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Epilogue

　暗い、瘴気のような闇が晴れていく。
　美しい星々が天空を飾り、闇の生命たちは己の住処へと戻る。
　上陸の機会を窺っていたユーソリオンの軍勢も、岸辺を離れる。

　数々の因縁に決着がついた夜、
　明るく輝く三角形の星座の間を、一筋の星が流れる。
　その流星は、不思議と消えずに長く尾を引いて残り、多くの人々が願いを捧げる。
　皆、甘い夢を見ずにはいられない。唱えた願いは、きっと叶うだろう、と。
 

ＧＭ：では、エンディングです。

ユウイチ：わたしからいこうか。わたしの飛行機は、さっきの戦闘で確実に無理をしすぎました。

ＧＭ：そうですね。ボロボロですね。

ユウイチ：現在コアアースのドックで、オーバーホール中です。今まで貯めたお金は、全部なくなります！「女王陛下ー、助けて？」（笑）

ＧＭ：「仕方がありませんね」“個人的利害”もあるので、アーディネイ女王は、あなたの活躍に対して、報酬を出してくれますが、それでもトントンになるぐらいの感じ。

ユウイチ：落ち込んでるところに、後ろから、友人の大神正義が、肩をポンポン。「諦めろ」（笑）

ＧＭ：ドワーフたちが、にこやかに笑いながら、「まぁまぁ、安く上げてやらぁ」と言って、トンテンカンテン始めて。

ユウイチ：「あ”あ”ー！」という泣き声だけが響いたところで終わりましょう。
 

【ＣＡＳＴ】ユウイチ・カゲヤマ
---レルムランナー
 

セバス：「で、シオン殿。これはどういうことかな？」

シオン：「愛が一応世界を救ったんじゃないのか？」（笑）

セバス：「わしはちょっと、言いたいことがあってな。悪いがここを失礼するぞ」とか言って、トコトコトコトコ。

シオン：あ、行っちゃった。じゃあ、十字を切って、鎮魂の祈りを捧げて、そこで私は終わります。

ディアン：おおー。

シオン：プレイヤーは“自己犠牲”使わなくて済んでホッとしてます（笑）。

ＧＭ：本当に。多分神が、まだ生きてやるべきことがある、と言われたのでしょう。
 

【ＣＡＳＴ】シオン・ダリエ
---テンプル騎士
 

セバス：ドアノッカーを、ガガガガガ！

ＧＭ：あれ、とりあえず部屋の中ではあるらしいよ？

ディアン：ぎいっ。「・・・セバスチャン」

セバス：「んー、言いたいことは色々あるんだが、若い身空だから仕方がないのかのう」とか呟きながら、「もう、お前の顔を見たら、どうでもよくなったわい」（笑）

ＧＭ：セバス、重みがあるなー。

シオン：坊っちゃんも同じなんだろうなー。

セバス：「ま、せいぜい幸せにのう。わしは疲れたからもう寝る」とか言って、そのまま去っていきます。

ＧＭ：ではその、静かに去っていく背中を見ながら、シスターが、「あれがジェントルマンというものなのですね」（笑）

シオン：あれ、フラグ？
 

【ＣＡＳＴ】サー・ガストン・セバスチャン
---ヴィクトリア人執事
 

マキシム： ディアンに声を掛けます。「やったじゃないか」

ディアン：「何を・・・？」

ＧＭ：ここはやっぱり名ゼリフを繰り出すべきだろう。「バーバリアンでも解るよ！」（笑）

マキシム： 「頑張れよ」ぽんと肩を叩いて、ドアから出ていきます。で、星空を見上げて、「お姫様は、王子様に救われたとさ」

ユウイチ：うむ。

ＧＭ：あー、なるほど。美しいですね。では、遠くのどこかの空の下で、やはり星を見ている、美しい黒髪の女性がいます。「あの人が無事に帰ってきますように」きっとその祈りは、天に通じたのでしょう。

マキシム： （照れ笑い）
 

【ＣＡＳＴ】マキシミリアン
---バーバリアン戦士
 

ＧＭ：ジェシカは、傷ついたアークの傍らに、看病するような感じで寄り添っています。

ディアン：「ジェシカ。無事でよかった」

ＧＭ：あなたが来たら、立ち上がって、今までで一番の微笑みを浮かべます。

ディアン：「オレは、アークが、ここに近付いていることに、気付くことができなかった。オレは、シャロンと、グリフィスの家の、家族のことで、頭がいっぱいになってしまって、ジェシカの後見人を、頼まれたのに・・・」

ＧＭ：ジェシカは首を振って、あなたの言葉を止めて、「ディアンさんは、私たちを後ろから見てちゃんと支えてくれる人だから、それで、それだけで充分です」

ディアン：・・・・・。

ＧＭ：アークの方を見て、「彼が、さっき一瞬目を覚まして、言ったんですけども、マキシムさんに伝えてあげてください。どんな言葉よりも、あなたの剣によって、想いが伝わった、と。生きてみようと思う、と。私はそんな彼を、支えていこうと思います」
 

「ありがとうございました」
 

ＧＭ：と言って、深々と礼をして、涙はこらえます！

セバス：ほうー。

シオン：強いなー。

ＧＭ：そしたらシャロンがですね、後ろからネックハンギングブリーカーで（笑）。

ディアン：「あ、あ、あぅ」

ＧＭ：彼女もやっぱりジェシカには声を掛けづらいので、後ろ向きのまま、「あんたも幸せになんないと許さないから！」と言って、引きずっていきます。

ディアン：「だ・・・苦しい、締まる」

ＧＭ：２人っきりになったら、「・・・何か言うことあるんじゃないの？　ないとシメるわよ本気で」（笑）

ディアン：「怖い思いをさせて、すまなかった。オレは、あの場所で、シャロンを助けられたことを、神に感謝している」

ＧＭ／シャロン：「だから何回言わせるの。それはあたしのセリフでしょ！」（笑）

ディアン：「シャロンは、オレが、シャロンのことを、ずっと想っていたことに、気付いてくれていた、のだろう？　オレは、また旅立ってしまう。でも、これからも、オレの心は、シャロンと共にある。オレはずっと、シャロンを守る。ただ、ここに留まれないことは、許してほしい」

ＧＭ：そしたらシャロンは、「誰も、ここにいろ、なんて言ってないじゃない」って言った後で、「ただ、ちょっとだけ、あなたの時間をあたしに頂戴」って言ったタイミングと同時に、キスします。

ディアン：・・・・・。

シオン：（小声で）グッジョブ！

ディアン：「戻ってきて、いいか？」

ＧＭ／シャロン：「馬鹿ね」（笑）

マキシム： 俺、ディアンからキスしてほしかったな。最後は。

ディアン：じゃ、じゃあやる！　彼女の頬に、手をやって、近付けて、キスします。

一同：（拍手）

ＧＭ：空には２人を祝福するように、流星が流れていきます。そして、流星が去ると同時に、２つの星が輝き、光が大地を照らすのでした。というところで、『トライアングラー』、終了になります。お疲れさまでしたー！

一同：お疲れさまでしたー！（拍手）
 

　限りなく今に近い未来………
　今夜、あるいは明朝、さもなければ来週……ほんの少しだけ未来の物語
 

　TORG Replay『Trianglar』 Fin.

---Thanx a lot for your reading, AND ATTRACTIVE HEROINES!
 

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