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TORGリプレイ

『Be Alive』

第三幕

 
シーン2 Evil Scheme

 
1ラウンド目

GM:ドラマチック。悪役疾風、2回行動。ヒーロー混乱! カードを使えません。推奨行動は〈防御〉/〈威圧〉。

ディアン:最も悪いのが出ちゃったなー。

強力:潰せない?

ディアン:潰せない。コアアーサーがいないから(*22)。

強力:多分、このクソアマ、こっちの襲撃読んでたな。

GM:はい。「ナタティリわかってたよ?」

裕人:うわー!

GM:「ナタティリは、ストーマーに、ヘタな雑兵をぶつけても意味ないって知ってるしー、自分の懐なんか痛めたくないからー、バラク・カーの貸してくれた、あいつ、使お!」って言って、恐竜が出てきます。

強力:あー、やっぱりかー。

GM:姿は、別の大型恐竜なんですけど、挙動が、あの時と同じ。何となく、見覚えのあるムーブをして、迫ってきます。

ディアン:ロボットか何かなのかな。

強力:ナイルの技術がブレンドされてると見た。

GM:あと、機敏に動く、ラプトル系の小型恐竜に乗って、槍を持ったエディーノス、向こうで言う騎士クラスが、集団でディアンの方に向かってきます。集団ですけど、ゲーム的には1体の認識でいいです。

マンジマル:T-REX的なものと、ラプトルの集団。推奨行動が〈防御〉と〈威圧〉か。

強力:とりあえずこいつらの攻撃を凌ごう。とにかく最短で突破して、頭を取って、「覚えてやがれー」って彼らが言ってさえくれれば、あとは流れでどうにかなると思うので。

ディアン:1ラウンド目で飛ぶことは、多分ないと思うので、カードを貯めて何とか、ですね。

強力:正直、3ラウンドまで行ったら飛ばれる、の認識でいよう。

GM:うん。いい読みですね。そのぐらいだと思いますよ。ネテルとナタティリは先に船のドックに着きました。マンジマルと裕人には、2人の姿が見えます。

ディアン:オレたちの前に、恐竜たちがいる。

GM:というわけで、悪役1回目の行動です。恐竜は、完全に、強力をターゲットとして認識しているようです。いっきまーす。(コロコロ)うわ、出目しょぼっ。ポシビリティを使います。

強力:打ち消します。

GM:ここで解ることは、通常、恐竜はポシビリティ能力者になりません。

ディアン:あれ?

強力:となるとやはり、何か、仕込まれてるのは確かだね。

GM:ラプトル軍団。(コロコロ)

ディアン:マスター。名誉の法則で、敵にモラル崩壊を起こします。このラウンド、我々にダメージを与えられなかった場合、敵は戦闘から逃げ出します(*23)。

マンジマル:ほうー。

ディアン:なので、全力で積極防御します。(コロコロ)20、振り足し。(コロコロ)40。(コロコロ)50。

マンジマル:お!

ディアン:(コロコロ)65!

GM:は?

ディアン:でも今、混乱だから、“偉業”カードが使えない。うわー、悔しいなー。

GM:そうですね、参考記録、です。

ディアン:参考記録、〈白兵戦〉44です。

GM:は?!

裕人:すげー。

GM:防御に成功してるので、1枚どうぞ。

裕人:今、マンジマルさんと俺が、隠れてドックに向かってるんだよね。

GM:〈発見〉で見つけられたら嬉しいけど無理ゲーだと思うなー。(コロコロ)ポシ使います。

裕人:消す。

GM:ネテルも一応振ります。(コロコロ)最初の出目がしょぼかった。とりあえず2人は、長年ヴィランやってますから、何となく、空気のまずさは感じているようです。どこにヒーローがいるかは解りませんが、まずい気がする。

ディアン:『こんなところまで来るわけがない!』

裕人:『このまま発進すれば!』

GM:でも嫌な予感がするにゃー。とりあえず兵隊たちにも、警戒はするように命令しておこう。

ディアン:『気のせいだよナタティリ!』

GM:って言ってくれる人がいればね。

強力:どうせこいつ、クソアマの足しか見てないよ。

GM:そんなことないよ、足フェチじゃないし(笑)。悪役2回目。恐竜のアタック。(コロコロ)ポシビリティを使ってみる。

強力:消します。

GM:〈武道〉の基本値っていくつですか?

強力:技能基本値を言えばいいのね。19。

GM:無理! 僕〈武道〉持ってないから、あなたに当てるには、20とか出さなきゃならないので。

強力:すり足で間合いを取り続ける。気持ち悪いくらいツルツル動く(笑)。

GM:ラプトル軍団もアタックします。(コロコロ)無理! ということで、ダメージが入りませんでしたので、とても敵わない、と逃げていきます。この経験はこの経験で、ラナーラ様に捧げるけど(笑)。恐竜も退いていきます。

強力:一度眼を見て、お互いの眼をこう合わせるようにして、「また会おう」

GM:そしたら、〈発見〉。

強力:はっけーん。持ってない。(コロコロ)《知覚》で10。

GM:この恐竜の眼は、あなたを見ているようで見ていない。

マンジマル:ふーむ。

GM:さっきまでは、知性的なものをちょっと感じて、何となくコミュニケーションが取れた気がしたんだけど、今は、ただの獣がホントにモラル崩壊して帰っていく感じ。

強力:・・・・・。ここにいるのはディアンと2人だけだよね。今、ここにきて、彼が一番怒ってる顔をした。

裕人:うわー。

強力:ビジュアル的には、身体が、紅潮して、身体から煙が上がってる感じ。

ディアン:「ストロング。次がある」

強力:それは、頷くだけ頷くけど、ずっとあいつの去っていった方を見てる。

GM:一方、マンジマルと裕人の2人は、ドックの中に入っていきます。そうするとナタティリちゃんが、ハシゴで乗り込もうとしている姿が見えるかな、ぐらいです。

裕人:ナタティリさんのすぐ後ろに、近寄れますか?

GM:〈隠れ身〉で、もっかい判定お願いします。

裕人:(コロコロ)まわりました。(コロコロ)23と言います。

GM:では、背後を取るような感じで、移動していきます。

裕人:何かしようとしたら、すぐに、止められるような準備をしておきます。

 
2ラウンド目

GM:悪役先攻、ヒーロー後攻、逆転負け!

ディアン:逆転負け・・・!

GM:いいですね。つらいパターンですね。先に逆転負けの効果を出しておきます。ナタティリに命じられた奴隷たちが、嫌々ながら、人間の壁になります。「あああー!」「う、うわー!」

マンジマル:む・・・。

GM:逃げ遅れた、コアアースの人たちが主なようですね。

ディアン:「・・・ストロング。先に行ってくれ」

強力:完全に塞がれてますよね。

GM:そうですね。逆転負けの演出なので。

強力:「とは言え、この壁をどうやって抜く?」

GM:同時に、ナタティリの声が聞こえます。「あの邪魔者たち止めてきてー。命がけで頑張ってねー。そしたら褒めてあげる!」

裕人:真後ろにいるんだよなー。

GM:2人とも、〈意志力〉で判定。なければ《知力》。

強力:(コロコロ)いかん。気持ちが、完全に怒りに寄ってるな。3。

ディアン:(コロコロ)16。

GM:ナタティリは、「あ、いい顔したー♪」って言って、奴隷の後ろにいるショックトルーパーに、「逆らったら、殺しちゃえ」

ディアン:!

GM:要するに、2人の表情を見て、人質が効く連中だ、って判断しました。

裕人:うーん。何かできないかなー。

 
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