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TORGリプレイ

『地球の長い午後』

 

第四幕


シーン1 Fight Against Mirror
 

GM:それでは第四幕を開始します。アルファの指示に従って、あなた方は〈顕現〉し、リアルワールドと、バーチャルワールド、両方に同時に存在することになります。

マッコイ:ほいほい。

GM:〈顕現〉状態なので、ゴッドネットを利用して、光の速度で移動することができます。

ディ:あ! アルファに【ブレス】。

マッコイ:おお、それだ。

GM:・・・マブイなー(笑)。

ディ:アルファの《知覚》を上げると、判定に成功しやすくなる。これはリンがやるのがいいと思う。

リン:解りました。【ブレス】使いますね。(コロコロ)

大悟:はい、奇跡頂戴。《筋力》に。

ディ:了解。大悟に【ブレス】。(コロコロ)

大悟:えー、皆さん〈顕現〉状態なんで、全ての判定に+3されることを忘れないように。因みにこっちの〈信教〉は10で、+3ついて13になってます。

マッコイ:染まったんだ(笑)。

GM:達成値24と19。2人ともかなりよい成功で、+4ですね。おっかしいなー。難易度25まで下がった上に、何で、アルファの技能値が、22まで上がっているんだろう。

ディ:マッコイ、何かやる?

マッコイ:多分できることが何もない。タバコをぷかーっと。

GM:では、‘天空’の近くまで来た時、グリーンランド方面から、ヘリとセスナ機が登場します。

大悟:それを見ると、にっこり笑って、こうポーズを決めて、「変身!」と叫ぶわけです。服をびりびりに破きながら。

マッコイ:脱いでからやりゃいいのに。

大悟:いや、それはまた様式美なわけですよ。(コロコロ)というわけで、はちきれそうな筋肉と、真っ黒な甲殻に覆われた、巨大なマンディプラリスフタマタクワガタ怪人が。

GM:了解です。勝利条件は、6ラウンド=1分間、アルファを守りきるか、6ラウンド経つ前に、敵の主要キャラクターを撃退するか。敵は、あなたと同等の技能を持った、レルムランナー2人。

マッコイ:はい。

GM:コピーマッコイのデータは全部あなたと同じです。コピーシュアは全部あなたより1低い。何故かというと、シュアは、専門化を、ヘリじゃなくて。

ディ:自転車だから(笑)。

GM:因みに、マッコイ機には他に1人、シュア機に2人乗っています。

 
1ラウンド目

GM:ラウンド1! ドラマチック、ヒーロー先攻、悪役後攻活力、推奨行動〈トリック〉/〈威嚇〉。悪役側活力なので、ショックとKOが全快します。1ラウンド目でよかったですね。これがダメージ与えて、もうすぐKOだって時に、活力が出ると、やり直しか・・・、ってなるんですよね。

ディ:自分に【ブレス】。上げる能力値は《敏捷度》にします。(コロコロ)ポシビリティで振り足します。(コロコロ)+4ついて、《敏捷度》が15になりました。

大悟:ってことは、次のラウンドから一番早いのは、ディですね。

ディ:「神よ。偽りの教皇を倒すための加護をオレに!」

GM:そうするとですね、シュア機の方から、『神を冒涜するとは、不信心者め!』と声がする。

ディ:ああ、シオンだ。

マッコイ:うん。

大悟:では私は、ヘリの外に出て、背中のキチン質外骨格から、羽根をぶわーっと出して、セスナ機の操縦者に対して、大顎と羽根をめいっぱい広げて〈威嚇〉。

GM:コピーシュアですね。えー、大変残念なお知らせがあります。シュアは、精神がナイルなので、喜びます(笑)。

大悟:(コロコロ)別にいいや。出目がそんなに良くないんで、せいぜい〈威嚇〉16しかありませんが。

GM:ひゃー! シュア積極防御。(コロコロ)1ポシ使います。(コロコロ)抵抗成功です。『へへーん、怖くないよーだ!』

大悟:オッケーです。だってポシビリティ1点使わせたし。

マッコイ:さて、何かやろうにもカードがひどいな。〈トリック〉いきまーす。

GM:対象は?

マッコイ:俺のコピーに対して、正面から仕掛けて、空中衝突するようなコースを取って、直前で外す。

GM:大変残念なことに、あなたのコピーは、ほぼあなたと同じ行動を取るので、あなたの手の内は読まれています。同様に向こうも、あなたに行動を読まれます。

マッコイ:了解です。(コロコロ)3? アホか。

GM:そうすると、向こうのコックピットで、あなたが煙草を吸っているのが見える(笑)。

マッコイ:「はーあ、コピーってのはやりづらいね」

GM:『手の内は読めてんだよ、お互いにな!』

大悟:あ、すいません、言い忘れましたが、羽根広げてるんで、今現在飛翔状態です。空中に並んで飛んでいる、ハインドと、巨大な昆虫の怪人。すげぇ絵面だよな(笑)。

GM:了解です。リンちゃんどうぞ。

リン:じゃあ私も、【ブレス】で、また《敏捷度》を。(コロコロ)19。+6で、〈信教〉22。

ディ:《敏捷度》4上がる。

大悟:ってことは、基本値が13。

GM:では敵側の行動。コピーシュアは積極防御済みで、至近まで移動して終了で、そこから、ディっぽい人と、シオンっぽい人、2人が飛び出して、攻撃を仕掛けます。

ディ:誰に?

GM:目の前にいる、邪魔で硬そうな人。あと、宗教的仇敵に見えそうな人(笑)。

大悟:あー、どっちも宗教的仇敵に見えるだろうな、これは。

GM:コピーシオンは、複数回行動、1回目でディの《筋力》に【ブレス】。2回目の行動は、ディをかばう。たぁー(コロコロ)。うん、大した数値は出なかった。ディが《筋力》+4。コピーディは大悟に特攻。

大悟:はい。どうぞ。

GM:いきます。(コロコロ)外れました。

大悟:1ですね。

マッコイ:それはある意味リンク切れにならないか?

GM:ゴッドネットだから平気。あ、待てよ。違う。このディに〈名誉〉はないから、リンクは切れません。

ディ:・・・・・。

GM:ぶっちゃけて言うと、コピーされたディには、魂の輝きがないんですよ。データでしかないので。残念ながら。

マッコイ:なるほど。

GM:コピーマッコイの行動。ハインドに乗っている3人に対して、〈間合い〉を仕掛けます。全員マイナス6扱いで、(コロコロ)16。〈間合い〉達成値18です。

マッコイ:ぴったり18。技能なし。

ディ:《敏捷度》が4上がっているので、19。

GM:化け物がいる、あそこに!(笑)

リン:〈間合い〉は14で、4差。

GM:技能なしになりますね。では最後のひとり。【オルタード・ファイアーボール】。

大悟:【オルタード・ファイアーボール】って、範囲攻撃だから、回避できないんじゃない?

GM:一応僕は、〈信教〉か〈意志力〉で抵抗させてます。(コロコロ)というわけで、魔法が飛んできました。〈信教〉か〈意志力〉で抵抗が可能です。因みに達成値は、29。

大悟:抵抗に成功したら、ダメージ入らず、でいいんですか?

GM:はい、そうです。

ディ:でもそれは積極防御扱い?

大悟:となると、全員行動してるんで、無理ですね。

GM:ダメージは・・・しまった、ダイス目普通だったから、9。

ディ:9? 《耐久力》、素でも無傷なんですが。

大悟:私も《耐久力》で止めてますね。

リン:プレートメイル着ているので、ダメージなしです。

マッコイ:ハインドの《耐久力》使っていいんですか?

GM:はい。装甲で、ばーんと弾かれて、ダメージが入らなかった、という扱いでしょうね。

大悟:こう、炎をかきわけて、「何だこの炎は」という顔をしながら飛んでいてあげましょう。

GM:全員ノーダメージ。そうすると、コピーマッコイの後ろにいる、フード姿の男が、ぼそりとつぶやく。『ふん。やはり、魔法の乗りが悪いな』

ディ:「ユーソリオン・・・」

GM:彼の頭上には、データはない、テクスチャーだけの、黒曜石の王冠(*23)が輝いている(笑)。

大悟:テクスチャーの王冠!

マッコイ:だっせー!

GM:テクスチャードラカヌス! なんと寂しい!

ディ:「そんなまやかしで己を飾ったところで、お前のまやかしの炎など、オレたちには通じない!」

GM:『挨拶代わりだ』

ディ:・・・・・。

GM:『俺はユーソリオンらしい。だが、俺は俺ではない。ならば、よく判らぬが、貴様らを破壊するのみだ!』因みに、このコピーユーソリオン、いわゆる自由意志を失っています。さすがに、マルローも、野心まで再現するのはまずいと判断したので。

大悟:ユーソリオンの野心って、半分狂気入った野心だからね。

GM:ひひひひひ。残っているのは、憎しみだけです。

 
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