Eternal Smile > Be Alive 『Be Alive』Epilogue GM:はい。「早かったですね」 裕人:「用事は済んだし、さっさと旅に戻ろうかな」 GM/あやめ:「クールですね。やはり縛られない生き方の方が好みですか」 裕人:「うーん。まあ、そっちの方が、好きっていうか、心配されるのも、気恥ずかしいっていうか」 GM:「私が言うことではありませんが」と前置きした後で、「誰かに心配されるというのは、悪いことではありませんよ」 裕人:「う、うん」頭をガリガリガリガリ。 GM/あやめ:「まあ、それが嫌なんでしょうけど」 裕人:じゃあ、なんか、気恥ずかしい、思春期的な感じの表情で、スマホを差し出す。 GM/あやめ:「クレジットを足しておきました。私のアドレスも入れておきますから、何かあれば、いつでも連絡してください。私もあなたを頼らせていただくことが、またあるかもしれません」 裕人:「ありがとうございます」って言ってから、「ひとつ、頼みごとがあるんですけども」 GM/あやめ:「なんでしょう?」 裕人:「この紙を、ディアンさんに渡してほしいんだ。多分、この後、来ると思うから」 ディアン:えっ? GM/あやめ:「解りました。これも、報酬のうちということで、詮索はいたしません。では、どうか、お元気で」 裕人:「そっちもね」 GM/あやめ:「はい」 裕人:ばさっと、学生バッグを持って、そのまんま、立ち去っていきます。 GM:では、静かに、霧の中に消えていくのでした。 ディアン:可愛いな、ユウト。 強力:すっごい可愛い。 【CAST】相島裕人
ディアン:「ユウトが?」 裕人:一言だけ、『ありがとう』って書いてあって、下に、よくわかんない文字の羅列がある。 ディアン:「呪文、か?」一生懸命ローマ字を読んでみるんだけど。 GM/あやめ:「メールアドレスですね」 ディアン:「めーる?」 GM/あやめ:「連絡がつく、魔法の手紙が届くのです。それをアイルの王宮の方々に見せれば、手紙を出せるようにしてくれると思いますよ」 裕人:はっきり言って、初めて、連絡先渡したのが、あなたです(笑)。 ディアン:うわー。すごーい。 強力:懐かれたようです。 裕人:他の人の連絡先は、いっぱい持ってるんですけど、自分のは、渡してないんですよ。 GM/あやめ:「彼にも何か、思うところがあったようですが。大切にすべきご縁かと思います」 ディアン:「そうだな。・・・あやめ」 GM/あやめ:「はい」 ディアン:「オレは、ユウトを心配しすぎていたのかもしれない」 GM:首を軽くかしげながら、「さあ、どうなんでしょう。私はどちらかというと、心配する側なので」 ディアン:「心配される側は、オレたちが、思うよりも、ずっと、強いのかもしれない」 GM/あやめ:「それが真理かもしれませんね。ですが、なかなか心配するのはやめられないものです」 ディアン:紙を大切にしまって、空を見る。 裕人:裕人的に言えば、心配してほしいな♪ ディアン:あはははは! 可愛いな、ホントにもう。 裕人:連絡先渡したのも、そういう意味なんで。 GM:「今回の件に関しては、少し私も性急にすぎたようです。重ねてまず、お詫び申し上げます」と言った後、居住まいを正して、頭を下げます。「ありがとうございました」 ディアン:「あやめは、あやめにできる、一番良い方法を、オレたちに示してくれた。あやめと、オレと、考え方が違っただけだ」
ディアン:「飛空艇と、リアリティ爆弾。きちんと守ってくれ」 GM/あやめ:「はい。世の中には、様々な組織・集団がございますので、お互いウィン・ウィンの関係になる相手と商談をして、運用させていただきたい、と思います」 ディアン:「やはり金か」と思わず言ってしまう。嫌な顔は、どうしても、隠せないんです。 GM:ああ、いいですよ。「お金がなければ首が回らないのと同じこと、と申しましてね。そんな顔をしていただけるだけありがたい(笑)。今後ともよしなにお願いいたします」 裕人:そわそわ。そわそわ。 GM/あやめ:「裕人さんに、何か、言いたいことがあるなら、送りますよ」 ディアン:「ユウトに、か。頼んでいいのか!」 GM/あやめ:「ええ、どうぞ」 ディアン:「色々とあって、その・・・。無理をするな、だ」 GM:では、メールがあります。 裕人:ちらっ。 GM:『無理をするな』 裕人:・・・・・。多少、心配されたことは、あったんですけど、心から、っていうのは、今回初めて感じます。 強力:パルクール使いの少年、完全にワンコだな(笑)。 裕人:メールを見て、「ふふふ」って笑って、そのまま。返事は、敢えてしません。 ディアン:うん。いいと思う。 GM/あやめ:「そのままの文面を、送らせていただきました。では、今後とも、ご壮健であられますように」 【CAST】ディアン・オブロー GM:ではラストです。マンジマルさん。 マンジマル:あやめのところに行きます。「挨拶に来た」 GM:「この度はお世話になりました」先ほどのムーブを繰り返します。「今回の件は、私も性急にすぎました。反省しています。事態は確かに、劇的に動きはしませんでしたが、結果を見れば、皆さんの提案の方が良かったのではないかと思っています。改めて、お礼をさせてください」 マンジマル:首を振って、「拙者は、忍者として、メビウスを倒すために、やってきた。正直、拙者にとって報酬というのは、彼らを倒すこと、で充分だ」 GM/あやめ:「とはいえ、ただほど高いものはございません」 マンジマル:「いや、構わない。逆に言えば、また、用事があれば呼んでくれればいい」 GM/あやめ:「そう言っていただけるのでしたら、是非、お声掛けさせていただきます」 マンジマル:立ち去り際に、「そうそう。拙者の知り合いに、とても能天気な奴がいてな」 GM:「羨ましいですね」さらさら思ってなさそうなんですが(笑)。 マンジマル:「背中にロケット背負って、ブンブンと飛び回る奴なんだ」 GM/あやめ:「ロケットレンジャーですね」 マンジマル:「そいつがよく言うんだ。『余計なことを考えると、判断を見誤る』と。お前さんも、あまり妹にかまけていると、命を無くすかもしれないぞ」 GM/あやめ:「いつかは、人は死ぬものです。要は使い方です。ただ、私はひとつだけ決めていることがあります。私が死ぬのは、彼女より後です」 マンジマル:・・・・・。 GM/あやめ:「私が死んで彼女が生きる、という極限状態ならば、その時の判断で変わるかもしれませんが、私は少なくとも、私が死ねばあの子が泣くのを知っています」 ディアン:そうだね。見たもんね。 裕人:前回ですか。 ディアン:腕を切り落とされた時、『死ぬな、あやめ!』って言って、泣いて【ヒーリング】をしたのがユキちゃん。 GM/あやめ:「あの顔はもう見たくありません」 マンジマル:なるほどね。 GM/あやめ:「そういう意味で言えば、皆さんにも死んでほしくないのです。誰が死んでもあの子は泣きます」 マンジマル:「まあ、その心配はないだろうよ」 GM/あやめ:「皆さん、お強いですからね」 マンジマル:「それもあるが、何かあったら、いつでもすぐに、お前さんたちを守るために、ここに参上つかまつる。勿論、無報酬でな」 GM:・・・稼働してるんですよね、“ロマンス”。 マンジマル:「正直、お前さんのやり方は気に入らないが、女の泣き顔を見るのは、もっと嫌なんだ」と言って、姿を消します。 ディアン:カッコいい。 GM:彼女は微笑んで、「ああ、ひとつ忘れていた。『何故そこまで私たちに肩入れしてくださるのですか』と、訊くべきでした」 マンジマル:そこは訊かれても多分言わない(笑)。 【CAST】マンジマル
GM:『Be Alive』、これで終了になります。お疲れさまでした! 一同:ありがとうございました!(拍手) 限りなく今に近い未来……… TORG Replay『Be Alive』Fin. ---Thanx a lot for your reading! (→postscript) "Eternal Smile" Since 2002.02.02 E-mail:charmy_s@mac.com |