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　限りなく今に近い未来………
　今夜、あるいは明朝、さもなければ来週……ほんの少しだけ未来の物語
 

Prologue

 
　星のまばらな夜空の下、無機質なトーチカの壁に、２つの影が揺れる。
 

　「ああ、面白かった。次はどんなお話？」
　ストックを出し尽くしたらしく、青年は困った顔をするが、
　期待に満ちた子どもの瞳に抗えず、口を開く。
 

　「それじゃあ、とっておきの話をしよう。
　　時を越えて世界を変えようとした、ある男の話だ」
 

　「どうだった？」物語を終えた青年が、何気なく感想を尋ねる。
　「うーん。いい話だと思うけど、それって、勝手じゃない？」
　「勝手？」
　「そう。勝手だよ。どうして、世界は・・・」
　―――暗転。
 

 
ゲームマスター（以下ＧＭ）：では、『ＲＥＷＲＩＴＥ』『ＲＥＬＩＶＥ』に続く、三部作シナリオ最後、『Ｒｅ：Ｒｅ』を始めます。よろしくお願いしまーす。

一同：お願いしまーす。

ＧＭ：今回は、初めにハンドアウトを読み上げて、それを参考にしつつ、やってもらおうかな、と思ってます。ハンドアウトっていうのは、プレイヤーキャラ（ＰＣ）に番号を振って、セッションの方向性とか、立ち位置とか、自分がこういう風に物語に関わればいいんだ、というのを、最初に調整するためにある、道具みたいなもの。要は導入ですね。ではいきます。
 

 
ＰＣ１／コネクション：運命の赤子　関係：庇護

おかしい。
仲間たちと急に連絡が取れなくなった。
彼らに何が起きている？
世界に何が起きている？
 
その危機が己の身にも降りかかったとき、《運命の赤子》が現れた。
 

ＰＣ２／コネクション：ユキ＆あやめ　関係：戦友

ストームナイトが次々と失踪している？
そんな噂を聞きつつも、リビングランドでの戦いに君は駆り出された。
人々のため、仲間のため、未来のため、ここで退くことはできない。
 
その戦いの中で、有り得ざる脅威と対面することになることを、君はまだ知らない。
 

ＰＣ３／コネクション：黒の男　関係：警戒

偶然出逢ったその男は、剣呑な気配を全身から発散していた。
一度はやつを止めようとした君だったが、その足を本能が止めた。
未知の危険に正面から向かっていくことは勇気とは違う。
 
君が知らなければならないことは多い。
やつから目を離すことはできない。
 

ＰＣ４／コネクション：デス・ホーク　関係：後援者

‘悪に死を告げる鷹’デス・ホーク。高名なナイルヒーローだ。
今の君は、彼とともに各地のゴスポグ畑を潰してまわっている。
彼と組んで以来、無傷で連戦連勝。今回もそのはずだった。
しかし世の中そう甘くはない。
どうやら今夜は、勝利の女神の微笑みが曇りがちらしい。
 
さあ、やっと面白くなってきた。
 

ＰＣ５／コネクション：ウー・ハン　関係：トムとジェリー（笑）

悪の気配を感じる。
やつらが何を企んでいるのかをつきとめなければならない。
だが君の勘は、これは大いなる災厄の序章にすぎないと告げていた。
 
どうやらいつもと勝手が違うようだ。
だがしかし、やらなければならないことに変わりは無い。
 
さあ、ストームナイトよ！
人々が流す涙を拭い、この世界の未来を、そして可能性を守るのだ！
 
あとは自由！
 

 
相談の結果、ＰＣ番号と受け持ちハンドアウトは以下の通りに決定した。
なお、ディアンは『ＲＥＷＲＩＴＥ』と『ＲＥＬＩＶＥ』、ディオルドは『ＲＥＬＩＶＥ』に参加している。
 

　【ＣＡＳＴ】

 
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