第四幕：踊る黒天使

 
シーン２　嵐の壁の向こうに
 

マッコイ：〈航空機操縦〉振ります。（コロコロ・・・２）おい。ポシ。

シュア：「えー、只今本機は、エアポケットに一瞬入りましたが、特に問題はなく、安心して空の旅をお楽しみください」（笑）
 

このように、ヒヤリとする場面はあったものの、
マッコイが操縦する飛行機は、無事ブリュッセル空港に着陸する。
 

シュア：じゃあ、現地の“知人”のレルムランナーを呼んで、足を用意してもらって、追っかけます（とカードを使用）。

シオン：その前に、鷺沢さんについて、聞き込みをしよう。

ＧＭ：その方がいいですね。東洋人女性、それから、姿が判らないけれども、アンドロイドを連れているということで、多分目立つとは思います。

エリオット：人間サイズのコンテナ、或いは、態度がおかしい人間と一緒の、東洋人女性。

シュア：そういう人、見なかった？　っていうのを、“知人”に訊いてみます。

ＧＭ／レルムランナー：「そういえば・・・近頃この街にも、教皇領のレジスタンスの奴らが来てるんだけどな。つい数時間前、そん中のリーダーと、東洋人の姉ちゃんが、意気投合して出て行ったよ」

マッコイ：うわー。

シオン：何運んでるか判ってねぇー！

シュア：「どの位の人たちなの、そのレジスタンスって？　規模とか」

ＧＭ／レルムランナー：「１０人ほどいたかもしれんな。姉ちゃんは２人連れだった。なんでも、フランスへ戻ってデータ教会を襲うとか言ってたぞ」

エリオット：なぬぅ？！

シュア：ま、いいや、追っかけまーす。「ヘリ用意できる？」

ＧＭ／レルムランナー：「ヘリか。どんなのでもいいんなら、安くしといてやるよ」

シュア：よしっ！　とりあえず、車とヘリの二手に分かれてって感じかな。

ＧＭ：ただし、ヘリでフランスに入るなら、ちょっと頑張ってもらわないといけない。ストームの強度は・・・（コロコロ）１５だから、難易度１５の〈航空機操縦〉を３回やって、１回でも失敗すると墜落するけど、どうする？

シュア：僕はヘリで行くよ。

エリオット：シュアさん、僕もヘリに乗ります。

シュア：・・・そうだな。オッケー。万が一って時もあるし。みんなは車に乗ってもらった方が安全だと思う。

マッコイ：お言葉に甘えて、今日は陸を走らせてもらう。ヘリだとそこまで辿り着けるかどうか（笑）。

シュア：あれ？　先輩、今日弱気ッスねー。

セバス：いつものあの勢いはどうしたんだ。
 

陸と空の二面から、ストームナイトはフランス入りを敢行する。
国境付近で、激しい嵐＝リアリティ・ストームに見舞われるが、
全員何とかそれに耐え、フランスへと足を踏み入れる。
 

ＧＭ：〈航空機操縦〉の結果はいかがでした？

シュア：１９、２２、２６！

一同：おぉー。
 

道すがら、マッコイが無線を傍受する。
聞こえてきたのは、近くのとあるデータ教会が大聖堂へ向けて発した
援軍の要請であった。
 

エリオット：げ。

シュア：もうやってる。早ぇー。

マッコイ：つまり、あちらさんにも、判っちゃったのね。

シュア：しょうがない、急ぎますか！
 

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