判っている罠をディに仕掛けたことを、反省しているのかもしれません（笑）。
　もしも再登場のリクエストをいただけたなら、今度ＴＯＲＧを遊ぶ時には、久々にディを演じてみようかなー。
 

・共演者の皆様

　このセッションでは、ディオルド＆大悟のプレイヤーさんと初めてご一緒しました。奇しくも２人とも変身キャラ。片方はナイルで片方はオーロシュですが、もう人間には戻れないという宿命を抱えながらも、人々に希望を与えようとするその姿は、とても眩しかったです。「オレには見えた。ディオルドと大悟の、心の、輝きが」・・・しかし今思うと、ラストのディオルドの攻撃は、堕落ポイント入ってもおかしくないです（汗）。
　マッコイとシオンは、２人に比べると影が薄めかもしれません。しかし要所要所はきちっと押さえていました。マッコイがエージェントと交渉するところは、手に汗握る名シーン！　シオンは奇跡でパーティの能力底上げに大きく貢献していました。“仇敵”との勝負での【ワード・エネミー】もお見事。
　ディ的には、ユキちゃんと並んで戦えてとても楽しかったです。地がバーバリアンだから、リビングランドとの親和性が高いのかもしれません。
 

・ＮＰＣについて

　雪姫の変わりっぷりには、卓の全員で大笑いさせていただきました。レディース特攻服って何の冗談だよ。リプレイ史上最強ヒロインの名を、謹んで進呈いたします。

　あやめについては、忘れられないエピソードがあります。彼女の名付け親は私です。セッション開始直前、ＧＭのありまさんが「古風な女性の名前って、何かないッスかね？」と尋ねました。古風な名前＝花の名前くらいしか思いつかなかったため、ゲームのサクラ大戦に登場するお姉さん系キャラ、藤枝あやめ副司令の名前を提案し、採用されました。クライマックスで「全てを殺めてしまおうとしている」という説明を聞いた時には、あまりにしっくりきていて驚きました。もしかして予知能力でも働いたんでしょうか（笑）。

　２人には、「生き返ったつもりで」、幸せになってほしいと思います。
　生きること、再び生き直すこと。それがこのセッションのテーマです。
 

　最後になりましたが、ディオルドとシオンのプレイヤーお２人に、このリプレイを捧げます。
 

2006.11.12　しゃあみ・拝
 

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