Eternal Smile > Path to the Glory 『Path to the Glory』 【CAST】
後編 5人のストームナイトは、ナイル帝国の要塞に潜入し、航空兵器を爆破するという偉業を成し遂げた。 それから3ヶ月。作戦を次なる段階に移すため、5人はカイロの町に集結した。スティリー(レルムの境界を形作る杭のような物)を探す力を持つ重要なアイテムが、カイロの博物館に収蔵されているという情報を得たからだ。「ウジャトの眼」。それ自体がポシビリティを秘めた、エタニティ・シャードと呼ばれるアイテムである。 余談だが、カイロは純正エリアといって、ナイル帝国のリアリティが色濃く働く場所である。異なる世界に行っても出身地のリアリティ(価値観)を持ち続けられるのが、ストームナイトの強みだが、純正エリアでは勝手が違う。意図的に防壁を作り出さない限り(これをリアリティ・バブルを張る、という)、そのエリアのリアリティに染まってしまうのだ。つまり、普段は死せるものを好まないジュカが、トレンチコートと帽子を着用して壁に寄りかかってダンディに立ってたりするわけである(笑)。 さて、博物館の中をぐるっと探しても、それらしきものは見つからない。ここでロイズが“知人”カードを使用。学芸員のひとりと面識があることにして話を聞くと、「ウジャトの眼」は、軍上層部からの指示で奥の部屋に保管されているとのこと。部屋の前まで行くと、鍵が開いている。中にはそれを奪おうとする2人のニンジャの姿が! 戦闘になるが、ニードルとモモの活躍によって2秒で終了(笑)。そしてロイズが、「キミに迷惑を掛けてはいけないから、ここは私に任せてくれ」と、うまいこと知人を言いくるめ、エタニティ・シャードを持ち出すことに成功した。 次に5人は、「ウジャトの眼」を使って「グループパワー:スティリー・センス」を習得した。グループパワーとは、文字通り複数のストームナイトが協力して初めて使える、特別な力である。〈リアリティ〉技能の高いアンドリューがリーダーとなり、パワーの発動チェック。それまでの低いダイス目が嘘のような大成功で、アンドリューの脳裏には、スティリーの在処のヴィジョンがはっきりと浮かんだ。 そして5人は、オベリスクを模したスティリーの目の前までやって来た。いよいよ、本当にスティリーを抜くかどうか決断する時。物語が全ての人々に伝わっていれば、すなわち、全ての人々が物語によって胸に希望を取り戻していれば、犠牲を出すことなく、この地に地球のリアリティを取り戻すことができる。 スティリーを抜く試みには、「ドラマチックな行動解決」というルールが用いられた。手順AからCまで、GMが指定する判定を順番に行う。制限時間内に最終段階の判定を成功できればクリア。ただし、毎ラウンド、イニシアティブを決める場札に書いてあった段階しか進めることができない。 1ラウンド目、全員で判定し、手順AとB(隣のスティリーとの結びつきを切断する)に連続成功。幸先よいと思ったのも束の間、Cが出ない。難易度を測る意味で判定を続ける。ジュカが振り足して達成値30までいくが、まだ足りないとのこと。 直接の脅威は去ったものの、相変わらず手順Cが出ない。そして現れる「錯綜」の文字。誰かひとりでも判定に成功しないと、次ラウンド以降、難易度が1上がるという、困った事態。この局面でアンドリューが見事に達成値35を叩き出し、手順Cの難易度は35であることが判明した。もう一度この達成値を出せれば、スティリーを引っこ抜ける! しかし、その後のイニシアティブは、まるで悪夢のようだった。
推奨行動でラヴァゴンを無力化しながら、手順Cが実行可能になるのを待つ。ところがまたも「深刻な問題」! 幸い、“リーダーシップ”と“奮起”が場札にあったので、カードを補充しまくって、何とか“イニシアティブ掌握”を使用する。刻一刻と迫る制限時間。めくられた次の場札には、燦然と輝くCの文字! かくして、ナイル帝国レルムの一部が失われ、コアアースに戻った。
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