Eternal Smile > Portrait of Wu-Han
 

第二幕

 
シーン５　不機嫌なジーン（その２）

 
３ラウンド目

ＧＭ：悪役活力、ダメージ受けてないから関係ないんですが。ヒーロー後攻。推奨行動が〈威圧〉／〈トリック〉。

セバス：よし、〈威圧〉だ。

ＧＭ：まずジーンは、ユウイチに向かって、「あたしね、白い男も好きなのよ。汚し甲斐があってね！」と言って、懐に飛び込みます。〈間合い〉で受けてください。

ユウイチ：技能ないから、《敏捷度》９か。

ＧＭ：（コロコロ）２０、振り足し！（コロコロ）高揚分振り足します。（コロコロ）ポシビリティを使います。

ユウイチ：消します。

ＧＭ：そうすると、〈間合い〉２９。

ロン：今のままだと２０差ついちゃうんで、積極防御して、プレイヤーズコールは防ぎたいところですね。

ＧＭ：因みに、同じように気絶させることを狙ってますから。２人目の下僕ね。

ユウイチ：じゃあ積極防御。とあっ！（コロコロ）８？

ロン：＋１ボーナスは最低つくから、“アクション”を使って＋３すると、＋４で、１６差。

ユウイチ：そうだね。じゃあ使う。

ＧＭ：（ちぇっ）１６差だと、ぎりぎりで、プレイヤーズコールにはなりません。あなたは、逆転負けを食らい、なおかつ疲労です。逆転負けなので、そうですね、銃がジャムったことにしましょう。

ユウイチ：ちいっ、こんな時に！

ＧＭ：走ってくるジーンを思わず撃とうとして、弾が出なくて、鼻先を彼女の爪が掠めた。

ロン：危ねぇー！

ユウイチ：「・・・生憎、おれの好みは、清純派で、ボインちゃんだからな」と言っておこう。

ＧＭ：ボインちゃんなのは文句ないと思うぞ。

ユウイチ：そこまでは、ね。好きなのは清純派だから。

ＧＭ：完全に清純派じゃないからね、 この人。

セバス：まあね。

ＧＭ：ではミルトン。ウー・ハンの姿をしたセバスチャンに対して、「おや？　ウー・ハン、その手錠はどうした。もしやお前、捕まったのか？」と笑う。

セバス：えっ、ウー・ハンを〈挑発〉したってこと？（笑）

ＧＭ：そうなるのか。気づいてないもんね。（コロコロ）１９。結構高いよ。〈挑発〉２０。ウー・ハンの〈挑発〉っていくつですか？

セバス：（キャラシートを見て）《魅力》１０。

ＧＭ：１０差ついた。逆転負けです。

セバス：あの馬鹿！（笑）

ロン：まー、ウー・ハンだし。

ＧＭ：「な、何を言うアルかミルトン！（ぎゃーぎゃー）」「『アル』？」 みたいな感じになってますね。

セバス：あちゃー。

ＧＭ：はい、ヒーロー側です。行動できるのは、多分セバスチャンだけだと思います。

セバス：じゃあミルトンに対して、〈威圧〉し直そうか。何て言ってあげようかな。

ＧＭ：因みに、ジーンが、ダイヤの力で高揚してから２ラウンド目です。

セバス：ホントにねー、どうしようこれ。正直今、ミルトンの相手してるような状態じゃねーんだよな。

ＧＭ：だったら、「相手をしている暇はない。失せろ！」でもいいかもしれないね。

ロン：ジーンはしばらく僕とユウイチと遊んでると思うんで、ミルトンに集中してもらえれば。

セバス：じゃあ、ミルトンに帰ってもらおうか。『ここはわしの戦場じゃ、さっさと帰れ！』

ユウイチ：〈威圧〉？

ＧＭ：ウー・ハンの顔で？

ロン：あー、なるほど。成立するなー。

セバス：実はね、すごいよ今。〈威圧〉基本値２１。

ＧＭ：ちょっと待て！（笑）

セバス：その辺のこそ泥には負けませんよー。頑張って“ひらめき”しちゃいますよー。いっくよーん。キラッ☆（コロコロ）１９。

ロン：素晴らしい！

セバス：ポシビリティしよっかなー。消す？

ＧＭ：えーとね、えーとね、消さないとヤバいことになりそうだから消す。

セバス：そりゃ消すよね。＋６で、２７だから、場札の“ひらめき”使って３０（笑）。

ＧＭ：１９差。

ロン：よし！　プレイヤーズコール！

セバス：お帰りください！（笑）

ＧＭ：はい。せめて捨てゼリフぐらいは言おうかな。「む、むう・・・」

ユウイチ：ウー・ハンに負けた男。

ＧＭ／ミルトン：「できるなら、私がダイヤを持つに相応しい存在であることを認めさせたかったが、予想外の事態だ。残念だが、彼女とダイヤは、いったん預けるとしよう」（退場）

セバス：『ふっ、帰るがよい』

ロン：ウー・ハンとは思えねーリアクション！（笑）

ユウイチ：今日のウー・ハンは一味違う！

ロン：あいつ、あんなに威圧感あったっけ？

ＧＭ：推奨行動成功なので、カード差し上げます。くっそー。

ユウイチ：いい仕事したねー。

 
４ラウンド目

ＧＭ：ここでこれが来るか！　ヒーロー先攻、混乱！

ロン：げ！　カード使えねぇ！

ＧＭ：悪役疾風。推奨行動〈防御〉／〈威圧〉。

ロン：マスター。僕は、喋ることはできますか？　身体動かないのは、いいんですけど。

ＧＭ：えーとね、この毒は《耐久力》に等しいショックダメージを与えるものなんですよ。だから、６ラウンド経ってショックが１点回復するか、ヒーロー側に活力が出れば戻れます。

ロン：あー、なるほど、そういうことか。了解です。

セバス：でもとりあえず、こっち先攻なんだよね。

ロン：できれば相手を守勢に回したいところです。疾風ってことは、２回行動なんですよ。だから、相手を１回積極防御させれば、１回手番が減るんで。

セバス：あー、はいはいはい。

ロン：その代わり、相手が行動する時に、こっちが積極防御できないという面もあるんですが。

ユウイチ：ただ、おれは確か、攻撃できないんだよね。魅了されてるから。

ＧＭ：この次のラウンドまではそうですね。あと、逆転負けなので、行動キャンセルです。

セバス：はーい、さっさと〈威圧〉しまーす。『ダイヤに似合わない安い女だな！　そこに直れ！』

ロン：おおー。

セバス：てーい！（コロコロ）６。マイナス５だから、〈威圧〉１６。

ＧＭ：１６？　積極防御します。（コロコロ）高揚の分を振ります。（コロコロ）ぎりぎりで抵抗したけど、そこに直れ！　か。「あんたみたいなのに言われたくないわね。そうそう、そこのナマズひげオヤジ。いいことを教えてあげる。今、カイロのウー・ハンって総督がストーマーに負けて生死不明なのよ。部下は戻ってきたんだけどね。それで、あたしがエタニティ・シャードを持って帰ったら、ファラオがご褒美をくださるの。何だと思う？」

セバス：『まさか！』（笑）

ＧＭ／ジーン：「そう！　あたしをカイロの総督にしてくださるのよ！　素敵でしょ。あー、ウー・ハンが死んでくれて、ホントによかったわ！」

ユウイチ：お前、殺されること前提で進んでるぞ。

ロン：ウー・ハンが抗議を！（笑）セバスの顔したウー・ハンが、「そんなことは許さないアル！」（笑）

ＧＭ／ジーン：「どうして隣のじじいが、許さないとか言ってんのよ」

セバス：もう、笑いそうになって、やばくて震えてる。ものすごい、難しい顔しながら。

ＧＭ：ヒーロー側終わったかな。では、ジーンは積極防御したんで、１回消えて、２回目の行動。

セバス：一応役目は果たしたよね？

ロン：果たしてます。グッジョブです。

ＧＭ：ウー・ハンの姿をしたセバスチャンを見て、「あら？　そこに、ナマズひげオヤジに似た男がいるわねー」

セバス：やべー！　もう行動消費してるよ俺！

ＧＭ：〈格闘〉。爪で攻撃します。

ロン：そろそろ鞭使えばいいんじゃね？　１回も振ってねぇし。

ＧＭ：了解。鞭使おう。

セバス：え、やめてよ。いいよ、そんなことしなくて。

ロン：いや、絶対鞭の方がいいッス。

ＧＭ：いくよー。（コロコロ）１０、振り足し！（コロコロ）高揚分は低かった。〈白兵戦〉２４。

セバス：それは無理だろ。

ＧＭ：ダメージは２１点。当然、ウー・ハンはアーマーなんてものは着ていません。

セバス：そっか、俺じゃねーんだ（笑）。ウー・ハンの《耐久力》は７。

ロン：１４差。２レベル負傷ＫＯ５なので、負傷２レベル消して、ＫＯを消せば、ショック５点だけで済みます。

セバス：じゃあそれで。

ＧＭ：ショック５点だと、さっきの疲労の分も含めると（＊１７）、気絶しない？

ロン：あー、そっかそっか、さっき２ショック受けてるから・・・。

セバス：ああ、丁度だ（笑）。

ロン：だったら、軽傷は食らっても関係ないんで、負傷１レベル消して、ＫＯ消して、３ショック消せば、軽傷と、ショック２点。

ＧＭ：プラス、鞭が貴方に絡み付きました。

セバス：ふむふむ。じゃあショック４点か。あと３点しか残ってないってことね。やー、相変わらず辛いね！　っていうか、俺前線立つキャラじゃないし。

ロン：因みに、なんでこっちの方がいいかっていうと、あの爪が当たると、《耐久力》で抵抗ロールなんですよ。

セバス：無理じゃん！（笑）

ロン：失敗すると一発ＫＯだから、多分こっちの方がまし。

 
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