Eternal Smile > The King of Celestial
 

TORGリプレイ

『星辰の王』

 

第三幕

 
シーン3 Rock the Nature

 
GM:はい。戦闘が終わって、ここら辺は静かになりました。

バトラー:20人の中に、助けられそうな人って、いる?

GM:基本的にみんな、眠らされてるだけ。

ソニック:だったら、大丈夫だ。寝かしといた方がいい。

フレディ:あと、外に出すのも難しいので、このままでいい。

GM:トマスさんもいる。

ソニック:トマスさんもいます? よかった。

球太郎:じゃあ、さっさと敵を倒せばいいんだな!

バトラー:「しばらくの辛抱だ」とか言いながら、部屋を出よう。

ソニック:「必ず助けます!」

フレディ:じゃあ次、アメイニがさっきいた、Bの部屋へ。

バトラー:あ、でも機械音が聞こえた部屋に、いたずらしていきたいな。

ソニック:石臼か何かの作動音が気になるところだ。

球太郎:硬い音がした方ですか?

ソニック:そう、ゴリゴリ、みたいな音がしてた。

GM:Cの部屋だね。ドアを開けると、床一面に、いーっぱいクロコダイルがのたうち回ってる。

ソニック:きたー!

バトラー:は、はい、閉じたー。

GM:《敏捷度》判定。難易度は10。

バトラー:(コロコロ)10!(コロコロ)とりあえず、達成値11。

GM:じゃあね、バーンって閉めたら、クロコダイルがガツーンとドアに当たった音が聞こえて、やがて、ゴリゴリ、ゴリゴリッって音に。

フレディ:はい次。

ソニック:〈数学魔法〉に、アレを召喚する呪文があるんですよ。

GM:敵が来た時、廊下いっぱいにクロコダイルがうにょにょにょにょにょ、って出るようにしといたんだよ。

バトラー:大した趣味だな。

球太郎:うわ、ホントに数学関係ねぇー!(笑)

GM:だってさー、90匹のクロコダイルだぜー。90対1の行動判定やらせてみろよー。絶対勝つってさー。

ソニック:勝負したくありません。

球太郎:学校行ってた時、数学嫌いだったけど、ますます嫌いになったぜ。

ソニック:そうだな、数学を悪用するヤツを嫌ってやってくれ。数学は別に悪くない!

フレディ:珍しい。ソニックがいいこと言ってる。

ソニック:俺、いいことしか言わない(笑)。

GM:(コロコロ)えー、そうしていると、「何だ? 今のでかい音は」と言って、ショーファーがGのドアから顔を出す。

バトラー:(芝居がかった口調で)「よう、久しぶり!」

GM/ショーファー:「ここで何してる?」

バトラー:黙らせるよ。ステッキとショットガンを突きつけて。

GM/ショーファー「冗談はよそうぜ、バディ」

バトラー:「いや、どうかな。冗談かどうかは、お前が決める」

ソニック:バトラー。あの、エレガントに(笑)。

バトラー:「主人のところまで案内しろ!」

GM/ショーファー:「い、いや、俺、主人がどこにいるか知らないんだけどさ」

バトラー:「俺は執事としては気が短い方だ!」(笑)

マキシム:おいおいおい。

GM:「ビリー、ビリー!」「何だ?」

フレディ:じゃあ、ガチャッ(銃を突きつける)。

GM/ビリー:「・・・・・。要求は?」

フレディ:「我々はここに囚われている、多くの罪のない人々を助けに来た。あなたの主人が、その首謀者であることは理解しているな。そして我々は、あなたに、大声を出されて、主人を呼ばれると困るんだ」

GM:「なるほど」因みに、ここは、ソニックがやった方がいい。

ソニック:だよね。ということで、善への誘惑。「協力してくれれば、ロケットレンジャーの一員として、きみの法的な措置も考慮しようじゃないか」

GM:振ってみて。頑張れー。

ソニック:はい。振りまーす。頑張りますよ?(コロコロ)ほら19。 ポシビリティ使います。(コロコロ)ほら18。

球太郎:うわー、すごい!

ソニック:ってことで達成値22。

バトラー:“援助”。「そうだな、俺も新しい主を見つける手伝いをしよう」

ソニック:ありがとうございます。

GM:そうすると、25まで上がるから、本性反転だ。「解った。 私も、さすがにここに初めて来て、色々考えるところもあった。口はつぐんでいよう。しばらくこの扉を閉じておけばいいんだな」

バトラー:「そうだ」

GM/ビリー:「因みに、主の部屋は、斜め前のその部屋(B)だ」

ソニック:「解った。ありがとう」

フレディ:「協力に感謝する」

バトラー:「まぁ、これを一本吸い終わるまでには終わっているよ」って葉巻を渡す。

GM/ビリー:「楽しませてもらおう」

球太郎:すごいなー。カッコいいなー。

海優:ドアを閉める前に、「おおきに」ってウィンクします。

GM/ビリー:「お嬢様も、御武運を。バトラー、終わったらまた飲もう」

バトラー:「ああ。俺の胃に穴が開いていなければ」

GM:では、ドアが閉まって、ガチャンというロックの音がする。

海優:「いやー、察しがよろしい方でしたなー」

バトラー:「いや、あいつはバカだ」(笑)

ソニック:「だが、人は変わるものだ。変わらない悪を絶ちに行こう!」

マキシム:「おう!」

海優:「変わらない、悪・・・か? 悪なんか?」まだちょっと未練たらたらな目。

ソニック:「あーくーでーすっ!」(笑)

フレディ:「なぁ、海優。考えてくれ。これだけのものを作れて、政府有数の研究機関と、魔法数学者を、手玉に取るくらいの人間だ。このナイルに何人いる?」

海優:・・・・・。

ソニック:「そうだな、ヤツが反省して、罪を償うというんだったら、考えてもいいんじゃないか」

フレディ:「いい男ってのは、アタシも同意するよ。ただ、いい男と、いい人間とは別だ」

バトラー:「ああ。もう奴は断頭台へ送るしかない!」

球太郎:「そうさ、男はあいつひとりじゃない! 姐さんだったら、 またホームランを打てるさ!」

フレディ:「・・・少年。少年はもうちょっと、女の子の扱いも覚えた方がいいよ」

球太郎:お、おおお、しまった。

フレディ:「ルールブックはない。頑張りな」

マキシム:あはは。

GM:はい。で、どうする?

ソニック:じゃあ、バーンといきますか! Bのドアを開けちゃってください。

 
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