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TORGリプレイ

『STORM』

 

あとがき

 
 新たなハイロードの誕生に、乾杯!
 

 ディアンのプレイヤー、しゃあみです。先日、ネタを思いついて、久しぶりに自分でもシナリオを作ってみました。ただ、私は並行作業が苦手な人間のため、GMをやると決めたらシナリオ作りにかかりっきりになってしまい、未完成のリプレイを長い期間放置してしまいました。最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます!
 

 このセッションが実現したのは、一昨年の秋、私がお友達にメールを出し、一緒にTORGを遊んだことがきっかけでした。誘ったのが当日の夜中だったにも関わらず(!)、お友達もその日のGMも快諾してくださり、とても楽しいセッションとなりました。
 そして私は、お友達が初めて作ったTORGシナリオに、プレイヤーとして参加させていただく栄誉を得たのです。
 

---事前に開示されていた情報---

▼セッション概要

 今回ストームナイト各位には、コアアース優勢地域にある小さな港町に向かっていただきます。アイルの悪名高きバイキング‘暴風王’率いる船団の襲撃予告を受け、絶望の中にある住民を救うためです。彼らの特徴としては以下の通り。

  • 圧倒的な兵力(無策で挑んだ場合、GMは「プレイヤーズコール」を宣言します)
  • 護符により守られた船(アイルの護符の力により、彼らが乗る船はアイル純正エリア扱いです)
 上記二点の凶悪この上ない特徴を兼ね備えた‘暴風王’の船団は、一般的に知られるバイキングの常識を超えた侵攻を各地で行い、略奪と虐殺を繰り返しています。

 ストームナイトに課せられたミッションは【港町の住民を救い、‘暴風王’の船団を撃滅する】ことです。港町の住民は、町を捨てたところで行く場所はありません。彼らを逃がしたところで、別の問題が起こるでしょう。彼らを救うには、恐怖の象徴たる‘暴風王’の船団を止める以外に方法はありません。

 死と絶望の暴風到来まで――【あと3日】
 ストームナイト各位の活躍を期待します。

 可能性と共にあらんことを。
 

▼レギュレーション

  • 舞台となる地域:コアアース優勢
  • ストームナイトの持ち込み:歓迎(ただし、ロストの危険があります)
  • ポシビリティ:初期10点+20点
  • 使用可能ソースブック:全て(ただし、GMはアイルソースブックを所持しているのみです。それ以外のソースブックのデータを使用する場合、十分なインスト情報の準備をお願いいたします)

 
 ストームナイト持ち込みOK! だったら、最愛のキャラを使わせてもらうのが一番ですよね!

 私以外の3名は、皆さん超がつくほどのベテランプレイヤーさん。好き勝手やっても必ず誰かがフォローしてくれると思い、〈白兵戦〉と〈名誉〉以外は取り柄のないビルドにしました。
 キャラの役割分担はバッチリでした。全員が長所を最大限に活かして立ち回った結果、実にTORGらしい、はちゃめちゃなセッションとなりました。別名、トマスのプレイヤーさんによるハイロードOJT(On Job Training)(笑)。複数回行動や攻勢防御、重要NPCの改宗など、オプションルール使い放題、やりたい放題でした。そんな中、町の人々の気持ちを動かすには偉業が必須と読んで、カードとポシビリティの力技で偉業を達成してくれた勇人に、心からありがとうと言いたいです。
 

 ディアンはアーディネイ女王から直々にミッションを賜っており、さらに唯一の前衛キャラだったので、随分オイシい思いをさせていただきました。‘暴風王’の猛攻を、シールド防御で凌ぎきった姿、カッコよすぎて惚れ直しました(笑)。
 その一方で、求められている役割を、常に頭に置いて演じていました。ゴーストタウンと化した町。希望を失ったニミュエたち。パーシヴァルの敗北。同じ聖騎士として、ストームナイトとして、ディアンが「‘暴風王’を倒す」と宣言し、行動で示さない限り、ストームナイトの汚名をそそぐことはできない。希望を取り戻すことはできない。それが解っていたので、相手がどんなに強大であろうと、一歩も退く気はありませんでした。GM曰く、ディアンの心が折れていたら、状況はもっと悪くなっていたそうです。「不屈の精神を持つ騎士」がディアンのコンセプトなので、評価してもらえて嬉しいです。
 

 全編まるごと見どころですが、特に素晴らしいのがエピローグ。私が経験してきたセッションの中で一二を争う、「絵になる」シーンです。ニミュエは初めから好みのタイプのNPCでしたが、「絶対に、死ぬんじゃないよ」のくだりで、完全に撃ち抜かれました。強くて包容力があって開けっぴろげで、さらにグラマラスボディ(笑)。最高ッスね。
 船内でのウーシンの会話にも震えました。打ち合わせなしのアドリブで、互いに互いの意図を汲んで、こんな会話ができてしまうGMとプレイヤーさんは、すごいと思います。
 

 ホントに楽しかった! きっと、リプレイの文中にも、その気持ちがにじみ出ていると思います。是非また、新作シナリオで遊ばせてください!
 

2015.01.12(英語版pdfバンドル販売を知って悩み中。書籍もpdfも既に持ってる) しゃあみ・拝
 


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