Eternal Smile > Portrait of Wu-Han 『アル男の肖像』 第二幕 GM:悪役活力、ヒーロー後攻。推奨行動〈防御〉/〈挑発〉。となると、彼女は傍らに転がったダイヤを拾う、で終了かな。 ロン:であれば、ユウイチさん、お願いします。イニシアティブを変えてもらった方がいい。 GM:ん? ロン:僕らが先攻になれば、取れる。ただ、ドラマチックだから、敵が大抵先攻なんですけどね。 ユウイチ:あ、そうか、希望の法則だね。 ロン:ただ、無駄打ちになるおそれがある、ってことだけ言っておきます。 ユウイチ:ま、いいよ。この場合どうしようもないからね。可能性に賭けましょう。特殊能力発動! GM:では、引き直します。根性で絶えろ、ヒーロー先攻・・・。 ロン:よし! GM:逆転負け! 一同:なにーっ! GM:悪役後攻、疾風。推奨行動は〈間合い〉/〈威圧〉。 セバス:逆転負けかー! GM:これはオイシいなー。ではですね、ヒーロー逆転負けなので、突然の訪問者にビックリして、皆さんは行動不能です。「はーっはっは! ご苦労だったな!」と、登場するのは、ミルトン・アブリー卿です。 ロン:「ちっ。待ってられなかったのか」 GM/ミルトン:「生憎と私は、時間に正確に動く主義でね」 ロン:「それは予告状出した怪盗のセリフだよ」 GM/ミルトン:「いや。私は予告状など出していないし、この宝石を『盗む』つもりは毛頭ない」 ロン:「ほう?」 GM/ミルトン:「あくまでも、彼女に命じて持ってきてもらおうとしただけだ。なあ、ジーン」 ロン:「なるほど、2人の待ち合わせの時間ってことね」 セバス:「(ウー・ハンに)あ奴はあんな風に言っておるが、どういうことだ、おい?」 GM:「ミルトン! 貴様、よくものうのうと現れたアルな!」と、セバスチャンの顔で言う。 ロン:ホントに演技のできないヤツ(笑)。 GM/ミルトン:「(ウー・ハンに)誰かね、キミは?(セバスに)ややっ、ウー・ハン!」 セバス:『この身体を早く戻すんじゃ!』 GM/ミルトン:「何を言っているのかね。呪いで頭がおかしくなったか?」 ロン:やっぱこいつ、呪いのこと知ってやがったな。 GM:ミルトンは登場していい気になって終わり。そして、ジーンの番ですが・・・。 ユウイチ:「やはり裏切ったか!」と言ってみよう。どうも気になってたからね。 ロン:「そっか、裏切っちゃったかー。いやー、久々に信じてもいいかなーとか思ったんだけどねー」 GM/ジーン:「信じさせてあげるわよ?」 ユウイチ:あ、嘘だ嘘だ。 GM/ジーン:「ここはあたしに任せて、ミルトン。・・・興味があるの。あの男どもが、あたしの鞭でどういう風に鳴くか」 セバス:あれー?(笑) GM:ばっとスーツを脱ぎ捨てると、彼女はこういう姿に。 Special Thanks to さぁまる帝国/絵師:七契あいき様
GM:はい。ナイルの公式悪役です。 ロン:判りやすい絵面になったなー。 GM:疾風だから、1回目の行動で変身して、2回目は、ダイヤを目の前に掲げてしげしげと見て、ぺろって舐めます。・・・変態と思わないでね? ロン:その格好で?(笑)その格好で「変態扱いするな」は、きついよ。視聴者的には。 GM:違う! マスターを! ロン:あー、はいはいはい、大丈夫ですよ。 GM/ジーン:「さっきまでの威勢はどうしたの? 黙り込んじゃって」 ロン:「ホントの名前とかあるの? それを聞かせてほしいな」 GM/ジーン:「あたしのことを、みんな、カウンテス・ジンって呼ぶわ」 セバス:ふーん。 GM/ジーン:「うふふ。御覧なさい、この美しさ。あなたもあたしの首に掛けてくれたわよね。これは、あたしにこそ相応しいわ。あたしだけの宝よ」 ロン:隣であんなこと言ってるけど、大丈夫? って顔をしてミルトンを見る(笑)。 GM:「ふむ、ジーンよ。ときに、そのダイヤを早く私に渡してくれんかな?」「イヤよ」 ロン:出た、ナイル名物仲間割れだ。 GM:一説によると、ホープ・ダイヤには、持ち主を魅了して、それを持たずにいられない誘惑というか、呪いの力があるそうですね。 ユウイチ:魅入られたね。 GM:「欲しいんだったら、あたしにひざまずきなさいっ!!」〈リアリティ〉振ってください。 ロン:(コロコロ)やべっ、しょぼい。〈リアリティ〉8だ8。 ユウイチ:10ですね。 セバス:ポシ使って16でーす。 GM:では、セバスチャンには見えます。赤と青の混じり合った、紫のオーラみたいなものが、彼女を包んでいます。 セバス:あっちゃー、って顔する。一言、「取り込まれたな」 GM:ということで、ゲーム的に言うと、【アニマル・レイジ】と同じ効果を得ました。 ロン:興奮して、高揚する奇跡だっけ。うわ、自動的に振り足しになった。 GM:大丈夫大丈夫。私の出目だし。 セバス:いや! あなたのゲームマスターの時の出目は、すごいじゃないですか。 GM:ヒーロー先攻、悪役疾風。推奨行動〈攻撃〉/〈防御〉。ヒーロー側先攻ですので、どうぞ。 ロン:僕、ちょっと考えます。先にどうぞ。 ユウイチ:とりあえず無力化させないといかんから、ショットガンぶっ放してみようか。どっちみち死にやしねえだろうから。 セバス:まあね。手加減できるような状況でもないし。 GM:あ、忘れてた。スタレンジャーもいたんだ。 ロン:スタレンジャーくんは、相手の味方? GM:うん! ロン:意外と面倒くさいな。 GM:〈手掛かり分析〉を振ってください。 ユウイチ:(コロコロ)20! 技能ないです。《知覚》+7で18。 GM:恐らく洗脳されちゃってるんじゃないかな。〈催眠術〉もしくは何かのコミックパワーで。 ロン:だよなー。道理で無口すぎると思った(笑)。 ユウイチ:ま、倒せば戻るんじゃん? セバス:推奨行動は〈攻撃〉か〈防御〉だよね。じゃあウー・ハンに、「貴様もなめられたものだな。このなめられたままで、いいと思っているのか?」と言っておこうか。 GM:何故ウー・ハンに? セバス:「わしはこれから奴を攻撃するから、少なくとも邪魔だけはするなよ?」 GM:なるほど。「解っているアル。ワタシは貴様たちと紳士協定を結んだアルからな」 セバス:「珍しい。素直じゃないか」じゃあ攻撃。 GM:誰を? ロン:えっと、一応ジーンは僕が何とかするつもりでいます。 ユウイチ:スタレンジャーを殺しちゃうと後味悪そうじゃない? ロン:そうですね。推奨行動で無力化できれば一番いいと思います。 セバス:お姉ちゃんに一発くれてやりたいところだが、お姉ちゃん、硬いよね、多分。 ロン:わっかんないです。見た目薄そうですけど(笑)。 GM:黒革のレオタードだからね。 ロン:あとは、撃っても誰からも文句は言われない、ミルトン・アブリー卿をバーンと撃つとか。 セバス:とりあえず、一番迷惑を掛けてくれた、ミルトン卿にしましょうか。「この阿呆がっ!」(コロコロ)4。流しまーす。 ユウイチ:同じくミルトン卿を撃ちまーす。せや!(コロコロ)7。ポシビリティ使う。 GM:打ち消すよ。 ユウイチ:そうすると、マイナス2で、10と言って撃ちましょう。多分当たんないね。 GM:積極防御します。(コロコロ)大丈夫、避けたよ。 セバス:あ、そうなんだ! 受動じゃ避けられないんだ!(笑) ロン:さーどうしよっかなー。難しいな、こいつちょっとヒネてるからな。・・・いいや、〈説得〉に入ろう。 セバス:ほう。 ロン:「ジーン、キミも知ってる通り、そのホープ・ダイヤは、持つ者に、不幸を与えるダイヤだ。それを持っていると、キミは破滅するぞ」(コロコロ)うーん、〈説得〉12。 GM:〈意志力〉で弾いてます。「そんなもの、このダイヤにあたしを認めさせれば済むことよ!」 ロン:だよなー。 GM:では悪役側です。「御託は終わり?」と言って、【インタイスメント】。誘惑のパワーを使います。皆さん男性ですよね。(コロコロ)ポシビリティを使います。 ロン:消します。 GM:活劇の法則でもう1点使います。 ロン:それは消せないね。 GM:3人相手に、達成値14です。 セバス:受動で弾いた。 ユウイチ:さすがおじいちゃん、年の功だね。 セバス:〈意志力〉17。鉄の意志!(笑) ユウイチ:《知力》8。 ロン:僕も8ですね。 GM:ではユウイチとロン・ウーは、3ラウンドの間、パワーの使用者である、ジーンを傷つけることは、一切できなくなりました。 ロン:はいはいはい。むしろ有難い。 ユウイチ:別に、ジーン狙わなくたって構やしないからね。後ろ狙えばいいだけだ。 GM:2回目の行動は、ロン・ウーに、「あたしね、赤い男が好きなのよ」 セバス:ホント?(笑) GM:「・・・ニワトリみたいでね!」と、〈挑発〉。(コロコロ)17プラス高揚で、振り足します。(コロコロ)ポシビリティ使います。 ロン:ま、消しますが。 GM:活劇の法則でもう1点使います。 セバス:活劇の法則って、ずっと続くの? もしかして。 ロン:向こうのポシビリティがなくなるまで。厳しいなー。 GM:(コロコロ)ダイス目50出たので、〈挑発〉28。 セバス:(噴く)そりゃ、どうにもならないなー。 ロン:20差? まずいな、プレイヤーズコール行っちゃう。因みにどうなりますか? GM:逆上して寄ってきたあなたの頬を、爪でぴっ! と。彼女は、ウー・ハンと同じで、毒をコーティングした爪を持ってるんですよ。その毒であなたを気絶させて、連れ帰ろうと思ってます。下僕として。 ロン:なるほどね。じゃあ、食らいます。 GM:解りました。では、赤いチャイナ服の男が、女性の腕の中に倒れこむ、と。「うふふ、馬鹿な男」 ユウイチ:あーあ。 GM:ミルトンは、「さて、これでひとり片付いたな。まだやるかね、ストームナイト諸君?」と〈威圧〉しましょう。彼は高揚していないから、(コロコロ)低いなー。7じゃ無理だ。 ロン:勧告しただけ、ですね。 GM:スタレンジャーくん、いっきまーす。【センサリー・エクスプロージョン】! 全ての行動にペナルティを与える奇跡です。(コロコロ)ポシビリティを使います。 セバス:消す。 GM:そうすると、2人狙いで達成値が下がるので、失敗しました。奇跡が使えなくなったので、ほぼ無力化と思っていいです。 ユウイチ:じゃ、放っときましょう。 GM:全員行動終了。カードプロットしてください。 セバス:(溜息をついて)さー、どうすっかなー。 "Eternal Smile" Since 2002.02.02 E-mail:charmy_s@mac.com |