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TORGリプレイ

『地球の長い午後』

 

第三幕


シーン4 Hey buddy!(承前)
 

GM:ひとつだけ、言っておきましょう。あなた方がこういう風に、ゴッドネットを経由して、移動・行動できるということは、コピーたちも行動を開始しているということです。

マッコイ:だよなー。

GM:アルファは、「‘天空’のコントロールを奪うのに、おそらく、1分か2分程度時間がかかる」と言っています。

ディ:誰かがその間の壁にならなくてはいけない。

大悟:「大丈夫だ! 護衛ならいるぞ!」ふと見るといつの間にか隣に、巨大な装甲バイクがいてですね(笑)、「こいつがいる限り、アルファには指一本振れさせない!」と言うと、ぶぉーーーん! ぶぉーーーんとエンジン音がするわけです。

マッコイ:! 待、て、よ? 待てよ、待てよ待てよ。取れる行動の中に、全世界のストームナイトに指示ができる、ってのがあったな。

GM:あります。

マッコイ:ストームナイトに指示を出して、なるべく陽動をかけさせて、‘天空’まで来る敵の数を減らしてくれ、って言うのはどうだろう。

GM:いいでしょう。その、指示を出す判定に対しては、伝説伝播ロール(*22)としても扱います。

一同:おおー!

GM:達成値により、動くストームナイトの数、及び、登場する敵の数と強さが変わります。因みに何も判定しないと、敵はコピー4体、プラス、中堅クラスが20体。

マッコイ:イヤだねぇー。

大悟:誰がやります?

ディ:〈説得〉が一番高いのは?

マッコイ:〈説得〉は11。

大悟:同じく11。

ディ:11。

リン:12。

GM:まぁ、それだったら誰でも一緒でしょう。正直。

ディ:それに、よく見るとリンの手札は0枚。

リン:そうなんですよ。全部使っちゃった。

マッコイ:只今のカード。“貫禄”、“だめ押し”、“ドラマ”、“ドラマ”、“アクション”。

大悟:決定ですね。

ディ:あのさ、こんなカードあるんだけど、使ってみる気ない?(笑)

GM:それは、モで始まってグで終わるカード?

マッコイ:よし、じゃあ、やります!

リン:“モノローグ”を?

大悟:大丈夫、一回失敗しても“緊急行動”があるから(笑)。

GM:あ、“偉業”に関しては、僕のハウスルールで、同じ場所にいるならば、他の人が使っても構いません。

ディ:ありがたい。では、“リーダーシップ”で“モノローグ”と“貫禄”を譲ります。「マッコイ。アルファが、力を発揮できるようにする、道具の準備は、オレがやる。マッコイに、話は任せた」

マッコイ: 「はー、頼まれちまったよ。仕方がねぇ」・・・じゃあ、無線を全周波数帯に切り替えて、“モノローグ”発動。

GM/アルファ:「待ってくれ。無線だけだと、届かない地域もあるかもしれない」

マッコイ:うん、確かに。

GM/アルファ:「幸か不幸か、今は、全世界をネットが覆っている。私にも、手伝わせてくれ」

マッコイ:「よろしくなー」

GM:そうすると、アルファは、小さい声で、「初めは、すまなかった」

マッコイ:じゃあ、ニヤッと笑って。「世界中のストームナイトの諸君。及び、ストームナイトに協力してくれるみんな。ジャン・マルローの軍勢と戦って、疲れているだろうが、ちょっと聞いてくれ」

GM:そうすると、『オーバー』『オーバー』『オーバー』という風に、了解が入ります。

マッコイ:「ありがとう。今、だんだん、連中の目的が判ってきた。何かと言えば、まぁ、簡単なことだ。我々の地球を乗っ取って、地球を自分の色に染めちまおうという、実に単純かつ、力ずくのやり方で、そしてひどく効果的なやり方だ。勿論その結果は、我々はみんな知っている筈だ。今機械の腕をつけている奴。そいつが自分の思い通りに動かなくなった時をどう思う? 今生身の奴。自分の骨が全部金属になって途端に動かなくなった時を考えてみろ。そこら辺に動いている風が、いきなり1と0のストームになるんだぞ! 全部がCGになるかもしれない。偽りの世界だ」

一同:・・・・・。

マッコイ:「我々はそれに対抗する手段は、どうにか見つけ出すことができた。だが、簡単じゃあない。そしてこいつを、どうするかは、恐らく敵も気づいている。すまないが、ちっとばっかりこっちに力を貸してくれ。敵は間違いなくこちらの位置をトレースしている。我々の位置は教えるから、このグリッドを使って、我々の防壁になってくれ。すまない。簡単に言えば、俺たちのために命を投げ出してくれってことだ。すごく我が侭なことを言ってるのは解っている。だが、やらなきゃみんな同じ穴に入ってくだけだ。行き先は錬獄だ。頼む! あとちょっとだ。あと24時間以内に蹴りをつける! 手段は考えた。信じてくれ」

GM:『俺たちはどうすればいい!?』

マッコイ:「アルファ、我々はどこで作業を行う?」

GM:そうすると、アルファによって、全世界の、聞く気がある者、見る気がある者のところに、世界地図が現れ、地図にオーバーラップするように、敵の重要拠点が映し出されます。「グリッドの1−1、‘天空’。その近辺を集中的に叩けば、トラフィックは増大し、結果として、敵の行動は鈍るだろう。そして、例えば、‘天空’から、2−1、3−1、4−1・・・というルートで攻撃させる場合、そのルート上にいると危険だから、離れてもらう方がいい」と、アルファは説明してくれます。そうすることで、リスクを負うのは、あなた方だけになります。

マッコイ:ま、逃げるのは得意さ。問題は、敵が放ってくるルートをどう推定するかだ。

GM:ルートに関しては、気にしなくていいです。要は、発射される前に、‘天空’に突っ込んで、コントロールしてしまえばいいので。因みに、次のラウンドの、発射の標的はロンドンです。

ディ:(息をのむ)

マッコイ:ひゅうっ。そうすると・・・(考え中)。

GM:場所に関しては、今から言う重要拠点を叩け、でも構いませんよ。

大悟:単純に言えば、‘天空’の周りの4点を制圧すれば、電撃は通れないわけだから。

リン:うん。

大悟:一番重要な場所は、4点。その4点だけを、そう、1分保たせてもらえれば、いいわけですよ。

マッコイ:よし。「今からポイントを伝える」ということで、4箇所を示して、最後に、「・・・グッドラック」と締めましょう。

GM:解りました。素晴らしい宣言です。高揚1回と、3回ボーナスを差し上げましょう。(ルールブックを開き)伝説伝播表の一番上の、難易度をご覧ください。

ディ:72。3回ボーナスは40と書いてある。つまり、ダイスで40を出せということ?

GM:はい。要は、偉業3回分に匹敵する素晴らしい宣言だったので、必要な出目が40に変わりました。

マッコイ:40、うわ、高ぇ!

GM:因みに今回、全世界に呼び掛けているので、聞き手は全世界住人になります。伝説を広める〈説得〉の難易度は、聞き手の《知力》の最大値ですが、最も《知力》が高い、ゴーントマンとDr.メビウスは、これを妨害しません。その結果、ジャン・マルローの《知力》、16が難易度になります。というわけで、判定をどうぞ!

マッコイ:(コロコロ)6。高揚分。(コロコロ)8、14。

大悟:どうする? 今の出目を捨てて、“緊急行動”使う?

マッコイ:ああ、確かに基本が低いなー。使っていいですか?

大悟:どうぞ。(カード交換)「いや、待て。落ち着くんだ!」

マッコイ:じゃあ、グッドラックを舌噛んだことにしましょう(笑)。グッドラック言い直し。

リン:テイク2。

マッコイ:(コロコロ)17。

GM:いい目だ。

マッコイ:まずこれで、さっきの全部塗り替えた。高揚分。(コロコロ)15。ポシビリティ。(コロコロ)4?

大悟:でも最低10で、これで42、達成ですね。

GM:ただし、高ければ高いほどいいよ。

マッコイ:“ドラマ”使用。(コロコロ)もう1枚“ドラマ”使用。(コロコロ)1かい! 10扱いで62、+16。“貫禄”2枚に“アクション”。達成値36!

ディ:その瞬間に、“偉業”を使います。

GM:36! すっげー。ではそうするとですね、『こちらアイル聖騎士団。貴公の奮闘を祈る。神の加護を!』で、無線を操作している人に、『と、彼に伝えてくれ!』『大丈夫、伝わってます!』という会話があったり、『こちらティーンタイラーズ! 話は聞いた。任せておけ!』というナイルヒーローらしき返答もあります。『状況は承った』『仔細承知!』など、色々な声が、あなた方のところに返ってきます。『よくわかんないけどわかった! ストームナイト族、いくぞ!』という声も(笑)。

ディ:ユキが言ってそうな気がする。

大悟:あいつ、コアアース人の時から変わってねぇ。

GM:また一方では、『アイヤー、よく解らないが、なんでワタシが一番槍アルかー?!』(笑)

大悟:日頃の行いが悪いからだよ、お前は。

GM:と、世界中で、今まで会った人とか、会ったことのないストームナイトとかが、戦っているシーンがカットインしながら、第三幕終了です!

 
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