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TORGリプレイ

『Be Alive』

第一幕

 
シーン5 Here come Storm Knights!

 
GM:では戦闘です。場所は、リビングランド/コアアース混合エリア。嵐と共に恐竜たちが現れます。リビングランドの尖兵だと思ってください。彼らは口々に、奇声を発しながら、停車した列車めがけて襲いかかってくる、というよりはただ、突撃してくるだけなんですけど(笑)。作戦行動を取れるような社会性は持っていないので。

強力:蹂躙でしょ? やることといったら。

GM:はい。ただの蹂躙です。(デッキをめくる)スタンダード。悪役先攻、ヒーロー後攻、疾風。疾風ってのは、2回行動。悪役が1回行動したら、ヒーローが2回続けて行動ができます。推奨行動は〈間合い〉/〈トリック〉。ここに書かれてる行動をして、成功するとカードが1枚もらえます。

強力:敵のユニット数を教えてください。

GM:恐竜が3頭。でかいのが1頭います。それぞれの背に、エディーノスが1体ずつ乗っているので、敵として認識されるのは3ユニットです。悪役側は、登場だけで終わりです。ということで、裕人から始めます。

裕人:自分は、先頭車両の運転手のところにいるので、窓から屋根の上にすっと、アクロバットで上がって、〈間合い〉で、後ろの方に走っていきます。

GM:なるほどね。敵は3ユニットいますけど、全部を狙います? それとも、1体でかい奴の目を引く、とか、でかい奴から離れる、とかできますけど、どうしますか?

裕人:でかい恐竜の目を引いてみます。今って夜ですよね。

GM:あー、そうですね、マスターは、夜って言ったことを、すげぇ後悔しています(笑)。敵は《筋力》とか《耐久力》は高いけど、鈍重な生き物だというのは見れば解ります。

裕人:〈間合い〉で振りまーす。(コロコロ)2。(コロコロ)9。

ディアン:高揚なので2個振れるんですね。

強力:すげー。

裕人:足して11。プラスマイナス0で、14です。

GM:成功です。カードどうぞ。外ではすごい突風が吹いています。叩きつけるような雨。稲光りの音。さらに、巨大恐竜たちの吠え声だの足音だのが、迫ってるのが解ります。初めて聞く音ではありますが、ここに来るまでの間に、アメリカがこういう状況である、っていうのは、普通にニュースやらの情報で知ってると思うので、想像はつきます。といった状況で、強力関(笑)。

強力:ダメだ、呼ばれるだけで、大変面白い。

GM:ちょっと敬意をもって、お呼びしたいなと。

強力:推奨行動〈間合い〉と〈トリック〉か。使う気もないな。とりあえず、車内で、着流しを脱ぎます。上半身裸で、下はハーフパンツみたいな状態で、おもむろに、草履も脱いで、そのまま出て、車掌に。

GM:「えっ? あ、ああ、スモウレスラーの方。お客様、何ですか?」

強力:「出口を開けろ」

GM:「外は嵐で、怪物がっ・・・!」

強力:「大丈夫だ。開けろ」

GM:「・・・はい!」(笑)

強力:とりあえず挨拶代わりに〈威圧〉しとくか。(コロコロ)8。これだとちょっとつまらないな。でもあまりに数が多すぎて気づかなかったことにしようか。達成値6。

GM:そうですね。TORGは、でかい目が出た時に、よりでかくする方がいいゲームなので、目が低い時は流す、というのがひとつのテクニックです。

強力:エディーノスの大群の前に、立ち塞がる、ひとりの角力取り!

GM:奴らはですね、ビビリはしなかったものの、思わず二度見して(笑)、「お、おお?」「何だ、あれ。初めて見る生き物だ」

裕人:多分、俺からも見えますよね。

GM:あなたも知ってますよ。ニッポン人だもの! 大関の、強力関。あの、角界の暴れん坊。

裕人:あっ、テレビの人だ!(笑)

強力:その認識だよね。有名人だもん。

GM:次、ディアンどうぞ。因みに、リビングランドのレジスタンスも実はこちらに向かっていて、後で合流させるつもりなので、そっちと一緒に来た、でもいいです。

ディアン:解りました。では、馬に乗って、「待てっ!」と現れます。

GM:嵐の中でも、光って見える。

マンジマル:明るいねー。

GM:どう見ても嵐は彼の行く手を遮るというより、完全に彼の引き立て役です。強く美しく雄々しい騎士が、馬に乗って走ってくる。

強力:圧倒的な善性を感じた。

ディアン:エディーノスたちの前に、馬ごと回り込んで、「ストームナイト、ディアン・オブロー。デンシャに、手は、出させない」〈間合い〉で振ります。(コロコロ)3。流します。

GM:ディアン・オブローも、ニュースでやっぱり取り上げられる人なので、テレビの人だ! です(笑)。

強力:有名人がいっぱい。

裕人:うわー! あっ、携帯! カメラ、撮れますか?

GM:1さえ振らなければ。

裕人:(コロコロ)撮れた! 18。

GM:すっげぇ光ってるから、すっげぇ撮りやすかった(笑)。ということで、3人のストームナイトが現れたところに、4人目、マンジマル。

マンジマル:まあ、お約束なんで、南米から走って駆けつけましょうかね。

GM:突然、雷がバッシャーン! って鳴って、逆光になります。

マンジマル:その中をこう、仁王立ち。

ディアン:思わず、「闇影?」って言っちゃうけど。似てるから。

GM:恐ろしいことに、これと同門の奴がもうひとりいる、っていう(笑)。ぞっとしますけど事実です。

マンジマル:確かそんな奴がいたような気がする。さて、奥義を使うとしたらこれだろうな。目録の奥義の中に、影分身というのがありまして。シュタタタ、と走ってるんですけど、突然、影が、分かれます。ひとりが2人、2人が4人、4人が8人!「マンジマル、推して参る! 影分身!」

ディアン:「マンジ、マル・・・」

強力:後ろで、ガラガラ、ピッシャーン!(笑)

GM:ナイル帝国は、ルール的に〈武道〉をやるには世界のレベルが足りてないんです。その不足分を補うために何をするかっていうと、技の名前を言うんです(笑)。言わないと出ない。

裕人:なるほど。

マンジマル:ちょっと、変わった忍者です。カタカナのニンジャです。

ディアン:アイエエエ、ニンジャ、ニンジャナンデ! の方。

GM:列車のお客さんは、「うわ、スモウレスラーだー、すげー!」「パラディンだ、すげー!」「なんだあのニンジャ!(笑)アイエエエ!」一斉に客席、アイエエエ!

強力:なんかね、男の子の大好きなものの、幕の内弁当みたい。

GM:ヴァンパイア! 角力取り! ファンタジーの騎士! ニンジャ! 恐竜! 電車! お腹いっぱい!

マンジマル:では、〈トリック〉を〈武道〉で行います。(コロコロ)19。

GM:いい目だ。

マンジマル:ここは1ポシ。(コロコロ)これで29。+9なので、達成値31。

裕人:おおーっ!

GM:ははははは! TORGでは、推奨行動をやると、対人効果結果表ってのを見て、達成値と相手の元値の、差分を出します。4差までは技能なしって言って、能力値+技能レベルで技能基本値が決まるんですけど、技能レベルを足せなくなります。次、萎縮は10とか20を振っても、振り足しができなくなります。次、逆転負けは、何らかのトラブルが起きて、ピンチになります。さらに、17以上差がつくと、プレイヤーズコール。プレイヤーの言った通りになります。なりました!(笑)

マンジマル:恐竜は鬱陶しいので、お帰りいただくのがよろしいかと。「無益の殺生はせぬ! おとなしく戻れ!」

GM:いいですねー。そうすると彼らは、従順になって、逃げていきます。人々が、何か知らないけど、あ、ああー(拍手)。

強力:ファンタスティック!

GM:オリエンタルマジック!

 
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