Eternal Smile > The King of Celestial
第一幕
シーン1 Agent of Fate
ヴィクトリア人の執事、アーヴィン・バトラーは、
カイロの探偵事務所「噂の真相エージェンシー」所長レックス・マクマスターに、
失踪したお坊ちゃまの手掛かりを掴んでくれと依頼した。
レックスは快諾し、助手のサディ・ベル=アッダを連れて調査に出掛けた。
事務所の留守を預かるのは、
フレデリカ・ブラックプール、人呼んで魔女探偵フレディと、
金目のものに目がない志鬼の少女、神野海優の2人。
将来を嘱望された高校球児、野原球太郎は、
金輪の息のかかったプロ野球ドラフトを蹴り、大リーグ入りを目指して渡米した。
しかし、大リーグはリビングランドの侵略によって、既に壊滅状態だった。
野球のできる環境を探し、彼はナイル帝国へやって来た。
そしてカイロで、「噂の真相エージェンシー」の扉を叩いた。
野球チームとの契約代理人(エージェント)が、ここにいると勘違いして。
血気盛んなバーバリアン戦士、マキシミリアンは、
強い奴と戦いたいという思いを胸に、カイロで傭兵稼業をしていた。
正義を愛するツンツン頭のロケットレンジャー、ソニックは、
ナイル帝国の空を飛びまわり、日夜悪漢と戦っていた。
彼は悪の気配をかぎつけて、カイロに降り立った。
GM:ということで、大体みんな初期配置はできたかな? フレディ、海優、球太郎の3人は、噂の真相エージェンシーに居座っている。マキシム、ソニック、バトラーに関しては、いざとなったら、いつでも連絡を取れます、ということで。
一同:はい。
GM:カードをひとり4枚配ります。はい、持ってけ。オープンカードがあったらとりあえず出せ。
海優:ははははは! マスター、ダブルで引いちゃった。“仇敵”と“ロマンス”。
バトラー:はいすみません。“個人的利害”と“知人”です。
球太郎:どわーっ。
GM:因みにさ、神野さんは、野郎の趣味はどんな趣味?
海優:年下よりは年上やな。魅力的であれば、オヤジでも可。
GM:美形とマッチョだと?
海優:マッチョ(即答)。
GM:はいはい、了解(笑)。
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