第四幕：踊る黒天使

 
シーン３　窮鼠、猫を噛む（その３）
（ラウンド進行＝戦闘シーン  1/2/3）
 

 
３ラウンド目

ＧＭ：悪役先攻、ヒーロー後攻、推奨行動は〈威嚇〉と〈トリック〉。外のＣＡＴチームは、ひとりがシュアに対して攻撃。（コロコロ）達成値１９。

シュア：“ひらめき”使って当たりません。

ＧＭ：解りました。エリオットに対しても、撃ってきますね。（コロコロ）達成値１８。

エリオット：ダメージください。避けません。

ＧＭ：２４ダメージ。

エリオット：《耐久力》２０なので４差。２ショックのみ。

ＧＭ：さすがに変身後は硬いなぁ。残り２人は、あたふたしながらも、マッコイの方に迫ってくるという〈威圧〉。（コロコロ）達成値１２。

マッコイ：４差なので技能なし食らいます。

ＧＭ：了解。廊下にいる２人は、ひとりがサイバー精神障害で行動不能、もうひとりは「止まらんなら撃つぞ」と、マキシムを攻撃。（コロコロ）３、あれぇ？　達成値１０だと当たんないよね。

マキシム：（笑いながら）当たんないよ。

ＧＭ：では悪役側終了かな。ヒーロー側どうぞ。

シオン：〈間合い〉で通っちゃおうか。（コロコロ）ポシビリティ使います。（コロコロ）えーと、達成値１８。

マキシム：こっちも〈間合い〉。（コロコロ）達成値１３。

ＧＭ：成功。２人ともＣＡＴチームの間をすり抜けて奥へ進みました。

マッコイ：とりあえず、現在技能なしになってるけれども、サイバー教会の使っている無線周波数を調べたい。でないと裏口から援軍が来ちゃう。

ＧＭ：それをジャミングするってことか。なるほど。

マッコイ：（コロコロ）１０！

一同：おぉー！　まわってる。

マッコイ：（コロコロ）達成値１９。

ＧＭ：充分成功です。他に行動してない方。

エリオット：〈トリック〉を掛けます。コミックパワー【フライト】を使って、こう、４人に対して、ゴォォォ！　っと。

シオン：おっかねぇ！

エリオット：「僕について来られますか」と言って、てやーっ。（コロコロ）達成値１５、１３、１１、１１。

ＧＭ：全員に効いた！　意表を突かれて浮き足立ってます。

エリオット：えーとね、多分敵の《知覚》は低いと思う。

シュア：じゃあ僕が落とす。〈トリック〉で、一気に接近して、同士討ちさせます。（コロコロ）１０！（コロコロ）１７、２７。ポシビリティ使います。

ＧＭ：どうぞ。

シュア：（コロコロ）１０！　３７ぁ！

マッコイ：素晴らしい。

シュア：（コロコロ）３７足す、１５だから、５２。誰か、“ドラマ”か“ヒーロー”くれ。

エリオット：場札じゃないんだよね。

シュア：じゃあしょうがないね。ダイス目５２で、＋１４だから、〈トリック〉１４と足して２８の、“ひらめき”で今《知覚》が３上がってるので、３１。

エリオット：“援助”使います。＋３。「僕は囮です。本物は、上にいるっ！」

ＧＭ：うわー。そうすると、達成値３４？　全員プレイヤーズコールだ。

シュア：よぉっし！　全員同士討ちでおしまい！

ＧＭ：えーと、炸裂弾やレーザーガンで、あまり見たくない光景が繰り広げられます。

シュア：じゃあ、グイーンって逃げる時に、「あいつらが正直に上見てたら、僕撃たれてんじゃん！」とか思いながら（笑）。「ここが人を信じないレルムでよかった」

シオン：何だか今、とても失礼なことを言われた気がする（笑）。

ＧＭ：セバスは？

セバス：わし、どうしようかなって思って。肉体系じゃないのに、ひとりでＣＡＴチームの前に残されてるし（笑）。

ＧＭ：一回退いて車に戻るのもあり。

エリオット：どう考えても、セバスチャンさんが前線に出ているのはおかしいので。

セバス：そうね。「あ、前にいた楯がいなくなっちゃった。どうしよう。退こうー」（笑）

マッコイ：“緊急行動”。車のラジオを使って、さっき判った無線周波数に混乱かけます。こっちに増援が来ないように。（コロコロ）ポシ使用。（コロコロ）えー、〈知識（機械工学）〉達成値２３。

ＧＭ：成功です。無線は妨害されてるようですよ。

マッコイ：これで、こっちはかなり時間を稼げる筈。

ＧＭ：次のラウンド行きますよー。

シオン：中の様子はどうですか？

ＧＭ：あ、中の様子ですか・・・。
 

祭壇の間に駆け込んだ瞬間、マキシムとシオンの目に飛び込んできたもの、
それは、無数のレーザー光に全身を貫かれて、
ダンスを踊るように跳ねながらゆっくりと倒れていく、女性の姿であった。
 

マキシム：えぇーっ？！

シオン：あちゃー、間に合わなかったか。
 

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