Eternal Smile > Samurai Showdown 『Samurai Showdown!!』 第三幕
GM:闇影さんは、何だかんだ言って、ずっと追われ続けてるから、お腹も減る。 闇影:小休止しながら食べる。食べてるところで来る。 リリアン:いきなりカウンターの〈威圧〉を食らう。「ちょっとあんた、黙ってなさい!」みたいな感じで、下忍の動きが止まる。やられるってパターン。 GM:この繰り返しです。余裕ぶってるけど、実は、結構脂汗をかくレベルです。 闇影:だってー。ちゃんとやらないと、困ることがあるんだもん! 俺じゃなくて。 GM:うん、うん。 ディアン:ん? 何のことだろう。 リリアン:「で、何だっけ、マキシムの家族が、芭蕉とかいう人にさ、人質に取られてんの?」 闇影:「全く逆だ。契約の代わりとしての、報酬を欲しいと言っているだけさ。ニッポンの人間としては、当たり前だな」 GM:芭蕉は、人質に取られてるのを助け出してきてあげようか? って言ってる。 リリアン:「ふーん。居場所は知ってるわけ?」 闇影:「俺は知らないな。だが、必要とあれば。いや、そのための・・・」って言って、自分の【秘密】を見つめますよ。 リリアン:「手っ取り早いのは、あたしとあんたで、助けに行っちゃうことなんだけど」 闇影:「それは無理だな。我々2人では、さすがに相手の数が多すぎる」 GM:さっきも言った通り、芭蕉を逃がさないために、十重二十重の包囲網が築かれているので、香港からまず出ることができません。次に、居場所を見つけるのに時間がかかるので、多分2人を欠いた状態で7月1日を迎えます。 リリアン:「結局、こっちはこっちで、スティリーをどうにかするしかないか。っていうか、信頼できるのかい? その芭蕉って人は」 闇影:ニッコリ笑って、頷きますね。 リリアン:「あんたの首、賭けれる?」 闇影:首の付け根をパンパン、と叩いてから、背中の忍者刀を、ぽーんと放り投げますよ。 GM:おおー。 リリアン:そしたらパッと取ってすぐにパッと返しながら、「解った解った。だったらいいわよ。あたしもちょっとツテを当たって、人手を集めるから。騒ぎは起こせるようにするけど、その後どうするか、もっかい考えないとね」 闇影:「まずは、あの銀行の周辺を、徹底的に調べる必要性がある」 ユウイチ:「それについては、手がないわけじゃないんですけどねー」って言って、お茶を飲んでましょう。 闇影:おう?! リリアン:鉄扇でバシーン! と顔を叩いて、「人の話に、横から入らない!」 GM:香港で買ったばかりの、モノホンの鉄扇ですよ。 ユウイチ:ああー、ちょっと目覚めそうで怖い(笑)。 マキシム:やばい。ユウイチが。 ディアン:変なキャラになってきた。 ユウイチ:というわけで、おれはここで、リリアンの【秘密】を、みんなにオープンにします。 リリアン:いいけど、後で半殺しになるまで殴られるからね。「なんでバラしたの!」 ディアン:「リリアン、落ち着いて!」(笑) GM:では、リリアンの【秘密】です。
闇影:ほうー、ラウルかー。 GM:リリアンは、いつでもラウル・ブロックに接触を持つことができます。ってことで、金輪に対抗する大きな勢力としては、ラウル・ブロックと、ストームギルド。それ以外の、フリーのストームナイトが皆さんです。 ユウイチ:(リリアンをじっと見る) リリアン:「しょうがないわねー」と言って、ラウル・ブロックにコンタクトを取ります。 GM:解りました。回線が開き、ラウル・ブロックのエージェントが、『待っていた。何か力になれそうかい? それとも、力になってくれるのかい?』 リリアン:とりあえず、7月1日に、こういうことが起こりそうなんだけど、というのをぶっちゃけて、「この話って、知ってた?」 GM:彼らは、超常的な集団ではなく、あくまでビジネス的に、金輪の力を削ぎたいなーと思ってる人たちなので、まずビックリした。『全く知らなかった。きみの情報であれば信じよう。貴重な情報をありがとう』 リリアン:「っていうか、これだけのこと直球で話してるんだからさ、人手を貸してほしいんだけど」 GM:『勿論。対価は何を払えばいい?』 リリアン:「大日本銀行香港支店とやらの、周りのインフラ関係のデータ。あなたたちの中で、動ける人の数。騒ぎを起こせそうな人の数。あとは・・・ニッポンのどこかに、うちのマキシムの家族がいるらしいんだけど、テレビ電話で話をしたらしいから、その情報を逆アセンブルかけて、どこから会話してたか、調べてくれない?」 GM:それは可能なんだけど、ゲーム的にはやっぱり、助けることはできないものとさせてください。 リリアン:すぐには調べられないってことね。「とりあえず、香港支店の方が、火急のことだから」 GM:『了解した』と言った後で、『失礼。ひとりの人物が、話をしたいと言ってきているが、構わないか?』 リリアン:「それはいいけど」 GM:映像が出て、スーツ姿の若い少年が、『はじめまして。嵐王寺勇人(らんおうじ・はやと)と言います』 ディアン:あっ、嵐王寺さんだ! 闇影:えっ、マイトガインか!(笑) GM:マイトガインが、ベースイメージです。嵐王寺グループという財閥の総帥です。『リリアンさんの噂は、かねがね』 リリアン:「あんまりいい噂じゃなさそうだけど」 GM/勇人:『いえいえ、いい噂ばかりですよ。お話は聞きました。さすがにそれは、今後のアジア、いや違うな、ポシビリティ戦争全体の趨勢に関わるかもしれません。香港が落ちれば、中国。中国が落ちれば、アジア全土のパワーバランスが変わって、かなりまずいことになるでしょう』 リリアン:「結局のところ、スティリーとやらをどうにかするしかなさそうなんだけども、貴方なら、何かいい知恵ないかしら?」 GM/勇人:『少なくとも、時間を省略しましょう。この状況だったら、きっとバックもでかい。僕がその周辺を全部買います!』 リリアン:ああ、その手があるかー。「大丈夫なの?」 GM/勇人:『伸るか反るかのバクチを、する人は少ないですが、僕もストームナイトなんでね!』 リリアン:「まったく。気のいい坊やだこと」 GM/勇人:『負けたら僕は、一市民から出直すだけです』(笑) リリアン:「ってことは、簡単じゃない。私たちが勝てばいいってことでしょ?」 GM/勇人:『そこに全部ベットします。カードを5枚、場に伏せて、あとはショウダウンです!』 リリアン:「オーケイ。それなら、大船に乗ったつもりで、買ってもらいましょうか。このチケットを」 GM/勇人:『エースが何枚あるのか。ジョーカーは入ってるのか。それともブタか』 ユウイチ:はーい。ジョーカーでーす。 GM/勇人:『親父は言ってましたけどね。賭け事はするなって。僕はあんまり出来のいい息子じゃないんでね』 リリアン:「オーケイ」 GM/勇人:『僕は、多分そこに入れてくれないでしょう。この状況ですから、そうですね、貴女に、託しましょう。ひとつだけ約束してもらっていいですか?』 リリアン:「はい」 GM/勇人:『一時的にでも構いません。ラウル・ブロックのメンバーになってください』 リリアン:「いいですよ」 GM/勇人:『常に忠誠を求めるものではありません。少なくともこのビズにおいては、僕の代理人として、指定します』 リリアン:「解りました。お請けします。っていうか、私でいいのかしらね」 GM:顔に、他にいないんだもん、って(笑)。 マキシム:まあ、そうね。 GM:彼はいつもいつも、スタッフに恵まれないので。ホントに。『オーナーは貴女にしておきます』 ディアン:おおーっ。 マキシム:銀行のオーナーになっちゃった。 リリアン:「オーケイ。あとは、開けてもらいに行くだけね」 GM/勇人:『はい。後手後手に回る中、さすがの金輪も、この手を打ってくるとは思わないでしょう。向こうが口を出す前に、貴女が大金庫のキーを押さえてください!』 ディアン:カッコいいー! GM/勇人:『恐らく、妨害はされるでしょう。銀行の中までです。そこから先、キーを手に入れるところと、手に入れたキーを携えて、扉を開けるところまでが、貴女たちのビズです』 リリアン:「オーケイ。あとは出たとこ勝負か」 ユウイチ:いつも通りだ。 GM:ということで、リリアンのところにデータがバリバリ送られてきて、オーナーの書き換えもされて、いっぱい電話が掛かってきます。『貴女は誰ですか?』から入るんだけど。 リリアン:そこら辺は、そつなく、ソレイユにこなしてもらいましょう。 ソレイユ:「え、ええーっ?! わたしですかー?!」 リリアン:「超若手秘書ですわーん♪」(笑) ソレイユ:「えーと、それは、じゃっかん4さいで、ばくだいなざいさんをうけついだ、っていう、せっていですか?」 闇影:その方が世間的にはウケるよね。 ソレイユ:「おねーさん、いつもムチャぶりしますねー」 リリアン:でも、これだけ目立ったら、変なことできないからね。刺客を送ったりとか。 GM:今、香港中が、てんやわんや。何だこれ! 何でこんなことになってるんだ! と大騒ぎです。 リリアン:やっぱりここは、チャイナドレスに着替えなきゃダメよね。 GM:いけますよ。経費で落ちますから!(笑) 闇影:そうやってる横で、ゆっくり立ち上がって、「では、我はちょっと、友人に会ってくる」 GM:ああー、解りました。 闇影:と言って、ここから消えるんで、悪いけど消えた瞬間に、私の【秘密】を皆さんに展開してあげてください。 リリアン:言っちゃっていいの? 闇影:いいですよ。この場合むしろ、言った方がいいです。
ユウイチ:お友達だったんだ。 マキシム:じゃあ、芭蕉のこと知ってるわけか。 闇影:因みに、報酬があります。 ディアン:報酬? 闇影:決まってるじゃないですか。(マキシムを指差す) マキシム:じゃ、俺の・・・! ディアン:そうだったんだ! なんて仲間想いの忍者! ユウイチ:なるほどね。 闇影:だから私、いっぺんも名乗ってないでしょ? ディアン:うん。我が名は闇影って言ってないのは、こういうわけかー。うわー。すげー。 "Eternal Smile" Since 2002.02.02 E-mail:charmy_s@mac.com |