TORGリプレイ
第二幕
三太夫:提案なんですが、極力無駄な交戦は避けたいので、指揮官のワッツハイム少佐の身柄を押さえて、物の在り処を吐かせましょう。 シグマ:ふむ。 三太夫:要するに、相手の警備を潜り抜けて侵入して、ワッツハイム少佐を見つけて、その場で訊くか、或いは昏睡させるなり気絶させるなりして、連れ出してから訊く。 海優:それやったら、潜入向きなのは(シグマを指差す)。 ティル:だね。行ってらっしゃーい。 シグマ:っていうか、お前盗賊だろう! お前も行くんだよ(笑)。 三太夫:でもって、実はもう一つ作戦を考えていまして・・・。 シュア:うん。 三太夫:名付けて、特攻野郎Aチーム。トラックごと突っ込む! その後急速転回して、トラックを停めて、中に突入! 少佐をひっ捕まえたら、またトラックで脱出! エリオット:パーパラッパー、パッパーパー♪(嬉しそうにAチームのテーマ曲を口ずさむ) 海優:・・・非っ常にナイル的で判りやすいんやけど、リスクでかすぎ。 GM:そして問題は、ワッツハイム少佐がどんな人だか誰も知らないってことだ。 シュア:そう。顔も判んないんじゃあなぁ・・・。 エリオット:あとは、年齢が30代後半ってことしか。 ティル:ショックトルーパーじゃないヤツを捕まえれば。 シュア:それだ。上半身服着てるヤツは士官だから(笑)。 GM:えー、基地を見下ろしてるんだよね。全員〈発見〉を振ってください。 三太夫:(コロコロ)達成値14。 海優:(コロコロ)12。 GM:12以上の2人は気づきます。プレハブの方に向かって、人が3人歩いてきます。 三太夫:格好は? GM:1人は、軍服をした軍人。相当地位が高そうです。もう1人は、白衣を着た男性。残る1人は、他とかなり一線を画したショックトルーパー。 海優:見えた。アレやな。 GM:で、小林三太夫さん。あなたにはその白衣の男性に見覚えが。 三太夫:はっ、あの人は! GM:彼の名前は、ランバートン博士。侵略以後、消息不明になっていた機械工学の権威で、あなたにとって科学雑誌でよく見る憧れの存在・・・だった。 三太夫:これは・・・無理矢理働かせられてるのか? GM:それは判らない。表情までは見えないので。利用されてるだけかもしれないし、強要されてるのかもしれないし、イヒヒと笑いながら協力してるのかもしれない。 三太夫:・・・・・。
GM:さてどうするね。 海優:もたもたせんで、乗り込んで突っ込めばえぇやん!・・・考え方、ナイル化してきた(笑)。 エリオット:問題なのは、それやると、ゆっくり中を調べらんなくなっちゃうんです。 シグマ:そうだ、いい方法を考えたぞ。無線機を出して、ナイルの周波数に合わせて、援軍要請ー。 シュア:そうか、無線の発信器置いとけば、見に来る奴がきっといるから、それをひっ捕らえて・・・。 エリオット:ひっぺがしてー。 海優:なるほど。さすがシグマはん。 GM:では、無線を使うわけですね。基地の方には全く動きがありません。 シグマ:おびき出すのは無理だったか。 GM:が、街の方から、ショックトルーパーが4人ぐらい乗ったトラックがちんたらちんたらと走ってきます。 シュア:まぁ、いっかー。贅沢は言わない方向で。 三太夫:じゃ、待ち伏せしましょう。 シグマ:いきなり包囲。ガサッ。 GM:包囲されたらしい。終わり(笑)。 エリオット:どかっ、ばきっ、コテッ。 三太夫:縛りっ。 GM:ま、まぁ、のして縛り上げた。 ティル:我々の前に敵はない。 三太夫:じゃあ、着替える人、はーい(挙手)。 海優:(手を挙げかかり)ああー! ウチはダメや。
エリオット:え、僕もですか? シュア:捕まっとけ(笑)。
海優:せやったら、むしろ、捕まって悔しがるストームナイトを地でやるか? ウチも芝居合わせるから。 エリオット:そっちの方が楽です! GM:決まったようですね。では皆さんは正門まで来ました。 NEXT → いよいよ基地の中へ。好機は意外なほど早く訪れた…… "Eternal Smile" Since 2002.02.02 E-mail:charmy_s@mac.com |