Eternal Smile > Path to the Glory 『Path to the Glory』 限りなく今に近い未来……… はじめに これは、第10回トーグオンリーコンベンション1番卓のプレイの模様をまとめたものです。 Prologue ここイスラエルはナイル帝国のリアリティに飲み込まれ、近代兵器が動かぬ中で、版図を広げようとするナイル帝国軍に対し、イスラエル軍は苦戦を強いられていた。
任務の内容は、シャイレア山を改造して建てられたナイル帝国軍の要塞に、秘密の地下通路から潜入し、航空兵器(要は空飛ぶ円盤)を破壊する、というものだ。 前編通路を進む途中、巡回のショックトルーパーに出くわすが、ニードルが難なく沈黙させる。そして、要塞に着くや否や、ジュカが女神ラナーラに【ハイトンド・ヒアリング】の奇跡を願う。これが大成功し、5人の聴覚が飛躍的に向上。半径1km以内の音を聞き分けられるようになる(!) 興味を引いたのは、上からの鈍いエンジン音と、同じ階からの2人の人間の話し声。なんと、声の片方は、ナイル帝国に捕まって生死不明になっていた、モモの祖父のものだった! 頭脳と〈マッドサイエンス〉の腕を買われて、円盤の建造に協力させられていたのだ。 「おじいちゃーん!」「おお! モモではないか! ところでワシのスーツは無事か?」 そして、祖父はひとりの老人を5人に紹介する。老人の名はイムヘテプ。かつてナイル帝国のハイロードDr.メビウスに祖国を滅ぼされ、復讐の機会を窺ってきたというイムヘテプは、侵略のメカニズムと、この任務のもうひとつの意味を説明する。 現在、スティリーに囲まれたレルムの中にいる人々は、ポシビリティを搾取され続けている。スティリーを抜けば(破壊すれば)レルムは消滅するが、人々は燃え尽きて死んでしまう。それを防ぐためには、ストームナイトが「偉業」、すなわち、「人々が胸に希望(ポシビリティ)を取り戻すことのできるような活躍」を成し遂げ、語り伝える必要がある。 「ストームナイトがナイルの難攻不落の要塞を破壊した」という偉業が伝われば、その物語は、ナイル帝国と戦う人々の胸に希望を与えるだろう。そして、いずれナイルの軍勢を追い返すための礎となるに違いない。 5人はイムヘテプの助言に感謝し、円盤のある上階へ向かう。乗り込もうとしたその時! ショックトルーパー100人と、要塞の司令官マフムート・アル・ハッジが現れ、5人を包囲する。 「おい、お前ら先に行け。(小声で)・・・自分の死に場所ぐらい、自分で見つけるっつーの」 一方、アンドリューは〈挑発〉に乗り、一対一でアル・ハッジと果し合いを始めてしまう。(途中でリンク切断のオマケつき) この状況を打破したのは、ニードルだった。50人から機関銃で狙われながら、積極防御のダイス目が60を超え(偉業達成!)、マトリックスばりの回避を見せる。さらに、 かくして、5人のストームナイトは、この地を恐怖に包んだ航空兵器と要塞を破壊し、ナイル帝国が無敵ではないということを世に知らしめたのだった。 そして、3ヶ月後。 (→NEXT) "Eternal Smile" Since 2002.02.02 E-mail:charmy_s@mac.com |