TORGリプレイ

『かえるひまで』

 
 

第二幕

 

シーン2 Maid in Nile(裏口パート)
 

GM:まずは〈隠れ身〉をどうぞ。

海優:(コロコロ)これは高い方が絶対いいから、ポシ。

ティル:ポシビリティ、と。(コロコロ)19。

シグマ:達成値12、誰か支援プリーズ。

海優:“ドラマ”貸すけど。「もっと頭下げぇな!」

シグマ:「やかましぃわー!」 21です。

GM:では3人は、何事もなかったかのように回りこんで、正面の2人と時間を合わせて入っていく。その間特に何も動きはない。

海優:まずは鍵開けからやな。

ティル:え、私が開けるって?(コロコロ)3、足して14です。

GM:うん、開いた。

ティル:いい仕事をした。疲れた(笑)。

海優:はいはい、次行こ。

GM:中に入ると、このまま居住地に入る廊下と、地下へ降りる階段があります。

シグマ:どっちの方が反応が強いッスか?

GM:どちらかと言うと地下の方ですね。

シグマ:じゃ地下へ。

(→その頃、三太夫たちは

 

GM:地下に降りて調べたところ、そこはただの食糧貯蔵庫です。えー、突き当たりの壁の向こう側に反応がありそうな気はするんだけど・・・。

海優:ゴメン、〈発見〉1振っちゃった。

シグマ:うーむ、何処に何があるのやら、ここは。

ティル:別に入口があるのではないでしょうか。

シグマ:ん? ゴゴゴって音が聞こえるのは、あれ何だ。

GM:うん、何か機械の音だね。重い物が動く音。

シグマ:気になるな、あの音。ちょっと様子を見に行くか。

GM:では地上に戻って、居住施設の方へ入って行くわけだね。廊下の突き当たりにドアがあり、中では。

三太夫:かくかくしかじか、「・・・なのですよ」

海優:(部屋の外で耳をそばだてながら)何を話してるんやろな。

シグマ:ここで待機していてくれ。俺は2階を見てくる。

(→その頃、三太夫たちは

 

石板を片手に館を探索するシグマ。
しかし、重い物が動いたような跡は見つからず、めぼしい反応もない。
――と、部屋の中から人が出てくる気配がする。
慌てて隠れる3人の目の前を、メイドと三太夫が通り過ぎる。
メイドは先に部屋へ戻り、それからしばらくして、三太夫が姿を現す。
 

シグマ:とりあえず呼び止める。

GM:はい。では情報を共有しました。

海優:そうかー、そっちの部屋に置かれてたから、地下におった時、壁の向こうに反応したんやね。

シグマ:じゃ、そっちの地下室へ移動して捜してみよう。

ティル:捜して「もらう」方が良いんじゃないの?

三太夫:うん。人数をあんまり正確に把握されるのはイヤだから、こっちで石板を預かりましょう。

シグマ:いや待てよ、物自体が既にここにないとすると、ここから辿っていくのは難しいか。

GM:その辺については、お爺さんに確かめてみたら?

シグマ:そうしよう。じゃ、裏口に移動して呼びかけてみる。

GM:相当な時間差を持って返事が帰ってきます。【テレパシー】という呪文です。声の届くスピードが決まっているので、距離が遠いほど、タイムラグが生まれてしまうんですね。

シグマ:「反応が素晴らしく強い場所へ来たまではいいが、肝心の物がない。そして何処にかざしてもそれ以後反応がない。一体どういうことなのかな?」

GM:『ならば、近くにそれのあった場所がある筈だ。そこへ行ってみてくれ』・・・端的に言って、石板にかかっている魔法は、卵そのものを追うのではなく、卵の足跡を追うための魔法だと思ってください。あなたはまだ完全にルートを通過しきっていない。

ティル:チェックポイントってことか。

GM:まぁ、そんな感じだ。何処かにポイントがあるはずなんだけど、そこを追加していないから、次の目的地が判らない。

シグマ:なるほど。

(→そして……
 

後のことは三太夫に任せ、3人は一足先に裏口から外へ。
やがて、ちゃっかりケーキをご馳走になったエリオットと三太夫が、
メイドさんに見送られつつ館から出てくる。

 

シュア:お疲れー。

三太夫:かくかくしかじか。卵は北にある基地に運ばれて、そこで実験が行われているらしい。そこへ持って行かれたのは確かである。

シュア:じゃあここから北へメインの道を通って行けば、反応が追えるっぽいね。

海優:石板の様子は?

GM:館から出た段階で、北の方に、反応が強くなりました。

一同:よし、行こう。

GM:特に道すがら何もなく、あなた方は、基地を高台から見下ろせる場所まで来ました。ここでシーンが変わります。
 

NEXT → 眼下に広がる基地。一行は思いがけない人物を目撃する……
 


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