Eternal Smile > The King of Celestial TORGリプレイ 『星辰の王』 第一幕 バトラー:では、新聞をちょっと見てもらおうかな。ひょっとしたら何か出ているかもしれん。 GM:カイロの地方紙の文化面に、載ってる。『若き天才アメイニ研究員』って。 バトラー:ほう。さっきの奴だ。 GM:数学魔法研究所で、史上最年少の25歳で主任研究員に赴任ということで、似顔絵付きの記事が。 バトラー:時の人ということか。 フレディ:顔を覚えます。 GM:リアル美形。 フレディ:肌の色と民族的な特徴を見たい。 GM:民族的にはね、〈人類学〉で振って。技能がなければ《知力》。 フレディ:マスター、ジャズを使います。マインド・ブースター起動。 球太郎:ん? ジャズ? ソニック:体内に薬物を入れて、能力値を上げる。 フレディ:「ふうー」タバコを吸って、ピシッ! と音がして。 球太郎:うわ、クスリか? 俺はホントにこいつを信じていいのか? 海優:つーか、ドーピングはアカンと思うんやないの? 球太郎:そ、そうだ。「所長! ドーピングはまずいッスよ、ドーピングは!」 フレディ:「アタシが、スポーツ選手に見えるかい?」 球太郎:「あ、いや、スポーツマンじゃあないけど・・・」 フレディ:ではニッコリ笑って、「あんたの国のビジネスマンは、キュッと栄養ドリンクを飲んだりするだろ? 一緒だよ」 球太郎:「な、なるほどー」コアアース人だから何でも頷いてしまう。 フレディ:では判定します。(コロコロ)うわ、低っ。1ポシ使います。(コロコロ)えー、《知力》11+8で19、マインドブースターで22。 GM:じゃあ、民族的には、北アフリカ原住民だけど、かなり古いね。 フレディ:・・・ケム人か?! GM:ケム系種族かというと、もうちょっと古い。ケム系種族がまだケニアにいた頃じゃないかな。 ソニック:モロにエジプト系知識が。 GM:だから〈人類学〉って言ったの。 フレディ:「はー、随分と古い人種だねぇ。これは古いエジプト王家の特徴だよ」 球太郎:「教科書で見た壁画とおんなじ顔してんなー」 GM:うん、あんな感じ、あんな感じ。 バトラー:「ほう、そうか」ところで、学会のことはもう知ってますよね。アメイニもそこに行くっていうのは知ってていいですか? GM:はい。アメイニは発表者のところに名前があります。 バトラー:学会の科学者たちが、前日に集まるとか、食事会とかレセプションとか、そういう催しは、ないですかね。 GM:パンフレットには、1日目の夜と、2日目の夕方以降に、懇親会があると。 フレディ:新聞記事の中で、彼の研究内容に関しては、何か書いてありますか? GM:学会での発表に対する説明は、学会誌になら載ってるけど、新聞にはちょっと載ってないです。 フレディ:あーそうか、学会誌か。 GM:はい。この時間帯だったら、まだ図書館が開いてるから、図書館に行けば何とかなる。 バトラー:そうだね、学会のことも調べたいし。
フレディ:「はい、噂の真相エージェンシー」 ソニック:『こちらソニック。とりあえず、かくかくしかじかで、鍵のついた引き出しが1個残ってる』 フレディ:「鍵のついた引き出し?」 ソニック:『ニーナさんは多分銃が入ってるんじゃないか、って言うんだけど。あんたに来てもらって開けるか、許可をもらって壊すかのどっちか。重要そうだったら壊して開けてく』 フレディ:「アタシが行った方がよさそうだね」 ソニック:『今のところ、はっきりした手掛かりは見つかっていない。トマスさんは、自分のプロジェクトが縮小されて、ちょっと困っていたようではあるんだが』 海優:『新参者のアメイニ、っつー人への恨みつらみが残っとったわ』 フレディ:「おや、そっちもかい」 海優:『ん? そっちも?』 フレディ:「こっちでも、アメイニって奴の話が上がってるよ。どうやら、随分とやるみたいだよ」 海優:『多分、アメイニはんの研究が、利益を出すって判って、ファラオがそっちに金突っ込んだんやないかな』 フレディ:「ああ、解る解る。御歳25の天才だ。アタシより1個下だよ」 ソニック:『ファイルは確保したんだけども、中身が読めないので、専門家に見てもらわないと解らない。それは多分、あんたの伝で探せると思うんだが』 フレディ:「よし、図書館で合流しよう」 ソニック:『了解。あと、トマスさんの仕事場から、他に持って来てほしいものがあったら、ニーナさんの許可を得て持っていく』 フレディ:「日記と、研究メモがあったら持ってきてほしい」 マキシム:個人的な日記みたいなのは、見つかってないんですよね。 GM:ニーナさんが、「父には日記を付ける習慣はありません」と断言した。 海優:『研究メモだけはあったで。そこにアメイニっちゅー名前がメモってあったんや』 フレディ:「ああ、それで構わない」 GM:そういえば、言い忘れてたんだけど、お父さんの書斎には、学会誌が一通り揃っている。 フレディ:あ、揃ってるんだ。「・・・いいや、そっちへ行こう」 バトラー:そうだね。では変更だ。 海優:(マキシムに)よかったな。全部持ってかなくて済むで。 マキシム:全部? 俺に持たせる気だったのかよ。 "Eternal Smile" Since 2002.02.02 E-mail:charmy_s@mac.com |